OPERA NIGHT〜極彩色の世界〜

、Boldog Születésnapot!ハンガリー語で誕生日おめでとうよ」
 あたしの誕生日になった瞬間、電話で話していたエリザにそう言われる。
 ヨーロッパ大陸時間より8時間早い日本時間は夜の12時で。
「ありがとう、エリザ」
、Alles Gute zum Geburtstag。誕生日おめでとうございます」
 ローデリヒさんにまで祝ってもらえるとは思わなかったけれど。
 嬉しいのは変わらない。
 電話終えた後部屋に入ってきた菊ちゃんが悔しそうな顔をしてたのを思わず笑ってしまった。

皇帝達からのお祝い 

、祝いに来たある。生まれた日はめでたい日あるよ」
「めでたいみたいな?」
 玄関あけたらにーにとブランドンが一緒にパンダのぬいぐるみを持って突っ立っていました。
 にーにの方は中とおでこに書かれていて、ブランドンの方は香と書かれていました。
 これがギルが買った2体のパンダのぬいぐるみか………。
「祝生日快樂」
「祝生日快楽」
「誕生日おめでとうって言う意味ヨ」
 メイちゃんが二人の中国語の意味を教えてくれた。
 今日の誕生日パーティ、亜細亜sでお祝いしてくれるのだそうです。
「センイル・チュッカハムニダ。オレを忘れるなんてひどいんだぜ!!」
 ヨンスもありがとう。
 忘れてないよー。
 今日の誕生日パーティの料理は満漢全席(略式)。
 清時代、贅沢をこらした料理達。
 にーにが作ってくれるのだそうです。
 ブランドンも一緒。
 朝から台所を占拠されてるために、実は困ってます。
 いや、嬉しいんだけどね。
 ありがたいんだけどね…。
 満漢全席って数日かけて食べるものなんだって。
 そう言えば食べてみたいな帝政ロシア時代の宮廷料理(コレもメニューが多いらしい)。
 フランス料理の元になったらしいって何かで読んだなぁ。
 イヴァンさんに言ったら…………食べさせてもらえるのだろうか。
 ちょっとだけ、思ってみた。
 ちょっと怖いから近寄れないんだけどさ、イヴァンさんって。
 で、満漢全席。
 ……………まぁね、あたしだけじゃないし、ヨンスもブランドンもいるし、でも基本食細いんだよなぁ、あたしと菊ちゃん(あたしも菊ちゃんも食べてると思うんだけど、他の国の人からみたらそうでもないらしい……にーにはともかくとしてアルからはコレも食べるんだぞっって言って積み上げられてる……)。
 何とかなるのか分からない。
 その満漢全席パーティは……昼から始まりました。
 何故!!!
「本当なら数日掛けて食べるものあるよ。昼から食べたって間違いないあるよ」
 軽めの飲茶。
 桃まん登場。
 中国のお祝事には欠かせない桃まん。
 やらスープやら、なにやら見かけないものやら。
 さすが………机以外の4本足なら全て食べる国………。
 ……現代的に一般的でないものはさすがに持ってくる事をにーには諦めたらしいが、それでも所狭しとテーブル(大量の客人が来たとき用の座卓も2つ出した)の上にのせられている料理達。
 それらは、まだまだ増えるらしい。
 これは、お昼の部だ。
 そう、夜の部もあるんだ……。
「あの…あまり食べられないので…大量には無理だと言ったかと思うのですが」
「何言うあるか、満漢全席はこんなもんじゃねーあるよ。まぁお前もも食が細いあるからな、あまり無茶はさせねえあるよ」
「はぁ……」
 医食同源を主とする国のはずなのに、時々ビックリするような食べものがあるのが怖いよ、にーに。
「老師、私ダイエット中って言わなかったカ?こんなに食べられないネ」
