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計算尺入門 |
私が学生だった頃は大体の計算は計算尺で、ちょっと精度の必要な場合は丸善の7桁(?)対数表を使いました。
1970 年代だったと思いますが、「電卓」が開発され、特に関数電卓の出現で計算尺はあっと言う間に姿を消しました。 精度の上ではせいぜい3桁程度ですが、計算尺は数式の意味を理解し、桁取りを頭で計算してやる必要があり、ある意味では思考の訓練も出来た道具でした。当時使っていた計算尺はどこかへ行ってしまいましたが、当時へのノスタルジアをこめて、少しですがコレクションを始めました。 豆知識: 計算尺のサイズは 4, 5, 10 インチと有りますが、いずれもスケール(目盛)の長さで表示します。またインチといっていますが実際には米国産でもセンチで、例えば10インチ尺は正確に 25.0cm のスケール長です。 私のコレクションと計算尺に関する話題が 計算尺別館 に有ります。是非ご訪問ください。
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標準サイズ 10インチの標準型です。 (写真をクリックすると詳細ページへ行けます。) |
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![]() Novo Biplex
ドイツ Farber Castell 社製。計算尺の歴史の末期に作られたモデルで、これまでに考案されたほとんどの尺を含み、究極の計算尺ともいわれています。2/83N と全く同じスケール・セットを持った5吋尺 62/83N も有ります。スケールは表側が上から T1, T2, K, A, DF [CF, B, CIF, CI, C ] D, DI, S, ST, P、裏側が LL03, LL02, LL01, LL00, W2 [W2', CI, L, C, W1'] W1, D(LL0), LL1, LL2, LL3 で合計30種類です。 |
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竹製の一般用両面尺です。スケールは表側が上から DF [CF, CIF, CI, C] D, L、裏側が K, A [B, TI2, TI1, SI] D, DI で合計15種類です。この尺は 2000年に、ちゃんとした店で新品を購入したものです。 |
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この尺は通信技術用で、通信機器設計のための特殊なスケールを裏面に備えています。扱うコイル、コンデンサの値は範囲が極端に広いので、桁取りの計算のための工夫もついています。これは実は私が学生時代に使ったモデルですが、紛失してしまいましたが、最近入手出来た物です。スケールは表側が上から L, db, DF [CF, CIF, CI, C] D, LL3, LL2, LL1、裏側が A, L [C, SI, TI] D, λ(Lambda), F で合計19種類です。裏面の "L", "C" はコイル・コンデンサの計算に用いられる尺で、通常の L, C 尺では有りません。 |
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竹製の機械技術用両面尺です。スケールは表側が上から LL/1, LL/2, LL/3, DF [CF, CIF, CI, C] D, LL3, LL2, LL1、裏側が L, K, A [B, T, S, ST, C] D, DI, LL0, LL/0 で合計24種類です。 |
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Keuffel & Esser社のかなり古い(1920頃)尺で、マホガニー製です。 |
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K+E 社の尺で、マホガニーをコアに使っています。セルロイドで全体を包まないで横に木目を出したデザインはしゃれていて、私の好きな尺です。 |
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米国 Pickett社の尺で、同社独特のアルミ製です。この尺は白色 (whiTe)ですが、目にやさしいと同社が言う黄色の(Eye Saver-ES)モデルも有ります。 |
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Post社の計算尺は日本のヘンミからのOEMです。このモデルは米国愛好家の間で「常用したい尺の部」で第一人気だそうです。竹製で、スケールは、表側上から LL0, LL/0, K, DF [CF, CIF, CI, C] D, R1, R2, L、 |
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リコー、竹製で、スケールは、表側上から LL1-, LL2-, LL3-, DF [CF, CIF, CI, C] D, LL3, LL2, LL1、 |
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