ときめきメモリアル(C)コナミ 1994 1996

PCエンジンにて発売、その後、スーパーファミコン・プレイステーション・セガサターンなどに移植。サブストーリーも追加発売この時点でゲームボーイも追加になる。現在続編のときメモ2がプレーステーションから発売中。

ゲーム人生のターニングポイントとなった作品。ギャルゲー・トレーディングカード・カードゲーム・UFOキャッチャーなど各方面に興味を持つ原因を生んだ、私にとって衝撃の作品。

 このゲームについては私にはいろいろエピソードがあり、ここでは語りきれないくらいである。とにかくはまって一時周りが見えなくなったくらいである。最初にこのゲームをやってみたいなーと思ったきっかけは、スーパーファミコン版の「ときメモ」発売時のテレビCMを何気なく見てしまったときだった。
 後姿だと思ったけど、きら高の制服着た女の子が「来て・・・待ってるから」とナレーションしているのだが、このシーンを見て脳天に直撃がきた。次の瞬間「買おう」と思っていた。もう離れなかった。次の日には店先で買っている自分がいた。

 ゲームの内容は今更なので省略しますが、このゲームの世界観、わざとらしいほどの演出、そして最後のあの告白されたときの感動。どれをとっても最高のゲームだった。恋愛経験の薄い小生には言葉では表現できない感動に包まれた。

 さて、ゲームを買ってきて、とにかく始めた。とにかく爆弾が破裂しまくった。もう最後まで(たしか2月20日ごろまで爆発していたような気が・・・)それでも言い寄ってくる子とは一緒に下校してしまった。このときはまだ目当ての子とかは無くって、単純に「女の子には全てやさしく」がモットーだった。
 最終日になって、もう駄目だなと思っていると、なんと告白の手紙来てるよ。誰からだろうと思って、伝説の木の下に行くを選択し、わくわくしながら続きを待っていた。

誰だろうな、虹野さんかな結構好感度あがっていたようだし。ひょっとしたらいきなり藤崎さんかな?デート回数は一番多かったし、結構良い反応していたからな。どきどき。そしていよいよ告白だ。

3度しかぶつかってこなかった、館林見晴ちゃんだった。

 「何で?」これが最初の感想だった。当時は隠れキャラという概念など頭の中にはまったく無かったので、画面見てボー然としてしまった。

 最初でいきなり隠れキャラを攻略してしまった私。果たして運が良いのか悪いのか・・・
 この後再度挑戦するも、以後は誰も告白してはくれなかった。このゲームの厳しさをいやというほど味あわされる結果となった。

 それから数ヶ月後、友人と秋葉原の街中をぶらついていたときに、セガサターン版のときメモが売ってあるのを見かけた。スペシャル版を見てどうしても欲しくなってその場で衝動買いをしてしまった。
 当時はまだセガサターンを持っていないにもかかわらずである。当然ソフトだけでは何にも出来ないので、その家に帰ってからすぐにセガサターンを買うことになった。(本当は秋葉原で買うつもりだったんだけど、持ち合わせが無かった。)

私がセガサターンを買った理由はこのためだけなのである。

 仕事をするようになっていたので、そのころは欲しくなるとすぐに買ってしまうようになってしまった。もうこのころは周りが見えなくなってしまった。ゲーセンでときめもグッズが景品に並んでいると、もうたまらなく欲しくなって、3万も4万も突っ込んで狂ったように挑んだものである。おかげで私の部屋には数多くの「ときメモ」グッズで埋め尽くされてしまっている。

 さてセガサターン版の「ときメモ」だが、登場人物が喋るともうその魅力にどんどんと惹きこまれていった。何といってもスーパーファミコン版より攻略が簡単になったような気がする。あれほど苦労していたのに、サターン版だと面白いようにクリアーしていく。
 その中でどうしても攻略できなかったのが、スーパーファミコン版であっさりクリアーしてしまった。館林 見晴嬢だけがどうしても告白に来てくれなかった。もちろんデートもしてくれない。不思議なことである。やはりあれはまぐれだったんだろうな。

 ある程度やりこんで行くとだんだんとこのゲームはやりにくくなってきた。どうも最初のときの詩織の表情を見ていると悲しくなってくるのである。なんか怒っているように見えるのだ。ときめき度や好感度があがれば当然表情も柔らかくなるのだが、そこに達するまでがとってもつらい。ほかの登場人物たちはそんなに怒っているような表情を最初からはしてないので、ますます悲しくなってしまうのだ。

 一応、幼馴染の設定なのだから、最初からもうちょっとにこやかな表情から始めて欲しかった・・・

 ときめもグッズを買いあさっているうちに、ときメモのトレーディングカードを買い、これがきっかけで、トレーディングカードも私の趣味に加わった。その後、カードの収集だけでなく、カードゲーム(アクエリアンエイジ)にも興味を持つようになって、現在はこれも私の趣味の一つになっている。もちろん、ときメモ以外のギャルゲーにも手を出している。

 たった一つのゲームでこれほど自分の趣味が広がるのかと自分でも驚いている本当に思いで深い作品である。

余談 本当はほかにも色々とこのゲームに関する話はあるのですが、全部書いててると、これだけで1日は話が出来るくらいあるので、もし別の機会があれば書きたいと思います。本当にここに載せてあるのは、ほんの一部なんですよ。

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