「何言うあるか、梅花、お前はダイエット必要ねえある」
「太ったの?メイちゃん」
「ちょっとお腹辺りが気になるネ」
「そんな事ないよ」
「あいやー、、何触るカ。はやせててうらやましいヨ」
「いやいや、あたしもやばいから。暑いからって言ってアイス食べ過ぎたかなぁ」
 ホントに今年の夏は暑かった。
 それでなくても暑くって、ウィーンの涼しさが信じられなかった。
 むしろ帰ってきてもまだ残暑っぷりが素晴らしくて泣きそうになりました。
 で、アイスを一日一個食べてたら……結構やばくてですねぇ。
「まぁ、二人ともダイエットの必要は無いと思いますよ。節度ある食生活を送れば問題ないはずですよ」
 菊ちゃんの言葉に頷くあたしとメイちゃん。
「コレが節度あるとはちょー思えないっていうか?」
「コレは食べられる量じゃないんだぜ……。だから、満漢全席はオレの起源じゃないんだぜ」
 テーブルの上にのせられていく料理。
 にーにはと言うと料理作りながら…
「ゆーらゆーらしゃんようらん、あっちでしゃんようらん、見所満載にーはおちゅうごく」
 鼻歌歌ってました。
 その時
「ちゃるるら ららーん るーらららーどぅーん♪」
 玄関のチャイムが鳴る。
 にーにの手伝いで手を離す事が出来ない菊ちゃんに替わり玄関に向かう。
 開ければ宅配便のお兄さん。
「えっと、さんのお宅はこちらでよろしいですか?」
「はい」
「海外からのお届け物です」
 海外からのお届け物?
 宛名を見ればAustria!!
「こちらにサインをよろしくお願いしま〜す」
 サインをして、荷物を受け取る。
「どうもありがとうございました」
 明るく宅配便のお兄さんは立ち去っていく。
 エリザとの電話で聞いてた、ローデリヒさんからのプレゼントと一緒に送ったからねって。
 それがコレか。
 ココで開けようかと悩んだら再び
「ちゃるるら ららーん るーらららーどぅーん♪」
 玄関を開ければ宅配便のお兄さん再び。
 ただし、違う宅配会社。
 さっきと同じ行動を繰り返し、宛名France!!
 ふ、フランシスさんからだ!!
 他にもSpainとかBelgiumとか…も。
 うー、申し訳ないなぁ。
、どうしました?」
 玄関で立ち尽くしているあたしに戻ってこない事に不思議に思ったのか菊ちゃんがやってきた。
「なんか、いっぱいもらっちゃった……」
 下駄箱の上に置いてある荷物を見て菊ちゃんは苦笑する。
「何を困った顔をしているんですか。素直に喜んでください」
 だって……。
 あたし、何も返せないよ。
「いいんですよ、気持ちだって。カード一枚だって良いんです。さぁ、コレを持って行きましょう、そして皆さんと一緒に何が届いたか見ましょう」
 菊ちゃんの言葉に頷いてあたしは送られてきた宅急便を菊ちゃんと手分けして持って行った。

*****

 エリザからは綺麗なスカーフ、ローデリヒさんからはローデリヒさん選曲のピアノ曲集(楽譜とセットリスト:自分で収拾しろとの事ですか?)。
 フランシスさんからは予想通り香水。
 歪みないな、兄ちゃん。
 瓶は可愛いから、飾っておこう(付けたら誤解されかねないよ…)。
 アントーニョさんからは寄せ木細工のコースターとカラフルなタイル。
 寄せ木細工がアンダルシア地方の名産品なんだって。
 陶器のタイルはカタルーニア地方のもの。
 ベルからはアンティークの小物入れ。
 ピアスとか入れるのにちょうど良かったり。
 メッセージカードがそれぞれはいってたんだけど………。
 日本語じゃない!!!
