正義は…





「…タ〜ス〜ク〜」

「ち…ちょい待ち!!中尉!俺、何もしてねぇっス!」

「うるせぇ!首だけ出して埋める!!」

「…ねぇ、キョウスケ。賭ける?」

「…分が無いものには賭けようがあるまい」

「…ごもっとも」





「ふ…。はははははは!…正義は勝つ!!」

「何が正義なんスか〜!!」

「うるせぇ!ガタガタ言うと首ごと埋めっぞ!!」

「そ、そりゃあんまり…」

「…そうそう、タスク。後、3時間位で満潮だからな。短い付き合いだったな」

「えええええええ?!」

「じゃ、クロ。満潮になる前に帰って来いよ」

「わかったニャ」

「…ま…、待って〜!カチーナ中尉〜〜〜〜〜!!」






「…タスク不幸ニャ」

 てしてしてしてしてし。

「…クロぉ〜…」

「でも、カチーナ、今は虫の居所が悪いニョよ。八つ当たりニャ」

「…ううっ…」

「満潮になったら誰か呼んで来てあげるニャ。それまで我慢ニャ」

「…満潮になったら死ぬって」

「大丈夫ニャ」

「?」

「ここはギリギリ満潮になっても水、来ないニョよ」

「へ、へぇ…(…よ…良かった…殺されないで)」

「後でレオナが差し入れ持って来るから、それまで居てあげるニャ」

「え?レオナが差し入れ?!」

「カチーナが埋める前に頼んでたの見たニャ」

「中尉…(じ〜ん)」

「レオナ、手料理作って持って来るニャ」





ビキッ





「…タスク?感動のあまり気絶したニャ?そんニャに嬉しいニョね。良かったニャ」

「……………」


END



ちっとだけコメント。
タスク不幸話。
カチーナ中尉万歳。
ちなみに、クロちゃんはレオナの料理の腕前を知りません。
シロと一緒にマサキを探してたからね。
さて。タスク・シングウジの明日はどっちだ?!
この話の元絵はこちらから。



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