ワンダープロジェクトJ2(C) 1996 エニックス・ギブロ・ミント
現在、任天堂64にて発売中
購入に至った経緯が「ときメモ」にものすごく似ている。買ってみてやってみて、そして最後にがっかりしてしまったゲーム。
このゲームを買おうと思ったいきさつは、「ときメモ」とまったく同じ理由だった。そう、TVCMを見た瞬間に「絶対ゲットだ」と心に決めていた。
当時はまだ任天堂64もなくって、ハードも買わないと行けないかと思っていたんだけど、たまたま購入を決めた翌日にパチンコで大当たりしてその景品でハードもこのソフトも両方手に入れることが出来てしまった。
このゲームと任天堂64を手に入れるのにかかった費用は3000円である。
運が良かったのだろう、一応私の中ではそういう事にしている。(ゲームボーイも同様の方法で手に入れている。こっちは2000円程度で手に入れている。)
実際に、このゲームを始めてから10分後には完璧にはまっていた。とにかく「ジョゼット」がかわいい。これに尽きる。色々と教えてその通り行動してくれるところを見ていると、こっちの心までが癒されてゆく。
ゲームの内容についてはご存知の方も多いと思うが、簡単に言えば、ギジン(ロボット)の女の子「ジョゼット」が一人と一羽でブルーランドにやって来るところから始まります。彼女は生きて行く上で必要な知識をあまり学ばないうちに生みの親であるジェペット博士と死に別れてしまったため博士の知り合いであるプレーヤーを頼ってブルーランドにやってきたことになっています。
プレーヤーは別の世界(現実のこの世界)からテレビを通して彼女の世界を覗き、彼女のインターフェイスロボットの「バード」に指示を出して彼女を一人前の人間として生活できるように導いていくというものです。
やっていくうちにジョゼットが色々と覚えていって感情が豊かになってゆくところを見ているのが本当に楽しいゲームです。
とくに、彼女が新しいことを覚えて喜んでいたり、プレーヤーに対して好感を持っていくれているようになってくれたときは、
顔中がにやけてしまって何時までも直らなかった。
自分に娘がいて、慕ってくれたときにもきっとこういう顔をしているんだろうなーと思う。
それくらい馬鹿になっていた。
彼女がどんどん成長してゆくとゲームの流れがちょっと変わってきた。彼女の成長というより彼女の持っている謎の回路についての話になってきたのだ。シリコニアン帝国なんて所が出てきて彼女の秘密を探るようなシーンが出て来たりして、なんか最初のころのゲーム内容とは違ってきてしまっている。
第2部になってゲームの内容は大きく変わってしまった。直接「ジョゼット」を操作してシリコニアン帝国に戦いを挑む内容になっている。
ストーリーも一方通行で、ただやらされているだけの感じがして、非常につまらなくなってしまった。(ストーリー自体は結構良いものを感じるんだけど、第一部に比べると・・・)
何これ?これじゃあただのアクション・アドベンチャーゲームじゃない。「コミュニケーション・アドベンチャー」ゲームじゃないの?
つ、つまらん。第2部になって思いっきり面白くなくなってしまった。確かに話しに「山場」と「落ち」は必要なのは認めるが、こんなにゲームのシステム変えちゃうと、それまでが面白かった人には非常につまらなく感じてしまう。第一部の内容が踏襲されてるならまだしも(学習内容によってパターンが変わるとか、操作方法は変わらずバードからの指示のみとか。)直接「ジョゼット」を操作するなんて今までの楽しみが全部吹っ飛んでしまう。もうちょっと考えて欲しかったような気がする。
というわけで、冒頭にも書いてあるように、最後に来てがっかりしてしまったゲームである。
しかし「ジョゼット」は大好きなので、現在ノートパソコンの壁紙は彼女のデスクトップユーティリティーより拝借して使用している。もちろんサウンドもである。(日高 のり子さんの声大好きです。)
不満は残ったものの、楽しくゲームを終了することが出来ました。私としては「ジョゼット」に出会えただけでも大変満足しております。しかしながら
その後任天堂64ではほとんどゲーム買ってない・・・(ゼルダシリーズだけは買ってますけど。)
現在の任天堂64は、
私の親が「ぷよぷよSUN」をやるためだけに存在しています。