 読めない、どうしよう……。
 って菊ちゃんに訳してもらえばいいんだよね。
「カードですか?あぁ、これはエリザベータさんからですね……なるほど…」
 カードの文面を読んで次のものを見る
「コレは…フランシスさんからですね……」
「バラの香りがする香水ヨ」
 メイちゃんが香水の瓶のふたを開ける。
 ふうわりと香りが漂う。
「良い香り……さすがフランシスさん。センス良いね」
 中華の香りがすぐさま上書きしていったけどな。
 はぁ、清涼な時間が早く戻ってきてはくれないだろうか。
、付けてはダメですよ」
「分かってるって。飾るだけだもん」
が付けないなら私が付けるヨ」
「梅花もダメです!絶対ダメです!!フランシスさんの香りを身に纏うなんて事止めてください」
 そう言って菊ちゃんはメイちゃんからフランシスさんにもらった香水の瓶を没収する。
 そして、メイちゃんに言う。
「梅花には後で私が調合した練香を差し上げます」
「本当?ですか?菊さん」
「当たり前です。完成の一歩手前までは出来ているのですが、最後の一歩が決まらなくてですね」
「楽しみに待ってます。菊さん」
「えぇ」
 練り香か……。
 ちょっと興味あるな、あとで菊ちゃんに作り方教えてもらおう。
「ちゃるるら ららーん るーらららーどぅーん♪」
 玄関のチャイムが再び鳴る。
 菊ちゃんが動く様子ないから、あたしが向かう。
 ガラス戸に映る……人影が……いっぱい。
 宅急便かと思ったら違うっぽい。
「どちら様ですか?」
 そう言う前に扉をがらっと開けられる……壊れた……。
「アル、開き戸じゃなくって引き戸なんだって何度言われたら分かるのよ〜〜」
 あたしだけじゃなく、もちろん菊ちゃんも何度も言ってるはずだ!!
 いやもう菊ちゃんの方が多いはずだ!!
、HAPPY BIRTHDAY!!!今日の主役は君なんだから怒っちゃダメなんだぞ!!!!」
 そう言いながらアルが飛び込んでくる(ついでに抱きしめられる)。
 相変わらず苦しい。
 力任せに抱きしめられるのでマジで苦しいのです(言語崩壊時のアントーニョさんの時程じゃないけれどっっっ)。
「ヴェー、アルフレードずるいよぉ」
「ちぎー。なんで先に行ってんだよ!!!」
「HAHAHA早い者勝ちなんだぞ!!」
 ……声から、フェリシアーノとロヴィーノが来ているのが分かる………。
「フェリシアーノ、ロヴィーノ、少し落ち着け。…アルフレート、お前もだ!」
 ルートさんも来てるっぽい。
 ギルとアーサーはどうしたんだろう?
「アルフレッド!!てめぇに何しやがってんだ!!を離せ」
「あぁ、アルフレート、を離してやれって。お前も馬鹿力だからコイツ酸欠になるだろ?」
 ギルとアーサーの声もする………。
 楽しそうに会話してないで、離してくれないかなぁ。
「…OK、ギルバート!」
 ようやく離してくれた。
、大丈夫か?あぁ、顔青くなってんじゃねえか」
 ギルがあたしの顔をのぞき込みながら言う。
「おい、アルフレッド、何でオレの言う事聞かねえんだ」
「そんなの決まってるじゃないか。アーサーのは嫉妬だけど、ギルバートはを心配していたからね。君のその自分至上はどうかした方がいいんじゃないのかい?あ、そうかそれがツンデレだって言うんだよな。菊が言っていたのを忘れてたよHAHAHAHA」
「自分至上はてめーじゃねえか!!!それにオレはツンデレじゃねー!!」
 と言うか、出会い頭で酸欠に寄る死亡フラグが毎回立ちそうになるのを何とかして欲しい……。
 と思ったあたしは間違ってますか?
 来て早々この騒ぎはどういう事?
ちゃん、Buon Compleanno!ちゃんの誕生日をお祝いに逢いに来たよ。本当は電話したかったんだけど、飛行機に乗ってたからダメだったんだ。誕生日になったすぐその日にちゃんとお話ししたかったんだけど、アルフレードに先に抱きしめられちゃったけど、それでも今ちゃんの事抱きしめてるのオレだもんね。日本語でも言うね。誕生日おめでとう、ちゃん」
 ………………マシンガンの様にフェリシアーノに言われてます。
 ついでに抱きしめられてます。
 この前のウィーンでの宣言以来ちょっとドキドキですよ。
「あ、ありがとう、フェリシアーノ」
「お、オイバカフェリ、ずっとのこと抱きしめてんじゃねえよ!!」
 ゴンと音が鳴ってフェリシアーノが泣く。
「ヴェー、兄ちゃん殴るなんてひどいよぉ〜」
「うっせ。、Buon Compleanno!誕生日、祝いに来たぞ」
 そう言ってフェリシアーノから解放されて一息つこうとしたあたしを抱きしめる。
 なんかもう、抱きしめられ率が高いよ!!
