アリジゴクってなあに?
★アリジゴクって、どんな生き物なの?
  アリジゴク…脈翅目ウスバカゲロウ科に属する昆虫の幼虫です。
  神社の縁の下や納屋の土間など、乾いた砂の上に、すり鉢状の穴を作ります。
  幼虫の期間は、約2年間。成虫になってからは、約1ヶ月の寿命です。
アリジゴクの巣 アリジゴク軍団 アリジゴクの勇姿
★アリジゴクって、何を食べるの?
  アリジゴク…「蟻地獄」の名前通り、巣に落ちてきたアリなどの小昆虫を食べます。
  すり鉢状の穴に入ったアリは、砂で滑って、穴の最深部に落ちていきます。
  なかなか落ちない時は、アリジゴクが、穴の底からアリに向かって砂をかけて、
  落とそうとするのです。\(◎o◎)/
★体液を吸われたアリはどうなるの?
  体液を吸われて、ひからびたアリはどうなるでしょうか?
  実は、アリジゴクは、アリの死骸をアゴに乗せて、巣穴の外に跳ね飛ばします。
   
★アリジゴクの秘密紹介!
  顕微鏡(intelコンピュータ マイクロスコープQX3)を使って、アリジゴクを観察してみました。

アリジゴクの背中と腹
(約10倍)


※首の部分がかなり長いですね。
砂やアリの死骸をはねとばすために、
首の周りはがっしりしています。
体中に体毛がびっしり生えています。
この体毛は、砂の中で体を固定する
ために役立っているようです。


アリジゴクの顔と
アゴ(→キバ)の
先端の拡大写真
(約60倍)

※まるで、クワガタムシのように、
するどいアゴを持っています。
コイツに挟まれたら、アリは
逃げられないでしょうね。(;^_^A