と言うわけで、最遊記版スーパーロボット大戦？って言うか、ガンダム？ いや、スパロボだろう。 いくら三蔵と、悟空と八戒が乗ってる機種がガンダムだからって。 ねぇ。 戦艦『コーゼオン』っていいと思わない？ 出資者は当然、観音。 キラが最初乗ってるのはストライクだよね。で、その後、フリーダムになるんだよね。 ガンダムフリーダム？フリーダムガンダム？ ？？？ アスランって何？ジャスティスって言うのはアスランのだよねぇ。 仏僧が死神ってどうよ。 焔搭乗機は『アルトアイゼン』か『ガンダムヴァサーゴ』か…。 やっぱり、『私の愛馬は凶暴です』って事でヴァサーゴ？ ん〜やっぱり悟浄の搭乗機が作れない。 なんか、不満。 …スーパー系がいないねぇ。 よし、悟浄はスーパー系だ！！！ って事で。悟浄はスーパー系になりました。 後継機がゼンガー隊長搭乗機です。 悟空と八戒はニュータイプです（っていうかコーディネーター(笑)） 三蔵はゼロシステム（デスサイズに搭載です）。 で悟浄は念動者です。 ヒロインはオールドタイプ（でも強い） 紅孩児は指揮官補正を持ってます。 三蔵は指揮官補正は持ってません。 金蝉って言うか天ちゃんが指揮官補正を持ってます。 天ちゃんは副官なんです。 で、本来の艦長はケン兄なんですが、金蝉が座ってます。 （天ちゃん、は策略してる方が気が楽なんでしょう。ケン兄も指揮官補正持ってます。機体に搭乗させてもいいかもね） コーディネーターの補正ってニュータイプと一緒だと思うので。 技能レベルに応じ、命中率と回避に補正が掛かると思います。 ニュータイプはそれにファンネルの射程距離がプラスされます。 がニュータイプがいないんで問題ないです。 念動者はコーディネーターと同様に命中率と回避率に補正が掛かります。 ゼロシステムは気力140になると、命中・回避が+20で格闘・射撃・技量・防御が+10されます。 ……いつの間に、システムトーク。 で、天蓬は元帥でなく中将。 捲簾は大佐。 金蝉は大佐でいいかな？（一応、この人文官なんだけどなぁ…） （とりあえず）三蔵は中尉。 各精神コマンド/特殊技能 三蔵：加速・熱血・直撃・狙撃・激励・不屈 /カウンター・ガンファイト・切り払い 悟空：覚醒・ひらめき・根性・魂・熱血・信頼 /コーディネーター・インファイト・カウンター・ガッツ・見切り・ 八戒：覚醒・友情・補給・集中・熱血・感応 /コーディネーター・インファイト・カウンター・援護攻撃・援護防御・切り払い 悟浄：愛・熱血・努力・鉄壁・ひらめき・必中 /カウンター・インファイト・念動力・見切り・底力？ ：熱血・集中・ひらめき・加速・祝福・魂 /援護攻撃・ガンファイト・切り払い・シールド防御・カウンター・ …この人達全員カウンター初期所持ってどうよ。 八戒って何だかとっても援護向き？ 悟空…ひらめき持ってるのはいいんだけど、集中ほしいなぁ。 コーディネーターだけで、命中率が上がるのはいいんだけど…。フリーダムガンダムって格闘じゃないよねぇ。 乗ってる機体間違い？ 悟浄はいい感じな精神コマンドだよね。 三蔵も、まぁ…えぇ…どうなんだろう。

「アルテリオンの搭乗員、さんですね」 　艦長室で、天蓬が彼女に聞く。 　この場にいるのは艦長である俺と、捲簾、そして副官の天蓬。 　背中の真ん中ほどまである長い髪はと同じ、深栗色。 　瞳の色はより色素が薄い紺色。 　意思の強い瞳は、彼女が今まで過ごしてきた時間を雄弁に物語っていた。 「取引しませんか？我々と」 「どういう事？、取り引きして私にメリットでもある？」 「随分、現実的なんですね。李として祭り上げられた人物にはとうてい思えませんが」 「誰から聞いた？その口調といい、その笑顔。わたしが知ってる人間にそっくりだから、どうやら彼ね」 　天蓬の人を食ったような笑顔をまっすぐに見ながら彼女はため息をつく。 「まぁ、当たらずとも遠からずと言ったほどでしょうか？」 「ズバリ当たってるって私は思ってるけど」 「こちらは、あなたの要求を答える事が出来ますよ」 「私の要求を知ってて言ってるの？」 「もちろん」 「でしょうね。八戒と悟浄から聞いてるんだから、わかってると思うわ」 　捲簾を見て彼女はそう嘆息して呟く。 　当の捲簾は俺の顔を見て肩をすくめる。 「わたしの要求は独立革命軍の解散と、玉面帝国の滅亡。