本の感想part1

ストーリーは文庫の裏の紹介文の写しです。

A すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 森博嗣 講談社文庫社 714円 発行日 1998年12月15日 ISBN4-06-263924-6 C0193

・ストーリー
   孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。
   彼女の部屋からウエディングドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。
   偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人の挑む。
   新しい形の本格ミステリ登場。
   
・感想
   全体的に理系っぽい文章が続いて少しだけ難解な文章。
   知らなくても問題なくおもしろいと思うが、コンピューターのことを少し知っているとよりおもしろい。
   
   

  (2001年12月読了)


A チョコレートナイト 鈴木直人 創土社 1200円 発行日 2001年12月30日 ISBN4-7893-0112-5 C0076

・紹介(オビより)
   巨匠帰還!
   「パンタクル」「ドルアーガ」から十年余。
   日本最高峰と謳われた天才が今ここに復活。
   君はゲームブックを知っているか。小説のようでいてただの小説ではない。
   サイコロを使う本を知っているか。物語は君次第でいくらでも変化する。
   読む順番が変わる本を知っているか。お願いします。あとがきから読まないでください。
   てゆうか主人公ネコ?すみません。勘弁してください。
・感想
   久しぶり(約十年ぶり)に出た鈴木直人の新刊。
   内容はパズル中心で、どちらかというとゲームブックをやったことのない初心者にむいている。
   手軽さにこだわったみたいでアドベンチャーシートも無く、メモ用紙1枚でできる。
   初心者向けの出来だけあって、マップ作りなどの要素がないのでゲームブックをやりなれている人には少し満足できないかも知れない。
   後、ページをめくるには新書では大きすぎる気がしたので文庫で出して欲しかったと少し思う。
   でも、全体的には良くできていると思うのでおすすめ。
   

  (2001年12月読了)


B 七日間の身代金 岡嶋二人 講談社文庫 552円 発行日 1998年7月15日 ISBN4-06-263824-X C0193

・ストーリー
   プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千晶と要之介。
   ある日富豪の後添いとなった友人から、弟と先妻の息子が一緒に誘拐されたと相談を受ける。
   身代金の受け渡し場所は、どこにも逃げ場のない湘南の小島。にわか探偵と化した二人は犯人を追うが・・・。
   誘拐と密室の二重の謎に挑む傑作青春ミステリー。
   解説、斉藤純
   

・感想
    第一印象はテレビのサスペンス劇場に出できそうな設定だと思った。でも、別にそういうわけではない。
    密室トリックはなるほどと思ったけどちょっと古い時代のトリックに感じる。
    でも、あまんりおもしろくはなかったから大して書くことがないや。
   
  

  (2001年12月読了)


A 陰陽師 夢枕獏 文春文庫 476円 発行日 1991年2月10日 ISBN4-16-752801-0 C0193

・ストーリー
   平安時代。闇が闇として残り、人も鬼も、もののけも、
   同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息を潜めて一緒に住んでいた。
   阿部晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。
   死霊や生き霊、鬼などの妖しのものを相手に、
   親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。
   
・短編タイトル
   「玄象とうふ琵琶鬼のために盗らるること」
   「梔子の人」
   「黒川主」
   「蟾」
   「鬼のみちゆき」
   「白比丘尼」
   
・感想
   いろいろな不思議な話があっておもしろかった。
   昔の話をただ書き直したわけではないようだ。
   でも、ある意味何でもありの話の展開ではあった。
   
   
   

  (2001年12月読了)


A 光の帝国 恩田陸 集英社文庫 495円 発行日 2000年9月25日 ISBN4-08-747242-6 C0193

・ストーリー
   膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから───。
   「常野」から来たといわれる彼らには、皆それぞれ不思議な能力があった。
   穏やかで、知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。
   彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?
   不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集
   解説、久美沙織
   
・短編タイトル
   「大きな引き出し」
   「二つの茶碗」
   「達磨山への道」
   「オセロゲーム」
   「手紙」
   「光の帝国」
   「歴史の時間」
   「草取り」
   「黒い塔」
   「国道を降りて・・・」

