リップルアイランド(C)サン電子・東海エンジニアリング 1988
ファミコンにて発売、現在はもう発売されてません。と思ってたら、プレイステーションで、サン電子メモリアルVOL.4にて復活!!みんな、是非買って遊んでください。感動間違い無しです。同時収録の「メタファイト」も面白いぞ!!
このゲームはサンクラブの会報で知りました。12年間捜しに捜しまくった、思いで深い作品。
上にも書いてありますが、このゲームを知ったのはデッドゾーンのときに入会した「サンソフトファンクラブ」の会報「サンクラブ」の新作紹介にて始めて知りました。
会報を見て最初に思ったのは、「キャルちゃんかわいいー!!」これにつきます。
真っ先に欲しいなーとまで思ったのですが、当時の私の小遣いではとてもではないが、ソフトは買う余裕は無かった。貧乏のなせる悲しさである。しかも私はこのゲームを発売しているところを一度も見ていない!!なんてこった。唯一目撃した記憶があるのは近所のレンタルビデオ屋のみである。
当時は近所のレンタルビデオ屋にファミコンのゲームの貸し出しも行なっていました。その貸し出しの中にあったのを見てるだけでした。借りようかなと思ったものですが、私としては「何時か新品を買ってやるぞ。」と心に固く誓っていたので、借りることもしなかった。
これが長い後悔の始まりとなった。その後レンタル屋からこのソフトは永久に消えることになった。貸し出しを止め中古販売されたらしい。知らない間に無くなってしまった。当時住んでいるところの近くにはまともな販売店は無くものの見事に無くなった。
せめてもの慰めに、サンクラブで通信販売していたペンケースを買って愛用していました。現在も愛用中です。コミケでも持っていって使用しています。もし、「リップルアイランド」と書かれているカンペンケースを見かけたら、その使用者は多分私でしょう。
サンクラブに入ったころ、サン電子のゲームが好きになってゆき、当時はそれ以外のゲームにも色々と手を出そうとした。「アトランティスの謎」「メルヘンヴェール」「マドゥーラの翼」「デッドゾーン」「メタファイト」などなど。どれもこれも登場人物のキャラクター設定がきれいでやってみたいなーと思ったものです。
ただ残念なことに、あまりメジャーなものが無かったらしく、ほとんどが手に入れられなかった。それに先ほども書いたが、貧乏でとてもではないがこれほど多くのソフトを買う余裕はまったく無かった。実際にプレイできたのは「アトランティスの謎」と「メタファイト」だけというて情けない状況だった。
数年後、仕事をするようになって金銭的余裕が出てきてやっとのことで、残りのソフトも購入することが出来るようになった。どれもこれも当時のファミコンゲームらしく楽しくあそばせてもらいました。
「リップルアイランド」も例に漏れず、手に入れることが出来たのは、平成12年になってからだった。発売から12年、良くもまあ捜したものだった。偶然中古ソフト屋で見かけました。見つけたときに思わず大きな声で「あったー!!」って叫んで、店中の注目を浴びてしまった。
そこでさらにびっくりしたのがその値段。
なんと8600円、最初に見たとき自分の目を疑って5分ほど心があっちの世界へと旅立ってしまった。
しかしここで逃すと二度と手に入らなくなると思って速攻で購入。喜びに包まれて家に帰った。
早速家に帰って電源オン!!予想通りグラフィックが綺麗だ。当時にファミコンとしてはすばらしい出来だ。それ以上に気に入ったのは、このストーリーの良さ。すばらしい秀作だ。
内容は、アイコン操作のアドベンチャーゲーム。小さな島のリップルアイランドに突然現れた「魔王ゲロゲール」を倒すために旅立ったカイルとキャルの物語である。魔王を倒すといっても、殺伐としたシーンは一切無く、全体的にほのぼのしている。
また、たどった道筋によって、エンディングが分かれるマルチエンディングも採用している。ただし、真のエンディングは一つだけど。その真のエンディングの内容にこれが感動するんだよね。終わったとき、思わずジーンと感動していた。
ところが、これがまた難しい。新のエンディングにたどり着くまでになんと3週間もかかってしまっていた。どうしても3っつある神器のうち、一つが見つからなくって、さまよいつづけてしまった。
実力で見つけることが出来ずに、ついにギブアップ。仕方ないので、インターネットのHPを色々検索してやっと攻略法を見つけました。
いざ攻略法を見つけて改めて最初から始める。
部屋中に吹き荒れるかんどーの嵐。苦労した甲斐があった。良かった本当に良かった。
最初から最後まで約30分もあれば終わってしまうような短いゲームなのだが、その30分にものの見事に感動が詰め込まれている。皆さんにもぜひやってもらいたいものである。私なんかが表現できるような感動ではありません。
でもあの「ゲロゲール」の言葉は、名古屋人でないと理解できないような気がする・・・