★2001年 6月12日 KUSU KUSU「ねぼけ」ライブ 下北沢CLUB Que★
<整理番号:262>

時はちょっと遡るんだけど、4月12日。
ぴあで取ったこの「ねぼけ」のチケットを手にした瞬間、印字された「KUSU KUSU」の文字を見ただけで泣きそうな気分になってました。
また彼らに逢える日が本当にあるなんて。そしたこのチケットはその日逢うための約束のようなもの。

私にとっては7年ぶりのKUSU KUSUです。
わくわくしながらも実はヒソカに「おじさんになってたら、どうしよう?」とか「幻滅しちゃったらどうしよう?」 などど失礼な心配もしていた私。(同じだけ年を取ってるっていうのにね〜)
そうこうしているうちに開演時間はどんどん迫ってきます。
Queははじめてのハコなので、予備知識のないまま会場に入りました。
思った以上に狭く、半分よりも後ろにいたのに「こんなに近くで見ちゃっていいのかしら?」って思うくらい。

19:00をちょっと過ぎた頃、SEが聴き覚えのあるモノ(途中で「マブレ」だとわかりました)に変わりメンバーが登場!!
SAYちゃん、まことくん、MUくん、次郎くんの順だったかな?
みんな7年前と変わってないんです〜一気に時が遡った感じ。
衣装は白地に模様の入った民族衣装っぽい感じ。活動停止ライブ「LAST ZOUK」の時のものに似ている気がしました。
次郎くんとMUくんはかぶりもの(?)も被ってました!
あ、でも。MUくんには顎に髭が・・・(これには途中で気付いた・・・)登場時は「あ、前と同じ髪型だわ〜」くらいしか見てなかったからちょっとビックリ。
ライブは楽しい「森のスーパーマーケット」からスタートです。

・・・実は相変わらず次郎くんのMCもてんこ盛りだったため、どこで何のお話をしてくれたのかはさっぱり覚えていません(爆)
なので、MCと曲順などが前後すると思うけど、その点はご了承くださいね。
とりあえず1番はじめのMCで「おはよう!!」って言ってたような・・・
とにかく前半から楽しく懐かしい(ってみんな懐かしい曲なんですけど)が次々と演奏されます。
「バレバレ」の出だし、「アラーソーバーギ〜♪」って部分をメンバーみんなで唄ってたんだけどなかなか上手く行かなくて、 というかなんか笑っちゃって何回もやり直してました。
この時、「あ、やっぱりみんなおじさんになってるかも」なんて思ってしまいました。(ごめんなさい!) だってなんか声が間延びしたおじさんって感じだったんだもの・・・
そして次郎くんもアコギを持って「猿のいびき」、「おかえり」と続きます。
「猿のいびき」の間奏部分では次郎くんがおもちゃのラッパでメロディを唄ってました。

このあたりのMCでかな?メンバーの近況とか話してくれたのって。
SAYちゃん、まことくんはそれぞれ「オレンジズ」や「コルコバード」で活動してて、次郎くんはソロでやっていること、そしてMUくんはなんと茨城県に農園を買って有機野菜を作っているなんてことを教えてくれました。
MUくん以外の活動はネットでも知ることが出来ていたのだけど、MUくんだけはわかんなくてすごく気になっていただけにこの近況報告には驚きましたが、でもそれがとってもMUくんらしく思えました。
それからどこで話してたのかわかんないけど、長野でのイベントでスポンサーにオープニングでスキーの板を持って出てって言われてイヤだったこととか、 曲のつなぎでドラムのリズムをバックに次郎くんが踊って、後で「コサックダンスが上手ですね」って言われたとかの「KUSU KUSU時代の苦労話」とかもしてくれました。

