2009年夏の放浪杜の都周辺放浪ツアー
やっぱり、画像の数がとても多いので全部が表示されるまで時間がかかるかもしれません。気長に待ってください。
目標 水戸線・常磐線・仙台空港鉄道・仙石線・石巻線・気仙沼線・三陸鉄道(南リアス線)・釜石線・阿武隈鉄道・磐越西線・只見線・飯山線に乗ること。かんなぎ順礼を行う事。5日あるからいっぱい乗ったな。
今年も5連休が頂けましたので、青春18切符で5日間放浪する事を決めました。一応とある聖地を順礼しようと思ってこのツアーを計画しました。宿の予約が面倒だったので、杜の都を基点に放浪する事にしました。
平成21年8月20日21日
移動行程 自宅→名古屋→東京→上野→小山→水戸→いわき→仙台→仙台空港→利府→仙台
今回の目的地は仙台です。理由は東北方面の鉄乗りはほとんど行ってないので、かんなぎ順礼を兼ねて東北地方の鉄乗りを行おうと思ったからです。
さて出発ですが、名古屋から移動では時間がかかりすぎます。(本線だけなら十分間に合うんだけどね、もうその路線は乗っているので、出来れば別ルートで移動しようと思ったから。)いつもなら、前日夜に東京まで「急行銀河」で移動と言う手を使うのですが、銀河は廃止・・・夏休みだけの運行の「ムーンライトながら」(18切符を使うならこれが一番有利)を使用しようと思ったら、こちらは満席・・・
仕方ないので、前日夜の最終の「のぞみ」に乗って夜の家に東京まで移動して、朝に18切符で移動と言う事にしました。
20日夜仕事が終わった後名古屋駅から「のぞみ」に乗って東京へ、深夜の東京に到着後、アキバのネットカフェへ、そこで朝まで時間をつぶします。
21日朝、アキバから山手線で上野へ、そこから東北本線に乗って一路小山へ。もちろんそのまま東北本線で、仙台まで移動してもいいのだけど、それは前にやったから此処から別路線に乗り換えです。
小山駅から乗った水戸線の電車です。
此処から東北本線に別れを告げ、「水戸線」(注釈1)に乗り換えます。此処から一路水戸へ、そこから常磐線に乗って仙台に向かいます。東北本線結構な人でしたが、水戸線は乗客も少なく、座りながらのんびり移動できました。
水戸に到着後、そのまま「いわき」行に乗り換え常磐線に乗ります。上野から水戸までの常磐線は、すでに乗っているので、これで常磐線は全線制覇です。
水戸から乗ったいわき行きの列車です。
いわき駅到着後、昼食。仙台行きの列車を待ちます。ここからぐっとローカル度が上がります。車両も少なく乗客も更に減ります。ただ、仙台に近づくにつれて段々と乗客は増えたんですけどね。
仙台到着。宿は此処なので、このまま降りてもいいのだけど、時間はまだ有るので、ここから後2本路線に乗ります。
まずは、「仙台空港」(注釈2)行き。JRの路線ではないので、18切符は使えません。切符を買って乗り込みます。
平日夕方の仙台流石に乗客が多い。
通勤帰りのお客さんを途中で降ろしながら、20分ほどで仙台空港到着。もちろんすぐに引き返してもいいのだけど、せっかくだから空港見学です。
仙台空港行きの普通列車です。東北本線から仙台空港行きの路線に移ります。前に仙台訪問したときは仙台空港への鉄道は無かったので、今回が初乗りです。
で、こちらが仙台空港の展望デッキからの風景です。仙台空港にはオープンデッキが無いようで、滑走路は此処からしか見れませんでした。
適当に空港内をぶらぶらして予定の時刻に仙台行に乗ります。仙台駅に到着後乗り換えて今日の最終目標地へ。
今日の最終目的地の「利府」駅です。前回来た時は乗ってなかったので、今回来ました。
特に見るところも無いので、そのまま折り返して仙台へ。今日はこのまま宿に向かって終了です。仙台駅周辺もかんなぎ聖地なのですが、それは後日ゆっくり回ります。
もちろん夕食は、牛タン定食です。
せっかく仙台来たんだから牛タンは食べないとね。
平成21年8月22日
移動行程 あおば通→陸前高砂→多賀城→石巻→女川→小牛田→仙台
2日目です。この日も鉄乗りですが、それだけでは有りません。