手を貸してくれるんでしょう？天蓬中将。捲簾大佐、金蝉艦長」 「もちろんですよ。こちらとしても、あと一つ二つ、手駒が欲しかった所なんです。捲簾、金蝉いいですね？彼女を僕らの仲間に引き入れると言うことで」 「俺は全然問題ないぜ」 「あぁ、いいだろう。状況が状況だからな。まさか、独立革命軍がそこまでなっていたとは思わなかったが」 　出来ることなら、戦力は少ないより多いことに越したことはない。 　だが、彼女の話通り、独立革命軍の中心人物『ニィ健一』が玉面帝国とつながっている以上、当てに出来ないのも同然だ。 　八戒と悟浄を独立革命軍に忍び込ませておいて正解だった。 　だが、今、その二人の所在が知れない。 　彼女もわかっていない。 「天蓬」 「…えぇ。三蔵も同意の事考えていますよ。彼女の乗るアルテリオンは単機戦闘を主としているものです。元は恒星間航行を目的としたものですからね。高度なジャミング装置を装備しているでしょう。それでいて、今まで見つからなかったのにココに来てアルテリオンが発見出来たのには、それ相応の訳があると」 「……」 「珍しいですね。あなたが心配してくれるとは思っても見ませんでした」 「これでも、責任者だ」 「そうでしたね。大丈夫ですよ。あれでも血を分けた弟です。そう簡単には死にません」 「作戦には支障でないのか？」 「いやだな。僕が作戦に私情を挟むとでも思っていたんですか？」 「そう言う意味で…」 「わかってますよ。大丈夫です。心配なのは悟浄ですが…八戒が一緒なら大丈夫でしょう。無茶はするでしょうが無謀なことはしません。では、彼女を三蔵に会わせておきますね。この艦のMS隊のリーダーは三蔵だから」 「任せる」 　先を歩く自分の後をが歩く。 「八戒と悟浄の件は心配しなくても大丈夫ですよ」 「……兄弟なんでしょう？」 「八戒とはね」 　自分と同じ、人を食ったような笑顔とよく人は言うけれど、自分より彼の方が穏やかだと、作戦を考えながら常々思っていることでもあるけれど。 「これから、あなたに逢わせようと思っている人物について話しましょうか」 「……えぇ。ガンダムデスサイズヘルの搭乗者ね。ガンダム神話が息づいているとは思っても見なかったけれど黒かったから驚いたわ」 「そうでしょうね。この艦で伝説通りのガンダムに乗ってるのは一人だけですから」 「ガンダム…独立と反抗の象徴。元々は連邦政府の機体だったのに、ドコで間違ったのかしらね」 「そうですね」 　彼女があの白い機体の伝説を知っているとは思わなかった。 　しかも、正確に。 　自分でさえ、連邦政府のデータベースにハッキングして知ったことだ。 『李』 　コロニーに住む人が最も知る名前の一つ。 　恐らく、自分達を導いた…と言えば、語弊があるかも知れない人物…以上の力を持つ人物。 『李』があまり表にでてこないのは、恐らくと同じ『女性』だったのではないのだろうか。 　そう考えれば、納得がいく。 『光明三蔵』も『李』の事を深く語らなかった。 　晩年、側にいた三蔵がそう言っているのだから間違いはないだろう。 「『光明三蔵』をご存じですね」 　三蔵が、『白い機体の伝説』を正確に把握していたことを思いだした。 　聞けば、『光明三蔵』から正確な話を聞いたと言う。 「…何故？」 「ガンダム神話を正確に把握している人物を僕は一人しか知らないからですよ。正確には二人ですね。一人は『光明三蔵』。もう一人はその『光明三蔵』の意思を受けついだものです」 「…金蝉艦長のこと？」 「いえ、違います」 「誰？」 「今から、あなたに逢ってもらいたい人物ですよ。玄奘三蔵。光明三蔵からその名を受けつぎ、意思すらも受けついだ人物。ちなみに金蝉とは兄弟です。しかめっ面で良く似た兄弟何ですけどね。あぁ、僕も人のこと言えませんね。笑顔が凶悪だって良く兄弟そろっていわれるんで」 　そんな凶悪だとは思ったことないんですけどねぇ。 　時々、弟のあの笑顔には裏があるから見てておもしろいんですが。 「三蔵、入りますよ」 　そう断りを入れて、三蔵の部屋の扉を開ける。 　空調が効いてるのか部屋には煙たさは感じない。 　人のことをやっぱり言えないが、三蔵はヘビースモーカーだ。 　しかもかなりの。 「天蓬、何か用か」 「彼女を連れてきました。後はよろしくお願いします」