・感想
   久しぶりにおもしろかった小説。
   不思議な能力を持っている、と聞くと大体すごい能力で大活躍する話かと私は想像してしまうが、そうではなかった。
  能力を持っているだけで(使わないで)特別な意味があると思える。    たまに、どこかで聞いたような話のオチでもとてもおもしろく読める小説があるが、これもその一つ。
  ただ、最後の方でネタが無くて少し苦しい話もある気がする。
   ちなみに「光の帝国」と言ってもSF話ではない。
  

  (2001年11月読了)


B 人質カノン 宮部みゆき 文春文庫 476円 発行日 2001年9月10日 ISBN4-16-754904-2 C0193

・ストーリー
   「動くな」。
   終電帰りに立ち寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。
   事件の背後に都会人の孤独の人間模様を浮かび上がらせた表題作。
   タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、町の片隅、日常に潜む選りすぐりのミステリー七編を収録。
   解説、西上心太
   
・短編タイトル
   「人質カノン」
   「十年計画」
   「過去のない手帳」
   「八月の雪」
   「過ぎたこと」
   「生者の特権」
   「漏れる心」

・感想
   最初は大きな事に思える事件だが、蓋を開けてみると何のことはない普通の結末と言う感じの話。
  ただし、その事件に関わっている人たちの心の変化はよく書かれている。
   読み終えて少ししてから良さが分かりそうな作品。
  

  (2001年10月読了)


B 水車館の殺人 綾辻行人 講談社文庫 540円 発行日 1992年3月15日 ISBN4-06-185099-7 C0193

・ストーリー
   古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。
  そして妻は幽閉同然の美少女。
  ここに胡散臭い客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く!
   密室から男が消失したことと、一年前の奇怪な殺人とは、どう関連するのか。
   驚異の仕掛けを潜ませた野心作。
  
・感想
   「十角館の殺人」に続く館シリーズの第2作。
  推理物ですが「十角館」よりは意外性がなかった気がします。
  
  

  (2001年9月読了)


A 十角館の殺人 綾辻行人 講談社文庫 580円 発行日 1991年9月15日 ISBN4-06-184979-4 C0193

・ストーリー
   半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。
  島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。
  生き残るのは誰か?
  犯人は誰なのか?
   鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。
  
・感想
  初めて読んだ綾辻行人の作品。
  内容は「そして誰もいなくなった」と同じような状況での殺人です。
  「そして誰もいなくなった」は読んだことがあったので犯人は分かるかも知れないと少し期待しながら読んでいましたが、
  やはり全く分かりませんでした。
  この本だけでもおもしろいですが、「そして誰もいなくなった」を読んでから読むとさらにおもしろいでしょう。
  

  (2001年9月読了)


A R.P.G. 宮部みゆき 集英社文庫 476円 発行日 2001年8月25日 ISBN4-08-747349-X C0193

・ストーリー
  ネット上の疑似家族の「お父さん」が刺殺された。
  その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。
  合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上警部と「クロスファイア」の石津刑事が再開し、2つの事件の謎に迫る。
  家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?
  舞台劇のように、時間と空間を限定した長編現代ミステリー。
  宮部みゆきが初めて挑んだ文庫書き下ろし。
  
・感想
  最初の20ページくらいで登場人物が(「模倣犯」と「クロスファイア」を読んだことがなかったので)よく分からなくなって
  読むのを止めようとしたが、途中からおもしろくなった。
  あとがきで、ミステリーとしてはルール違反と書いてありましたが、ミステリーとかにあまりこだわりはないので
  わたしはそんなに気になりませんでした。
  ネットを使って家族の絆について書いてあります。
  

  (2001年8月読了)


A クラインの壺 岡嶋二人 新潮文庫 590円 発行日 平成五年一月二十五日 ISBN4-10-108012-7 C0193

・ストーリー
  ゲームブック原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の
  制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌の見てやってきた少女、高石梨紗とともに、
  謎に包まれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人が
  ゲームだと信じていたそのシステムの実体は・・・。現実が歪み虚構が交錯する恐怖!
  