仙台に来たのもこれが目的。かんなぎ巡礼です。
今回仙台をメインに据えたのはかんなぎの聖地が仙台に有ると聞いたからです。で、鉄乗りついでに巡礼地を巡ろうと思い、2日目の行程に聖地巡礼を入れてます。ただし全部を回ると時間が足りないので、鉄路線で回れるところをメインに回ります。
ところがこれが大後悔の1日となるのです・・・
まずは宿から「あおば通」へ。此処から仙石線(注釈3)に乗ります。
早朝の路線なので人はまばら、仙台市内のとある駅まで移動して電車を降ります。 まず最初の聖地が此処です。
巡礼で最初に選んだのが此処「陸前高砂駅」です。作品中は「神薙駅」として登場してます。
この周辺に何箇所かのポイントが有るそうなので、歩きながら探します。と言うことで見つけた場所を数枚載せてみます。ただし予定の電車は1時間後です。それまでに出来るだけのポイントを抑える事にしました。本当ならもっと時間割きたかったのだけど、この後の巡礼ポイントへの移動と、鉄乗りの時間を考えると計画段階では1時間が限界でした。仙石線はこの先の東塩釜から先の電車が極端に減ってしまうので。
最初が駅の傍の自転車置き場です。
此処はすぐに見つかります。
そのすぐそばの踏切。
作中では正面の標識が斜めになってましたが、まっすぐに直ってました。
上の踏切と自転車置き場の中間です。
ここに地下通路の入り口がかかれてました。
地下通路は架空だったんですね。
上記の写真とは反対側の踏切です。
踏み切り上からの撮影です。
駅周辺はこれでおしまい。駅前広場とかもシーンに登場してるのですが、通勤通学客の結構人が多かったので撮影は断念。実際ホームにもどんどん人がやってきます。これらの撮影も結構苦労しました。
さて後2時間ほど朝食をコンビニで済ませて残りのポイントを探します。全部周辺らしいのですぐに見つかると思いきや・・・
全然見つからない!!
歩けど歩けどそれらしいところが見つかりません。七北田川は見つかりましたが、ポイントの川原や橋は見つかりません。結構橋も多くってどの橋がお目当てなのかも良く判らない。更に結構距離がありそうで徒歩では時間かかりすぎます。
うろうろ歩いているうちに時間はどんどん過ぎていって、あっという間に2時間経過。電車の到着時刻が来てしまった。
仕方ないので駅に戻って鉄乗りの再開、それともう一つの聖地に向かいます。まあ此処は又来る事も有るのでその時見つけようと思います。次の聖地のほうがもっと移動が大変だし。
「陸前高砂駅」から東塩釜行に乗り2つ先の「多賀城駅」で降ります。本当はもう一つ先の「下馬駅」の方が近いのですが、そこからでは交通手段が無いので、市の中心の「多賀城駅」で降ります。
此処での目的の場所は七ヶ浜町の鼻節神社(注釈4)、ナギ様のお社が有った神社です。
此処こそ聖地巡礼のメイン!
ここに行かずして聖地巡礼は語れない。しかし!鉄乗りで此処へ来るにはちょっと厳しいのが調べている内にわかってきた。
まずバスが無い!案内では路線バスが有るような事かいてあったが、HP調べても出てきません。よって時間がわからない。さらにバス停からもかなりの距離があるように書いてある。これでは使えない。
仕方ないので、タクシー使って移動する事になるのだが、料金や時間がどれくらいになるのかも判らない。そこで時間はたっぷりと6時間。お金もそれなりに用意してタクシーに乗り込みました。
駅前をちょっとうろついてバスを確認。やはり路線がありません。コミュニティーバスはありますが、本数が極端に少ない。やはり使えない。で、予定通りにタクシーに乗って移動開始です。
「鼻節神社までお願いします。」
運転手さんに頼み移動開始。40分ぐらい色々はなしながら、七ヶ浜町へ移動します。
はい到着。森の中に静かに佇む鳥居が見えてきました。駐車場は2台分ぐらいしかなく、車で来るのも一苦労しそうなところです。
参拝終わるまで待ってますよとは言われましたが、撮影とポイント探しに時間がかかるかもしれないので、次の電車の時間に間に合うように来て下さいとお願いしてタクシーには帰ってもらいました。
これが大失敗!!
