Hemmi 2664 (初期型)

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Note




裏尺


スケール詳細

表左

表右

裏左

裏右


裏尺

Note

この尺の滑尺に付いている三角関数の目盛りは TI1, TI2, SI2, SI1 と4種類付いています。TI1 と SI1 が通常の目盛りで、 TI2, SI2 は6°以下の微少角度の為の物です。
詳細に見ると TI2 尺はもっと複雑で、2°以下の目盛りが無く、その代わりに右半分には 70°〜45°の目盛りが有ります。 つまり、2°以下では Tan と Sin は値が非常に近いので SI2 で代表し、空いたところに Tan 45°以上の目盛りをつけました。

この尺では表側の A 尺にも工夫が見られます。この尺では A 尺は左半分しかなく、右半分は折りたたんだ L 尺になっています。
もともと B 尺が無いので A, B 尺を使った連続計算は出来ないわけで自乗の値を読む程度なら半分の A 尺で D, DF 尺から読める わけです。同じように Log の値も D, DF 尺を使って読み取ろう、とわけです。

この尺はいわゆる Occupied 物で、戦後から 1950 年代の前半に制作された物です。

 

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