さて、またまた「チャンネルキング」からノリノリの曲が続きます。 が、さすがにメンバーにも息切れが(笑)そしてもちろん私も息、切れてます・・・やっぱり同い年だよ、次郎くん。
Liveも終盤、「当時はいろいろ言われたりして、一時は大キライでした。でも今は大切な宝物です」というMCから「オレンヂバナナ」へ。
どんなに疲れていても、この曲が流れてきちゃえば体は自然に動いてしまうんです。
そして本編ラストは「世界が1番幸せな日」
当時から大好きだったけど、本当になんて素敵な曲なんでしょうね。
そんな日が来ることは夢かも知れないけど、それでもこの唄はずっと大切にしていたいよね。

アンコール。ここで話してくれた次郎くんの言葉が今回のLiveでは1番心に残っています。
「10代、20代前半のみんなの中にはいつも俺たちがいたと思います。本当にどうもありがとうございました。」
(ちょっと言葉は違うかも)
そうなんです。あの頃は本当にKUSU KUSUが大好きでいつもKUSU KUSUがそばにいてくれたんだよね。
そしてそれは私たちの方がお礼を言いたいこと。どれだけあなたたちに助けられ、励まされ、優しさを貰ったことか・・・
「いつもこんな気持ちで音楽をやって行きたい」というようなMCから「今日はなんていい日だ」
この曲を聴きながら、唄いながら、何故だか涙が出てきてしまいました。
いろんな思いを通り越して、心にす〜っと染み込んでいくような感じでした。
そしてラストはやっぱりこの曲、「あなほり」です。
みんなで唄って跳んで楽しかった!私は持っていくのを忘れてしまったんだけど、クラッカーがいろんなトコで鳴っていて ホントに昔のまんまだよね。
歌詞の通り、今日は新しい「誕生日」かも知れないね。
「おやすみ!」という言葉を残してメンバーはステージを去ってきました。

7年ぶりに逢ったKUSU KUSU。やっぱり彼らはKUSU KUSUだったね。
Live前の私の不安なんて全部吹き飛ばしてくれました。
確かに演奏面では「あれ?ここって違うんじゃ?」とか思った部分もあったし、歌詞を間違っちゃったりしてたけど、 今日はそんなこと全部含めて楽しい夜でした。
7年間って決して短い時間じゃないと思う。あの時の思っていた未来は今みたいに荒んだものではなかったもの。
だけど今だからこそ、彼らの優しい音楽が流れてて欲しいなって思います。
次郎くんもMCで話していました。KUSU KUSUの音楽を聴いていると優しい気持ちになれるって。 本当にこんなに時間が経った今でも色褪せることなく、彼らの音楽はキラキラしています。すごく優しさをくれるんです。
バンドブームでいろんなバンドが溢れてた当時に彼らと出逢えて、今、またこうして同じ時間を過ごすことが出来たこと、とても幸せでした。
でも今回集まることが出来たのは、ファンの中でもごく一部だと思います。
メンバーにとっても私たちファンにとってもKUSU KUSUが宝物なのは同じこと。
そしてみんなにも「今」があるから、そうそう集まることが出来ないのも仕方のないこと。
だけど、それでもまた近いうちに「ねぼけ」てください。
次郎くんは「次の目標は何年か後に子供を連れてくること」って言ってたけど、それはもうちょっと先に目標にしようよ。
まだまだみんなも体力があるうちに、ぜひまたこうやって幸せな時間を過ごさせてください。
次郎くんが言った言葉「俺たちは終わらない!!」すごく嬉しかったです。ずっとずっと信じてますね。
そして、こんな素敵な時間を共有できたメンバー、スタッフのみなさん、そしてファンのみなさん、本当にどうもありがとうございました。

そして最後になりましたが、私の拙い文章におつきあいくださったあなたに感謝します。

 

♪セットメニュー(順不同)♪
OP.マブレ
森のスーパーマーケット
雲の海
子供達へ
ヘッドヒカラセ
バレバレ
猿のいびき
おかえり
チャンネルキング
鉄の森
くじらと夏
GO
花咲華人
オレンヂバナナ
世界が1番幸せな日
<encore>
今日はなんていい日だ
あなほり


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