早速鳥居をくぐって境内に入ります。静かな山の中の境内です。参拝者誰も居ません、聞こえるのは蝉の声だけ。8月の土曜だというのに順礼者もいなければ参拝者もいない。一人さびしく移動です。撮影は楽だったんですけどね。
鼻節神社の入り口の鳥居です。
此処から長い石段を登って入ってゆきます。
駐車場はこの左隣なのですが、
山道の傍らゆえにとっても狭いです。
しばらく進むと道が2つに分かれます。看板には「右・表参道」と書いてあります。
そりゃ礼儀として表参道から行くべきだよね。
迷う事無く右へ。ところが・・・
何じゃこの獣道は!!
雨でぬれた山道は滑って危険。しかも急な下り道、何度転びそうになったか。途中で蜘蛛の巣が顔にかかる。本当にこっちでいいのか?蛇とか出てこないだろうな。などと不安になりながら移動。途中何度か引き返そうかと思ったけど、此処まで下ると返って登る方が恐ろしい。頑張って一歩ずつ下る。
そういえばネットでも「表参道」は大回りで大変だよって書いてあったのこの時点で思い出した。
根性入れて下る事10分ようやく第2の鳥居発見。どうやら間違ってなかったようだ。隣からは波音が聞こえてきます。鳥居からちょっと先に向かうと海が見えます。
第2の鳥居の横から望む海岸です。
タクシーの運転手さんの話では、
ここで釣りする人も多いようです。
鳥居をくぐり、最初よりさらに長く急な階段を登ります。さっきの下りで足に力入れてたおかげで、もう両足パンパン。これはキツイ。汗をだらだら流しながらようやく登った。目の前に見える境内と狛犬。
着いた此処だ。間違いない此処だ。さあ早速ポイント探しだ!
社から参道の方へのアングル。
有名なシーンですね。
作中では奥の狛犬はありません。
振り向くと御社があります。
作中ではこの御社が取り壊されていたわけです。
正面の社から奥の社との通路です。
この木1本のようですが実は2本です。
作中ではこの辺に御神木がありました。
この木ではありません。微妙に場所が違います。
社近くの参道です。
此処から左側が登ってきた階段
正面奥が別の参道です。
帰りは奥の参道を通ったのですが・・・
さて大体のポイントも抑えたし、撮影も終了したのでかえるとしますか、行きとは違いもう一つの参道を通ると進む。1分ほど歩くと別の道と合流し、くだりの階段と鳥居が見えます。
あれ?此処って・・・
あれ?と思った場所。
分かれ道の看板には、
「右・表参道」と書かれてます。
まさかとは思うけど、いや実際そうなんだけど、此処って最初に階段登った時の分かれ道・・・
表参道必死で歩いた私の努力は・・・
聖地巡礼をお考えの方へ表参道は通らない方がいいです。マジで。どうしても歩きたい方は雨の日を避け、靴も運動靴で挑んでください。服装も考えた方がいいです。
入り口に着き時計を見ると、9:30。タクシーの待ち合わせは13:00。
3時間30分私は何すればいいの?
