団員のひとりごと 第1回

担当 : 第二バイオリン 川上

カメ、事始め

二ヶ月程前から銭亀を二匹飼い始めた。
名前は、まだない。一緒くたに”カメ君たち”で済まされている。
かみさんの手前、娘が欲しがったという話になっていて、娘はとんだ濡れ衣をきせられてしまった。(^^;)

最初は、こちらの無知も手伝って、「カメだけじゃ寂しかろう」とメダカを10匹ほど同じ水槽に入れてやったら、近くを泳ぎまわるメダカ群にカメ君たちがどうも神経質になっているようなので、3匹を残してメダカ達は他の水槽に移した。
カメ君たちは、近くに寄ってくるメダカをパクンと食べようとするので、うーんさすがに肉食だな、、と感心しておったのもつかの間、翌日水槽を覗いてみるとメダカが一匹しかおらず、他の2匹は行方不明に。石の下や草の陰にもおらず、察するにカメ君たちに食べられてしまったようだ。これを機に、メダカとカメ君たちは別居させることにした。

二匹のカメ君たちにも”個性”があって、一匹はワンパクでよく動き回り、持ち上げようものなら手足をバタバタさせて暴れる暴れる!もう一匹は比較的おとなしく、最初はどっか具合でも悪いのか、、と思ったが、そうでもないようだ。
餌は乾燥小エビと乾燥糸ミミズを主にやっている。朝、水を替えて小エビをカメ君たちの周りに撒いてやると、ワンパクな方は糸ミミズの方が好きなようで、盛んに首を持ち上げて糸ミミズを催促してくる。乾燥糸ミミズを小さく切ってワンパクの前に出してやると、肌色の口の中を見せてパクン!、、、と喰らいついてくる。カメのような決して高等とはいえない動物でも学習能力はあるようで、彼らは以後、もっぱら小エビの後に出てくるであろう糸ミミズをこよなく楽しみにすることとなる。
それにしても、カメ君たちは餌を食い散らかすためか、水がすぐに汚れてしまうのが難。水が汚れてくると、カメ君たちは水を飲まなくなるので要注意だ。

めっきり秋らしくなってきた今日この頃、変温動物のカメ君たちは朝の涼しい間は、めっきり動きが鈍くなってきた。お日様にあててあげると、だんだん動きが活発になってくる。カメの越冬の方法には二通りあるようで、一つは砂などを用意して冬眠させる、もう一つは水槽を暖めて冬眠させないで育てる。冬眠させた場合、管理が悪いと死んでしまうこともあるとのことで、うちでは暖めておいて冬眠しない方にしようと思っている。

銭亀は大きくなる、大きくならない、、、といろいろな話を聞くのだが、真相はよくわからない。あんまり大きくなっても飼う場所に困ってしまうが、せっかく飼い始めたのだから彼らの寿命がちゃんとまっとうできるように手をかけてあげたい。
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