「ろ、ロヴィーノ」
「あぁ、何言っていいか分かんねぇぞ」
 ロヴィーノ?
「ともかく、、誕生日おめでとう」
 そう言ってロヴィーノは腕の力を強める。
 その瞬間だった。
「そろそろ、を解放してくださいませんか?」
 す、救いの神が来た〜〜〜〜。
「き、菊。に、にらむんじゃねー」
 ロヴィーノはようやく離してくれる。
「こんなことだろうと思いましたよ…そろそろ戻ってきてくださらないと困ります」
 菊ちゃんは本当に困ったように言う。
「そう言えば、さっきからと言うか玄関に入る前から気になっていたんだが………。この香りは王耀が来ているのか?」
 漂う中華料理の香りにルートさんは聞いてくる。
 ローデリヒさんの家や、ルートさんとギル達の家のように広い訳じゃないし、機密性に優れている訳じゃない、一般的な日本家屋。
 中華料理のにおいが辺りに漂うのは当然だ。
「うん、にーにが、満漢全席作ってる」
 そう言って、あたしは菊ちゃんと一緒にため息をつく。
「満漢全席?!オレ食べてみたかったんだ。耀が作ってるの?楽しみだなぁ、オレ」
 フェリシアーノが目を輝かす。
 さすが、グルメ。
「満漢全席ってそんなにスゴいのかい?フェリシア」
「そうだよ、アルフレード」
「楽しみじゃないか、なのに、に菊、二人ともなんでそんなに嬉しそうじゃないのかい?」
 無駄に喜んでいるアルとフェリシアーノ。
 あの現状を見たら、楽しみじゃなくなる。
「行けば分かる。そして、にーにを止めて!!」
 あたしの言葉に二人は首を傾げる。
「ともかく、一緒に行くんだぞ、フェリシア」
「アルフレード、了解であります!!」
 あ、読める空気を捜し隊だ。
 そんな事を思いながらフェリシアーノとアルフレードが向かうのを見送る。
「…………えっと、今日はのためにありがとうございます。どうぞ、ともかく、助かりました。あの人を止めてくださいっ…」
 き、菊ちゃん泣かないでっ。
 ともかく、皆と共に居間へと向かう。
「さすがにすげーな」
「コレは……スゴいんだぞ、耀」
「ヴェ〜〜」
「…………聞いていた以上だな」
「耀、コレはどうかと思うが」
「…………。すげーな」
 テーブルの上にやっぱり所狭しと並べられる満漢全席。
「あぁ、そうだ、。誕生日プレゼント何にするか迷ってな。クーヘンを焼いてみた」
 ずっとルートさんは手にしていたその箱を気にしていたらしい。
「く、クーヘン?」
「ヨーロッパでは誕生日を迎えたものが作るもんだがな。日本流に従ってみた。Herzlichen Glückwunsch zum Geburtstag!自信作なんだ」
「見ても良い?」
「あぁ」
 行儀悪いが、テーブルの上は所狭し状態だし、キッチンのテーブルの上も同じ様なので、地べたの上で覗いてみる。
「チーズケーキ?」
「っぽい?」
「そうだ、ケーゼクーヘン。誕生日には定番のクーヘンだな」
 コレ食べたい……。
 テーブルの上の満漢全席を見てため息をつく。
 これ………多分絶対、この人数でも食べきれないと思う。
 でも、チーズケーキは食べたい。
 ルートさんの手作りクーヘン食べたい。
 ドイツでも食べさせてもらったけど、本当においしいんだよ。
「菊ちゃん、チーズケーキ食べたい」
 居間に戻ってきた菊ちゃんにあたしは泣きつく。
「満漢全席絶対食べきれない!!無理、この量ありえない!!」
 だからって残すのも持ったなさ過ぎる。
 高級食材の数々。
 コース的な感じだったら食べたかったよっ。
 でも、この量はあり得ない!!