うわー失敗した。こんなにあっさり終わるとは思っても見なかった。鳥居の前に佇んで待っても良いけど蚊に刺されるだけだし。(実際刺されました。)町に行ってどこか休憩できるところか、散歩して時間つぶそうと思って歩き出します。
国道まで出てバス停の時刻を見ても全くバスは無く歩いて移動することしか出来ません。バス停に地図がかいてあるので、それを見てとりあえず公園が有る様なのでそちらに向かって歩き出します。途中休めるようなところがあればそこで休もうと思ったのですが・・・
特に休めるような喫茶店も無くひたすら歩くだけ。(海水浴場は沢山あり海の家も有るけどここに入ったら絶対盗撮野郎と誤解されるから、間違っても近づけない。)ただ「かんなぎ」で町興しと言うのは本当らしく、町のお店や郵便局にはポスターとか貼ってましたね。
郵便局の掲示板に貼ってあったポスター。
町の商店や多賀城駅にもありました。
ご覧の通り7月後半からはイベント有った様ですが、
私が訪問したときは終了して静かな町になってました。
2時間ほどうろついたけど、休めるところも無く(公園は草ぼうぼうで、蚊が寄ってきそうで、断念。)結局海水浴場から遠く離れた堤防でボーっと海を眺めて時間をつぶしました。それでも2時間ほど歩いたんですよ。
13:00近くになったので、痛い足を引きずって再び神社へ。着いたらタクシーもう来てました。すぐに乗り込んで多賀城へ戻ります。運転手さんも表参道に行ったようで、凄いねなどと話してました。
多賀城近くになって昼食の話題となり、おいしいラーメン屋さんが駅近くに有ると言う事で、そちらに連れて行ってもらいそこで昼食を取り駅に戻りました。
聖地巡礼も終了此処からは鉄乗り三昧です。
「多賀城駅」から再び仙石線に乗ります。1時間ほどで終点。仙石線全線制覇です。
終点「石巻駅」です。
石ノ森章太郎先生の出身地と言うことで、
漫画で町興しの町です。
駅もそうですが、街中も色々あるようです。
せっかくだから街中も散策したかったけど、時間が無いから断念。次の列車に乗り込みます。
仙石線の次は石巻線(注釈5)に乗ります。石巻線は小牛田⇔女川間の路線で、石巻はその途中にあります。よってまずは女川に向かいます。
女川駅に着いた石巻線の列車です。
帰りも同じ列車に乗り込んで小牛田に移動です。
30分もしない内に「女川駅」到着です。
で、こちらが女川駅の全景です。
すぐに引き返しちゃうんだけどね。
「女川駅」を出発し石巻線と東北本線の接続駅の小牛田駅に向かいます。今日の予定はこのまま仙台に向かって終了です。1時間30分ほど移動して小牛田駅そこから東北本線で仙台駅へ今日の予定は此処まで。宿に戻って痛い足を休ませます。
時間配分を全く間違えて思いっきり後悔した1日になってしまった。
陸前高砂駅にもっと時間を割けばよかった・・・
宿に帰って明日の予定を確認したのだけど、時間間違えてるよ・・・列車の接続が出来てない。プランのやり直しだ・・・
平成21年8月23日
移動行程 仙台→気仙沼→盛→釜石→花巻→仙台
3日目です。東北本線はローカル線が多いので、この日も仙台に帰ってくるルートで鉄乗り計画を立てます。
が、昨夜プランのミスを発見し、接続が出来てない事に気づき慌てて修正したプランになりました。当初は6:30ごろの出発でしたが、これを止め8:00発の快速に代えます。その分朝の時間が出来たので、仙台市内の巡礼を先に行う事にしました。
仙台市内の某所です。
歓楽街です。
この辺の風景も沢山登場してますが、
このような歓楽街とは縁が無いので、
恐ろしくて撮影できませんでした。
カラオケ屋のモデルとなったお店です。
此処へ行けばナギ様達はおろか、
こなた達にも会えるかも・・・
ちなみに場所は前の写真の場所の近くです。
でも内装は違う場所らしい。
此処から駅に向かいます。駅前のアーケードや駅前の場所がこれまた登場してます。歩きながら、その場所探して撮影。朝早いということもあってどこも人はまばらで、撮影も楽でした。夜に到着したときは何処も人だらけでしたからね。
アーケード街の中のゲームセンター。
2階は、とらのあな。
ゲームセンターの有るアーケード街の入り口(仙台駅側)です。
アングルが反対側になってしまいました。
仙台駅に到着。バスターミナルからの撮影です。
左側が仙台駅です。
仙台駅に到着したので、朝食を採り、目当ての列車の発車を待ちます。
今日の目的は気仙沼から釜石経由で仙台に戻る事です。
仙台発気仙沼行きの快速に乗り込んで、東北本線・石巻線を経由して気仙沼線(注釈6)へ。
気仙沼行きの快速です。
本来はこれよりも早い列車に乗る予定でしたが、
乗り継ぎ計算間違えてこちらになりました。
本当だったら、1時間は早く着いた予定だったのに・・・
「気仙沼駅」に到着です。
気仙沼といえばもちろん、ふかひれ!!
