スターラスター(C)ナムコ 1985

ファミコンにて発売。現在はPS「ナムコアンソロジーVOL..1」に再録されています。

 始めて3Dシューティングを体験したゲーム。あまりのカッコ良さに当分離れる事が出来なかった。思いで深いゲームの一つ。

 今では、すっかり影を潜めてしまっている感の強い「シューティングゲーム」。アーケードでもあまり見る事が無い様にも思えます。

 「シューティングゲーム」と聞いて、皆さんは何を思い出しますか?「スターソルジャー」「スターフォース」「ファンタジーランド」「ゼビウス」などなど、色々ありますが、私が「シューティングゲーム」で、真っ先に思い出すのが、この「スターラスター」なんですね。

 このゲームを最初に見たのは、やはりTVCMだったのですが、そのCMを見て愕然としてしまいました。
 なんだ!!この画面。3Dじゃないか!!
 そうなんです。このゲームの凄い所は、当時のファミコンで3Dシューティングを作ってしまった事なんです。

 当時、アーケードでは「アフターバーナー」の様な3Dシューティングは出ていたんですが、ファミコンでは2Dしかありませんでした。(少なくとも私が知っている限り。)

 ですから、このCM見た瞬間、その臨場感に圧倒されてしまったのを鮮明に覚えています。

 当然、すぐに買って来ました。最初は攻略本も読まないで一生懸命練習して、頑張ったのですが、なかなか最後のアドベンチャーモードがクリヤー出来ませんでした。
 機体の操作は結構簡単ですが、とにかく時間制限がきつすぎるのです。
 このゲームの最終目標は、敵の本拠地である「暗黒惑星」を破壊する事ですが、そこにたどり着くまでに8つの惑星を敵の攻撃から守りつつ、キーワードを集めて暗黒惑星の場所を突き止めなければならないのです。
 これがつらい!!はっきり言って1回では絶対に無理です。敵の部隊は10もあり、それが同時に惑星に攻撃をしかけます。こちらが2部隊やっつけてるとほかの部隊が惑星を破壊してくれます。そうなるとキーワード集めれないので、暗黒惑星は破壊できません。

 その後、攻略本買って研究しました。そして見つけた究極の攻撃方法。
 「必殺!!リセット攻撃!!」
 このゲームをクリヤーできるかどうか、それは最初の敵と惑星の配置図にあります。これはランダムに決定されているので、最初にマップが表示されたら即ポーズ。ここでゆっくり考えます。
 基本は、敵部隊が惑星や補給基地に4つ以上隣接している場合は即リセットボタン。別のマップを表示してまた考える。
 最初の5分はこれの繰り返し。これはクリヤーには絶対必要です。

 リセット攻撃を身に付けてからは、それはもう簡単に攻略出来る様になりました。
 最後に暗黒惑星を発見して、破壊した時には・・・
 思わずうれし泣き。感動でエンディングが終っても5分以上その画面をボーっと見つめていた。

 それからも何度も攻略して、そのたびに感動していました。

 その後、ナムコアンソロジーで再録されたので、こちらの方を買ってきて攻略したのですが、こちらには最大の欠点がありました。
 リセット攻撃が出来ません。PSなので、リセットボタンはありますが1度リセットしてしまうと、再立ち上げに数分かかってしまいます。とてもではありませんが待ってられません。
 更に!!もう一つ。「スターノイド」が呼び出せません。ファミコンでは2コントローラーのマイクを使うと呼び出せるんですが、PSにはマイクなんて有りません。現在も謎です。

 現在では、3Dシューティングなんて当たり前なんですが、当時としては本当に感動した物でした。このゲームを開発していただいたスタッフの皆さんには本当に感謝に絶えません。

 余談ですが、このゲームを買ったときにゲームについていたアンケート葉書を出したんですね。そしたらナムコさんから「スターラスター極秘資料」という攻略マニュアルを頂きました。コピーの粗末な物なんですが、なんか特別扱いされたようでなんか嬉しかった。

 少年時代はこんな簡単なものでも結構嬉しかったりする単純な少年だったんだな。

 戻る