・感想
  この話のアイデアは今では何となく古くさい感じがしましたが、とてもおもしろかったです。
  書き方がよいのでしょうか?かなりおすすめです。
  

  (2001年8月読了)


B 華胥の幽夢 小野不由美 講談社文庫 648円 発行日 2001年7月15 ISBN4-06-273204-1 C0193

・ストーリー
  戴国驍宗の命で漣国へ赴いた戴麒を待っていたのは。
  芳国仲韃への大逆の張本人月渓に慶国王陽子から届けた親書とは?
  才国の宝重華胥朶華朶に託された理想の王国への憧憬の行方は。
  そして、楽俊、十二国はいま──。
  短編集。
  
・感想
  日常に置き換えられそうな問題が書かれている。
  でも何か理想的すぎる感じがする。
  
  

  (2001年7月読了)


B スキップ 北村薫 新潮文庫 743円 発行日 平成十一年七月一日 ISBN4-10-137321-2 C0193

・ストーリー
  昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の近くの女子高二年。
  それは九月、大雨で運動会の後半が中止のなった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけて目を閉じた。
  →→目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。
  独りぼっちだ──でも、わたしは進む。心が体を歩ませる。顔を上げ、《わたし》を生きていく。

・感想
  普通の日常(状況は普通ではないが)を普通にすごしている。
  あまり展開に変化がない感じなのでいまいちだった。
  

  (2001年7月読了)


A 超・殺人事件 推理作家の苦悩 東野圭吾 新潮社 1400円 発行日 2001年6月20日 ISBN4-10-602649-x C0393

・ストーリー
   パロディーか皮肉か謎解きか。笑いの裏にいささか毒を潜ませて、昨今の出版業界をメッタ斬り。
  推理作家の超舞台裏を描く短編集。これは全てフィクションです!
  (新潮社新刊案内より)
   
・短編タイトル
  「超税金対策殺人事件」              (おすすめ)
  「超理系殺人事件」                (おすすめ)
  「超犯人当て小説殺人事件(問題編・解答編)」
  「超高齢化社会殺人事件」
  「超長編小説殺人事件」              (おすすめ)
  「魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)」
  「超読書機械殺人事件」

・感想
   東野さんが昔書いた「毒笑小説」等と同じでブラックな笑い満載です。
  話は全て題名の通り推理作家の苦悩を題材にして書かれています。
  東野さんもこんな事があったのでしょうか?

  (2001年6月読了)


B 99%の誘拐 岡嶋二人 徳間文庫 571円 発行日 1990年8月15日 ISBN4-19-56136-2 C0193

・ストーリー
  昭和五十一年、カメラ、OA機器メーカー・リカードの開発事業部長・生駒洋一郎が、四十
  三年前におきた息子慎吾の誘拐事件の手記を残して病死した。昭和六十三年、リカードの武藤社
  長の孫・葛原兼介が誘拐された。しかも、パソコン通信を使って!?犯人からの要求は、十億
  円のダイヤの原石。そして、運搬役に指定されたのは、リカードの入社していた生駒慎吾だったのだ!
  たのだ!吉川英治文学新人賞受賞の傑作推理!
  