食べる気満々だったのですが、列車の待ち時間が当初の1時間30分から20分に減ってしまいました。
お店を探す時間も食べる時間も無い!
ううせっかく来たのに。仕方ないから駅の売店でこれ買いました。
駅の売店で買ったふかひれスープと、
ふかひれ酒用の乾燥ふかひれです。
撮影は、この後乗った三陸鉄道の車内での撮影です。
20分後、大船渡線を下る盛行の列車が発車。リアス海岸を北へ移動しながら、「盛駅」へ向かいます。この辺りから路線はリアス式海岸の沿岸を走るので、「トンネル」と「入り江」を何度も何度も繰り返す光景が続きます。当然駅は入り江に出た所にあります。
1時間ほど揺られて「盛駅」に到着です。
盛駅です。JRは此処まで。
此処から先は、三陸鉄道になります。
「盛駅」に到着して駅舎を出て、すぐ隣の「三陸鉄道」(注釈7)の「盛駅」の改札に向かいます。此処からは18切符は通用しないので、「1日乗車券(南リアス線)」を購入し、三陸鉄道に乗ります。時刻表によるとレトロ調列車との事ですが・・・
三陸鉄道のレトロ列車です。
車内はレトロ調です。
おかげで座席が少ない・・・
さっきのふかひれ写真はこの車内で撮影です。
お客さんが写っちゃったので、ちょっといじってます。
確かにレトロ調です。そして乗客も結構多い。特に途中からツアー客が団体で乗り込んだので満員です。地元の方が車内販売まで行ってます。
定刻どおり発車。リアス式海岸に沿うように進んでゆきます。
三陸鉄道の沿線風景。
こんな感じの入り江とトンネルが繰り返し続いてます。
賑やかな車内を過ごす事50分。列車は「釜石駅」に到着します。「三陸鉄道」は此処まで、此処からは再びJRです。釜石線に乗る為に、改札を出ますが・・・
おおお、こ、これは・・・
釜石駅に貼ってあるポスターです。
言わずと知れたお二人です。
釜石駅の改札は売店となっておりました。ありすグッズが一杯です。当然オタな私なので、お買い物です。とは言ってもそんなに荷物になるものは買えませんので、こんなの買ってきました。
その名も「久慈ありすイラストそのまま煎餅」
南部煎餅にイラストが書かれてます。
お土産用に2袋買いました。
時間が近づいたので、JRの乗り場へ。此処から仙台に向かって「釜石線」(注釈8)に乗ります。
釜石駅ホームです。
釜石駅からは山田線と釜石線が延びてますが、
今回は釜石線に乗ります。
釜石から「快速はまゆり」に乗り途中の「花巻駅」に向かい、此処から東北本線に乗って仙台に帰るのですが、乗っている列車の中で考える。
このまま予定通りだと、仙台到着は19:30過ぎ結構遅くなる。普通ならそれでもいいのだが、
そういえばまだ青葉城見てないよな・・・
と思い、出来ればちょっと早く戻って宿に帰る前に青葉城寄ろうと思った。
そこで花巻駅に到着後、東北本線で北上駅へそこから、東北新幹線に乗って一足早く仙台駅に戻る事にした。これで1時間は稼げるからその時間で青葉城見に行こう。
仙台到着、バスターミナルへ移動。此処からバスで青葉城へ。前回来たときは、歩いて城址まで移動し坂道を延々と登った事があるが、今回は移動も楽チン。30分ほどで到着しました。
バス停から城址後へ移動して、早速護国神社へお参り。
参拝終了してお守り買った後、前方に絵馬の奉納場所が目に飛び込んだ、そこを見てみると・・・
うわ、これは又凄い!
絵馬に描かれたイラストの凄い事。鷲宮や白川郷の神社でも見てきたけど、ここは違う!属性が違う!
