アブラコウモリ出現!?
★w(゚o゚)w オオー! 何だ? コイツは!

  夜帰宅して、部屋の電気をつけると、突然黒い影が部屋を飛び回りました。
  「うわっ!ゴキブリか?」
  いえいえ、ゴキブリにしては大きすぎます。それに、羽音がまったく聞こえません。

  「コウモリだ~っ!」

  そいつが何ものか、認識できるまでに、そんなに時間はかかりませんでした。


追いかけろ!




キャッチ!
こいつが黒い影の正体だ!

★こいつの正体は『アブラコウモリ』!

  『アブラコウモリ』…東アジアの人家にすむ小型のヒナコウモリ科の哺乳類です。
  国外では中国・朝鮮半島・台湾、国内では本州から奄美大島・琉球まで広く分布しています。
  日本でもっとも普通に見られる住家性のコウモリです。
  体長約5cm、前腕長3.2~3.5cm、体重6~9gの、とても小さなコウモリです。
  ふつうは、木造・プレハブなどの建物の羽目板の内側や戸袋などにすみついています。
  鉄筋コンクリートの高層住宅の外に開孔する排気管の中にもすみついているようです。
  しかし洞窟や森林にはほとんどすまないので、一般に洞窟にすんでいるコウモリのイメージ
  からは、離れていますね。
  数頭から20頭、ときには100頭ぐらいの群れで生息していることもあるようです。w(゚o゚)w オオー!
  夕方、町中や小川の上を飛び回って、蚊などの羽虫を食べているのが、こいつらなのです。



★アブラコウモリの特長は?
  
  さわってみると、ふわふわでやわらかく、またとっても暖かくてびっくりしました。
  心臓の鼓動も速く、「トクトクトク…」という振動が指に伝わってきました。
  こんなに小さくても、ちゃんと生きているんだね。
   

アブラコウモリの羽と体

体中に、やわらかい体毛が生え
ていました。
羽は薄い幕のようで、何とも言え
ない、心地よい手触りでした。
細い血管がたくさん見えます。
羽の関節部分には、カギの
ような爪があります。
羽を閉じていると、足が異様に
長いネズミみたいですね。 


アブラコウモリの足と顔

後ろ足です。ちっちゃいけど、
ちゃんと5本の指がありました。
とがった耳・小さい目・そして、
鋭いキバ! う~ん、吸血鬼。


★さようなら! アブラコウモリ!
  
  アブラコウモリは、空中を自由に飛び回りながら、超音波に反応した羽虫を食べます。
  とても餌づけをできそうもないので、飼育するのはあきらめました。
  ちょっと雨が降っていましたが、夜空に放してやりました。
  アブラコウモリは、ひらひらと夜の闇に消えていきました。        (^.^)/~~~バイバイ