・感想
  完全に推理小説でした。
  コンピューターを使ったすごい犯罪です。
  トリックはよかったですが、人物の描写がいまいちな気がしました。

  (2001年5月読了)


A 片思い 東野圭吾 文藝春秋 1714円 発行日 平成十三年三月三十日 ISBN4-16-319880-6 C0093

・ストーリー
  「なあ、あの頃は楽しかったよな。
  自分は昔、こんな大人になりたかったわけじゃない。
  ただ目の前の敵を倒すことだけを考えていた頃が懐かしいよ。」
  帝都大アメフト部のOB西脇哲朗は、十年ぶりに
  かつての女子マネージャー日浦美月に再会し、ある「秘密」を告白される。
  あの頃の未来にいるはずの自分たちは、変わってしまったのだろうか。
  過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描く傑作ミステリー。(オビより)
  
  「あいつは俺にとっては女なんだ。あの頃も、そして今もー」
  旧友美月と再会した哲朗は、彼女
  が性同一性障害で現在は男として
  暮らしていると告白される。美月
  は他にも大きな秘密を抱えていた(新刊紹介より)

・感想
  性同一性障害一つの考えが書かれていました。
  それについては説得力があり、とてもおもしろかったのですが、
  最後は本のわずかだけ強引な気がしました。
  犯人当て(推理)はメインではないようです。
  かなりおもしろいのでおすすめです。

  (2001年5月読了)


A 黄昏の月 暁の空 小野不由美 講談社文庫 714円 発行日 2001年4月15日 ISBN4-06-273130-4 C0193

・ストーリー
  登極から半年、戴国再興に燃える泰王ぎょう宗。反乱鎮圧のために自ら赴いた王の悲報に、
  留守を預かる幼い泰麒は衝撃を受け、大鳴動とともに忽然と姿を消した。
  王と麒麟を突然失い、偽王の圧制が始まった戴。
  その行く末を案じ将軍李斎は命を賭けて景王陽子に会うために空を翔るが・・・・・・。




・感想
  いろんな制限の元で主人公がいろいろ悩む。
  少し漫画チックで人物に理想的すぎることがある気がした。

  (2001年4月読了)


A 星界の戦旗L 家族の食卓 森岡浩之 ハヤカワ文庫 560円 発行日 2001年3月15日 ISBN4-15-030660-5 C0193

・ストーリー
  ジントとラフィールを乗せた軽武装貨物船(ボークビルシュ)は、一路ハイド星系をめざし平面宇宙を航行していた。
  <三カ国連合>艦隊の撤退により帝国領の復帰したハイド星系を、ジントが伯爵として正式に統治するためだ。
  だが、故郷である惑星マーチィンの領民政府は、頑強に帝国への帰属を拒んでいた。
  一方、新たな艦種ー襲撃艦によって構成された第一蹂躙部隊もまた、戦技演習のためハイド星系へと向かっていたが・・・・・・。




・感想
  なれないうちは訳の分からない単語が多く、読みにくい。
  なれてくればおもしろいのですらすら読める。
  状況描写がいまいち分からないところもあった。

(2001年4月読了)


C説明上手になる本 高嶌幸広 PHP文庫 648円 発行日 1998年6月15日 ISBN4-569-57154-9 C0134

・内容
  自分の言いたいこと、考えていることを、筋道を立ててわかりやすく、
  しかも正確に伝えられるかどうか。
  その技術の有無が、ここ一番の人生を決定することがある。
  まして相手を説得し、納得させなければならないビジネスの世界では、
  説明上手になることは成功の必須条件といってよい。
  説明のメカニズムから説得能力の高め方まで、説明上手になる秘訣を徹底解説したビジネスマン必読の一冊。


・感想
  ここに書いてあることをちゃんとやれば少しはうまくなりそうだけど、
  やっぱりかなりの努力が必要そうだ。
  しかも今の僕はビジネスマンではないのであまり役立たなそう。

  (2001年4月読了)


Bターン 北村薫 新潮文庫 590円 発行日 平成12年7月1日 ISBN4-10-137322-1 C0193

・ストーリー
  真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。
  気がつくと、自宅の座椅子でまどろみながら目覚める自分がいた。
  3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。
  が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。
  そしてどんな一日を過ごしても、定刻が来ると一日前の座椅子に戻ってしまう。
  ターン。いつは帰れるの?
  それともこのまま・・・・・・だが、150日を過ぎた午後、突然電話が鳴った。