恐るべし「戦国BASARA」
参拝終了後はやはりこちらを見ないとね。
青葉城といえばやはり伊達政宗ですよ。
夕闇背景の伊達公もかっこいいです。
バスの発射まで時間があったので、
お店で仙台牛の串焼き食べました。
美味かった。
青葉城も見れたので、帰りのバスに乗って仙台市街へ、そのまま宿に戻って3日目終了です。
平成21年8月24日
移動行程 仙台→槻木→福島→郡山→会津若松→小出→長岡
4日目です。此処からは帰りの行程になります。真直ぐ帰れば1日で帰れますが、当然そのような事はしません。乗った事の無い路線を乗りながら、帰るのが当然。
まずは磐越東線(注釈9)と磐越西線(注釈10)を乗る予定で、いわき行きの電車に乗ろうと思ったら、
あれ?また時刻表の見間違いがある・・・この列車に乗ったら常磐東線に乗れない。もちろんその先も列車は無く・・・
はい計画やり直し。
時刻表とにらめっこ。磐越東線は諦めて、東北本線経由で磐越西線を目指す。ただし、そのままでは意味が無いから、途中から阿武隈急行(注釈11)に乗るか。これなら郡山で予定通りの列車に乗れる。
ホームを移動して東北本線の列車へ。「槻木駅」へ移動してそこから阿武隈急行線へ。
阿武隈急行の列車です。
東北本線と違い乗客はやはり少なめ。
此処から福島向かうには東北本線の方が早いしね。
槻木から阿武隈急行線で福島駅に移動です。単線なので、やはり移動は時間がかかります。最初は人もまばらですが、福島に近づくにつれ段々乗客も増えてきました。
福島到着。此処からまた東北本線に乗り換えて、郡山に向かいます。「郡山駅」に到着し、磐越西線に乗る為にホームを移動。
郡山から乗った「快速あいづ」です。
贅沢にも指定席券買って乗りました。
此処からは当初の予定通り。会津号で「会津若松駅」に向かいます。本当はもうちょっとの喜多方に寄って本場の喜多方ラーメン食べるのが夢でしたが、時間的に無理なので諦めです。そちらにはまた別の機会に訪問します。
磐梯山を見ながら移動して「会津若松駅」に到着。1時間後に発車の只見線(注釈12)の列車を待ちます。喜多方ではないけれど、ラーメン食べて出発を待ちます。
会津若松駅前の「あかべこ」と、白虎隊の像です。
列車の発車時刻も近づいたので、ホームへ移動。此処から只見線に乗り、「小出駅」に向かいます。
ホームには、同じ会津若松から路線が延びている会津鉄道の列車が止まってました。
左側の写真が会津鉄道(注釈13)の「AIZUマウントエクスプレス」(右側)
左側は喜多方方面への磐越西線の普通列車です。
会津鉄道から乗り継いでいくと、上野まで行けます。
右側の写真がこれから乗る只見線の列車です。
普通のローカル線ですが、鉄乗りにはよだれ物の路線です。
会津鉄道の列車が出た後に、只見線の普通列車が到着しました。早速乗り込み発車を待ちます。
会津盆地の中をゆっくり走るのは最初だけ、やがて新潟との境の山間部を走り出します。そして途中の「会津宮下駅」に到着。10分ほど停車します。運転手さんが降りて駅舎の方へ歩いて行きます。そしてその手に持っているのは・・・
あ、タブレット(注釈14)だ!ここでも使ってるんだ。でも対向列車は無いはずなのだが・・・駅舎で駅員さんとタブレットの交換をしてます。そして駅舎の中に見えたのが・・・
閉塞機です。
鉄道博物館で見たことはあるけど、
現行の物を見たのは初めて。
見た瞬間涙で視界が一瞬ぼやけました。
閉塞機だ!!