「……そうですねぇ……」
 そうですねぇじゃないよぉ〜〜〜。
「どうしたあるか
「どうしたあるかじゃないよ!!にーに、こんなに無理だってドコまで料理出すつもりなの?」
「そんなの決まってるある、まだまだあるよ」
「だから、そんなに食べられないって」
「食べなくっても大丈夫ある。大体1品あたり、一口、二口で問題ねーある」
 は?
 何それ。
「なんで、あへんまで居るあるか!!バイルシュミット兄弟とヴァルガス兄弟が来るのは聞いてたある。けど、ジョーンズはまあいいある。おめえある、なんでの誕生会にお前までくるあるか!!」
「はぁ?何でお前に言われなきゃならないんだ、耀!」
 いや、あたし、ドイツ兄弟とイタリア兄弟が来るのも知らなかったよ?
 って言うか、いきなり喧嘩止めてくれない?
「そんなの決まってるある。に近づけたくねーだけある!!」
「だから、お前に決められる理由が無いじゃねえか!!近づくか、近づかないかはオレが決める事だ!ッオレが!!くっそーなんだよ、コレは!!」
「全く、何で君たちは顔を合わせただけで喧嘩するんだい?全く訳が分からないよHAHAHA」
 なんか、アルの笑いが今は救いな気がしてしまった…。
「耀、話は戻すがこの量はどうにかならないのか?」
「一口二口なんだからこの量は必要アルよ。バイルシュミット弟」
「しかし…」
「一口二口は勿体ないですよ」
「それが満漢全席ある。贅をこらした清時代の宮廷料理あるよ?」
「残すのは勿体ないと…。かといってこの量を食べきれるとはとうてい思えません。ここは、耀さん、に食べさせたい料理だけを残して………残りは……」
 菊ちゃんは言葉を選びながらにーにに言う。
「なんでこんなことになったんだ」
 テーブルの上の満漢全席の料理を適当につまんでいる、フェリシアーノ、ロヴィーノとギルはあたしを見る。
「………………満漢全席ってどういうのって……聞いたら……」
「原因お前じゃねえか」
「ギル、あたしはそれが原因じゃないって思いたいの!!」
 うー。
 数日前…あたしはにーにに聞いたんだ、
「満漢全席ってどういうの?ちょっと興味あるんだよねぇ」
 その言葉がこんな事態を巻き起こすなんて思いも寄らなかったよ……。
「分かったある。撤収させるある。後で、本格満漢全席つきあってもらうあるよ!」
 そう言ってにーには数品選んで残りは突然やってきたにーにの国の人達が撤収させていく。
 あの人達は料理を運んで来た人で…申し訳ないです。
 折角持ってきてくれたのに、まさかこんなスゴい事とは思いも寄らなかったんだよ、ホントに。
 料理が撤収されすっきりしていくテーブルの上。
 家中にこもる中華料理の香りはこの際諦めよう。
 開けっ放しの窓から入る風がきっとこのにおいを飛ばしてくれるさ。
 最終手段はファブ○ーズだ!
「そうだ、ちゃん、オレと兄ちゃんからの誕生日プレゼントだよ」
「絶対気に入るはずなんだからな」
 とフェリシアーノとロヴィーノから渡されたプレゼント。
「開けてもいい?」
「もちろん」
 包装紙を綺麗に外して中の小箱のふたを開けてみれば。
「可愛いヨ」
「可愛い!!!!!!!」
 ピアス。
 普段使いでも全然OKのピアス。
 月の形と星の形のピアス。
 ゆらゆらと揺れる様にくさりにぶら下がっているのとそうでないのと2種類も!!