・感想
  一日が繰り返す。そこには誰にもじゃまをされない自由な時間がうまれるが、
  果たしてそれは幸せなのか?
  今、何をやりたいか分からない人、何もやりたくない人に読んで欲しい。

  (2001年3月読了)


B眠りの森 東野圭吾 講談社文庫 524円 発行日 1992年4月15日 ISBN4-06-185130-6 C0193

   加賀恭一郎シリーズ。
  美貌のバレリーナが男を殺したのは、本当に正当防衛だったのか?
  華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。

  いまいち盛り上がりに欠ける。

  (2001年3月読了)


Aパラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾 講談社文庫 743円 発行日 1998年3月15日 ISBN4-06-263725-1 C0193

   「記憶の中の過去」と「本当の過去」が違う!?
  「夢の中の過去」を手がかりに敦賀は自分のおかした「真実」を探る。

  一風変わったラブストーリー。

  (2001年3月読了)


B僕にお月様を見せないで2背中のイモムシ大行進 阿智太郎 電撃文庫 530円 発行日 2000年12月25日 ISBN4-8402-1696-7 C0193

  (2001年2月読了)


B僕にお月様を見せないで1月見うどんのバッキャロー 阿智太郎 電撃文庫 510円 発行日 2000年10月25日 ISBN4-8402-1628-2 C0193

  (2001年2月読了)


B東京魔人学園双龍変 今井秋芳 プレリュード文庫 524円 発行日 1998年9月1日 ISBN4-584-38112-7

   ゲーム「東京魔人学園」の番外(?)。
  ジャンルは「学園伝奇ジュヴナイル」。
  1話完結でそれぞれ違う人が書いている。

  なかなかおもしろい。
  やたらと強い転校生が出てきて怪しい術を使う高校生たちと戦う、というのはジュヴナイル小説ではお約束。

  (2001年2月読了)


B夏の庭 湯本香樹実 新潮文庫 400円 発行日 平成6年2月25日 ISBN4-10-131511-6

   子供のことを思い出させてくれるような物語。
  ある少年3人組が今にもしにそうな老人を観察し始める。
  そのうちに少年たちと老人は深い交流を持つようになる。
 
   物語自体はおもしろいのだが、少年たちの行動が気になる。
  実際、こんな理想的な子供はいない。

  (2001年2月読了)


B悪意 東野圭吾 講談社文庫 629円 発行日 2001年1月15日 ISBN4-06-273017-0

  加賀シリーズ。
   この話は、まず最初に殺人事件が起きるわけだが、最初の1/3で犯人が分かってしまう。
  しかしこの犯人は動機を決して話そうとしない。
 
   この「悪意」は「悪意」であって「復讐」や「憎悪」全く別物だ、と分かる。

  (2001年2月読了)


B宿命 東野圭吾 講談社文庫 619円 発行日 1993年7月15日 ISBN4-06-185444-5

   すべてはある宿命から始まっていた。

  (2001年1月読了)


A卒業 雪月花殺人ゲーム 東野圭吾 講談社文庫 590円 発行日 1989年5月15日 ISBN4-06-184440-7

   加賀シリーズ。
   大学4年生の親友7人グループ。
  その内の一人、祥子が密室の部屋で死んだ。
  果たして祥子は自殺か他殺か。グループの内の一人、加賀恭一郎が真実を探る。
   卒業を控えた学生の心理をとてもうまく描いている。
  トリックは複雑だが、ヒントがちゃんと書いているので解けるかも知れない。

  (2001年1月読了)


A占星術殺人事件 島田荘司 講談社文庫 714円 発行日 1987年7月15日 ISBN4-06-183371-5

   御手洗清シリーズの1作目。
   話の途中で筆者に挑戦状をたたきつけられたが、全く分からなかった。

   ところでこの話のトリックが、そのまんま漫画の「金田一少年の事件簿」にでてくる。
  このことで昔問題になったらしい。
  「金田一少年の事件簿」を読む前にこっちを先に読んだ方がよい。

  (2001年1月読了)


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