まさか現行の物が見れるとは。感動のあまり思わず立ちすくむ。
この只見線、交換する駅が多くこの先も何箇所かの駅でこの装置が設置されていてタブレットの交換してました。
過去に放浪したところでタブレットの交換は見たことありますが、これほど長い区間でのタブレットの交換は見たこと無かったので感動です。できればそのまま現役で使って欲しいものです。(鉄道会社にしてみれば非効率だろうけど。)
鉄道マニアとしても嬉しかったのですが、この路線風景も素晴らしかったです。
路線が山間部に入ってからは、只見川沿いに、また新潟に入ってからは、破間川沿いに路線が延びています。山間部では川沿いに路線が延びるという事は良くある事なのですが、只見川はダムが多いらしく、途中途中の風景がダム湖沿いになりとっても綺麗です。多くの乗客が一生懸命写真とってました。
途中の「会津川口駅」のホームから左が新潟方面、右が会津方面です。写っている列車は、会津方面の対向列車です。
こんな感じのダム湖が所々で見られます。
ああ素晴らしき日本の車窓。
写真は撮ってませんが、風景を堪能します。
やがて新潟県に入り路線は山間部を抜けるため、どんどん下ってゆきます。車窓は山から田園風景へと変わってゆきます。そして終点の小出駅に到着です。小出駅からは上越・信越線経由で長岡駅に到着しこの日の行程を終了します。
長岡到着のころはもう帳が下りて真っ暗です。駅は宿の近くなので歩いて移動しそのまま休みます。
平成21年8月25日
移動行程 長岡→十日町→戸狩野沢温泉→長野→松本→名古屋
最終日です。帰りの行程2日目となります。
新潟から長野経由で名古屋に帰る事にします。
普通なら信越本線ですが、此処はやはりローカル線を通って帰るのが18切符の醍醐味。まずは十日町行きの列車で、飯山線(注釈15)を経由して帰ります。「十日町駅」に到着しそこから戸狩野沢温泉行に乗り換え飯山線をさらに進み、「戸狩野沢温泉駅」から長野駅に向かいます。
十日町駅と戸狩野沢温泉駅です。
両駅とも飯山線の駅です。
長野駅到着後、此処から篠ノ井線・中央本線と経由して名古屋に帰るのが、予定です。ところが、篠ノ井線の普通列車を待つと相当の時間がかかり名古屋に着くのも遅くなってしまう。別に名古屋に帰るだけならそれでも良かったのだが、明日は仕事なので、早めに帰ろうと思い、篠ノ井線だけ「しなの号」に乗り松本に移動。此処から中央本線を名古屋に帰る予定でした。これなら15:00頃には名古屋に帰れる。
で、「しなの号」に乗って1時間ほど移動するのですが、車内でちょっと考える。
せっかく松本まで行くのだから、ちょっと寄り道してもう一つの聖地に寄りたいな・・・
松本は11:50着そこから信濃大町まで移動してタクシーで木崎と往復(信濃木崎までの電車が減ってしまったから木崎から乗ると遅くなってしまう。)すれば19:00ちょっと前には名古屋に帰れるか・・・
などと皮算用し、悩んだ挙句訪問する事にしました。
何回も訪問している聖地木崎湖です。滑り台が老朽化のために使用禁止になってました。星湖亭の方に聞いたら修理だそうで、撤去は無いそうです。良かった。毎回お付き合いくださって本当に有難うございます。
松本到着後、大糸線に乗り換え信濃大町へ。駅前でタクシーに乗ってゆーぷるへ。あまり時間無いから星湖亭とキャンプ場を訪問してちょこっとお喋りして帰りのタクシーから信濃大町駅から松本駅へ、そこから中津川行に、中津川到着後名古屋行に乗って今回の行程は終了です。
色々訪問出来て充実した5日間でした。
最後に今回使った切符達です。一部は回収されちゃってますが、これらの切符にお世話になりました。
今回使った切符。
上段左から「青春18切符」「三陸鉄道1日乗車券(南リアス線用)」「快速はまゆり指定席券」
下段左から「あいづライナー指定席券」「特急しなの乗車券・指定席券」です。
TOPOの豆知識
注釈1「水戸線」
小山〜友部を結ぶ単線電化の路線。水戸線とは言ってるが、路線の途中に水戸駅は無い。また水戸市内も走らない。ならば何故水戸線か?元々は水戸鉄道と言う会社が作ったのが由来だから。こういう路線は他にも数線ある。
注釈2「仙台空港行き」
正式名称は仙台空港線。運行会社は仙台空港鉄道(株)である。もちろん第3セクター。路線は名取〜仙台空港までだが、列車は仙台駅まで乗り入れている。空港へ向かう人と途中の駅を利用する通勤通学客で賑わっている路線でもある。
注釈3「仙石線」
あおば通〜石巻を結ぶ路線。あおば通から東塩釜までは複線で東塩釜から石巻までは単線で電車の本数もぐっと減る。また途中で東北本線と交差するが接合駅も無くそのまま分かれて行くという珍しい路線。途中松島海岸も通り観光にも使われている路線。
注釈4「鼻節神社」
宮城県七ヶ浜町に建立する神社である。猿田彦命を祭っている神社で古くから祭られている由緒正しい神社の一つ。今回はかんなぎのモデルとして訪問した聖地の一つです。
注釈5「石巻線」
小牛田〜女川を結ぶ単線非電化のローカル線。石巻は途中にあります。石巻で仙石線、前谷地で気仙沼線と分岐してます。気仙沼線の列車は大半小牛田駅から石巻線を経由して気仙沼に向かってます。
注釈6「気仙沼線」
前谷地〜気仙沼を結ぶ単線非電化のローカル線。ほとんどの列車は、石巻線の小牛田駅から発車して気仙沼に向かう。また、仙台から快速南三陸号も1日2本走っている。前谷地側から山間部を走り、途中からリアス式の海岸部を走る路線でもある。
注釈7「三陸鉄道」
北リアス線と南リアス線の二つの路線を持つ第3セクター鉄道。元々は久慈線・宮古線・盛線がJRから。さらに建設予定の路線とあわせて、現在の路線となった。
地方路線の宿命と言うべき赤字に悩む路線でもあり。物販業務にも力を入れている。特に有名なのが、赤字を食べるという事で、「三鉄赤字せんべい」が有名。さらに本文中で紹介した、鉄道娘グッズも多数販売中。
注釈8「釜石線」
花巻〜釜石を結ぶ単線非電化のローカル線。銀河ドリームラインと言う愛称もついている。前進は岩手軽便鉄道と言って宮沢賢治の銀河鉄道の夜のモデルとなった路線。故にこの愛称がついている。
盛岡〜釜石間に「はまゆり」と言う快速が3往復運行されている。
注釈9「磐越東線」
いわき〜郡山間を結ぶ単線非電化のローカル線。元々は平郡東線・平郡西線と言う二つの路線が繋がって現在の名称になる。ただし全線を繋いで走る列車は少なく小野新町〜郡山間がとっても少なく今回断念したのはひとえにこの間の列車が少なかった為である。ちなみに磐越西線はローカル線ではなく幹線扱いである。
注釈10「磐越西線」
磐越東線でも書いたが、こちらは幹線であり会津若松・喜多方などの観光地を結ぶ重要な路線。
郡山〜新津を結ぶ単線電化の路線である。
観光用にSL走らせたり、特急車両での快速も運行している(今回乗ったあいづライナーがそう)。
途中で猪苗代湖の横を通ったり磐梯高原のそばを走ったりと風景も素晴らしかった。(途中で降りちゃったからその先はわからないけど。)
注釈11「阿武隈急行」
槻木〜福島を結ぶ、第3セクターの鉄道線。国鉄の路線として建設中の丸森線を引き継ぐ形で開業。単線電化の路線。最近では東北本線との直通運転もされている。
注釈12「只見線」
会津若松〜小出を結ぶ単線非電化のローカル線。本文でも書いてある通り只見川・破間川沿いに路線が延びる。只見川はダムが多くそれぞれの駅に各ダム湖などの観光案内が載ってます。
全線に渡って景観がよく、いろんなアンケートで上位に位置した事もある。
注釈13「会津鉄道」
旧国鉄会津線を引き継ぎ成立した単線非電化の第3セクター路線。西若松〜会津高原尾瀬口を結ぶ。会津エクスプレスは会津若松発なので、会津若松〜西若松までは只見線を走る事になる。
会津高原尾瀬口から野岩鉄道・東武鉄道と直通運転を行い、乗り継げば上野まで移動する事も可能。ちなみに野岩鉄道も建設中の国鉄路線を引き継いだ第3セクターである。
注釈14「タブレット」
詳しいことは「紀勢本線1周の旅」を参照してください。単線における信号の役割を果たすものです。今回は博物館とドラマでしか見たことの無かった閉塞機が見れたので、とっても興奮してしまった。
注釈15「飯山線」
越後川口〜豊野を結ぶ単線非電化のローカル線。日本有数の豪雪地帯を走る路線。本文でも写真を載せたが野沢温泉などの温泉地の横も走る。また豪雪地帯と言うことも有ってスキー場も近くに多い。なお長野側は全列車、長野発で運行されている。
今回もまたウィキを頼ってしまった。詳しくはそちらを見たほうがいいと思いますよ、多分正しいから。