 両方に石も入ってる。
「コレ…ピンクゴールド?!」
「そう、よく分かったね。ちゃん、付けてね」
 フェリシアーノの言葉に頷く。
ちゃん、ピアスコレクション増えたネ」
「そうだね、メイちゃんとフェリシアーノとロヴィーノのおかげ」
 実はメイちゃんからの誕生日プレゼントもピアスだったのだ。
 ブルームーンストーンのピアス。
 今付けてるのがそうだったりする。
 ブランドンからもらったのは例のパンダのぬいぐるみと中国茶セット。
 後で入れてもらうんだ。
 にーには例のパンダのぬいぐるみとこの満漢全席。
 にーにとブランドン二人ともパンダ以外は食べ物系とは思わなかったけど。
 ヨンスからもらったのは………かんりゅうドラマのDVDセットダトハクチガサケテモイイタクアリマセン。
 ちなみに菊ちゃんからはもらってません。
 いつも、もらってるからね。
 これ以上もらったら返せなくなるって言ったら
「いつも返してもらってますよ。が居る事が私の幸せです」
 なんて言われてしまいましたよ。
、オレからはコレなんだぞ」
 春巻き咥えながらアルが出したのは。
 某黄色いくまさん!!!。
 特大サイズ。
 大きな包み紙は何を持ってきたと思ってたんだよずっと。
は女の子だからね。彼かHEROが一番だと思ったんだ!!!」
 得意満面のアル。
 ………………アルフレッド、ゴメン。
 あたしは某黄色いくまさんや某ねずみさんよりも、某アヒルさんの方が好きなんだ。
 某おじさんとか
 後、某シマリスコンビとかもスキだ。
 某黄色いくまさんはさほどなんだ………。
 いや、逢えると嬉しいよ。
 それはホントだよ。
 でも、アヒルさんが……。
 まぁ、いっか。
「ありがとう、アル。思いっきり抱きしめられる大きさだね」
 ぎゅうーって抱きついても全然平気な大きさだよ。
「夢だったんだ、おっきいぬいぐるみに抱きつくの」
 それはホント。
 邪魔になるって言うのは分かるんだけどね。
ちゃん、私もよく分かるヨ。抱きつきたいネ」
「メイちゃん、良いよ抱きついても」
「謝謝。ふわぁ〜〜、抱き心地いいネ」
「良いよねぇ」
 黄色いくまさんも悪くないよね。
 コレでもらったぬいぐるみは3つか。
 パンダsと黄色いくまさん。
、オレからはコレだ。抱えきれないほどのバラの花束は無理だが…」
 そう言ってアーサーは花束を取り出す。
 バラだ。
「20本。オレがお気に入りのバラを剪定してきた。Happy Birthday
 差し出されたバラの花束。
 ………やりかねないって言うのはこの人か、まさかねぇ。
「アーサー、言ったじゃん。『抱えきれないほどのバラの花束』っていうのはあこがれに近いネタだって」
「そうそう、ネタだけどあこがれヨ。でも抱えきれない程のバラの花束抱えてみたいネ」
 あぁ、メイちゃんは分かってくれた〜〜。
「菊さんからもらえたら嬉しいヨ……。多分、くれなさそうだけど」
 あぁ、こっそり言わないで、泣けちゃうから。
 菊ちゃん、多分困った顔しそう。
「抱えきれない程のバラの花束……ですか……」
 メイちゃんの言葉が聞こえちゃったのか困った顔してる。
 まぁ、メイちゃんだってネタで(半分本気っぽいけど)言ってるんだし、菊ちゃんもそこで本気で悩まなくてもいいんだろうけど、メイちゃんの願い事叶えてあげたいって言う菊ちゃんの気持ちは手に取るようになんだか分かるんだけどね。
「アーサー、ありがとう。嬉しいです」
 抱えたバラからは良いにおいがする。
「良い香りがするね。ねぇ、アーサーの家ってバラがいっぱいあるの?」
 イングリッシュガーデン、ちょっと見てみたいよね。
「あぁ、バラの季節だったらいつでも咲いてるな」
「見事なものですよ。本場のイングリッシュガーデンですからね」
「行ってみたい。季節の良い5月ぐらい?」
「そうだな、そのくらいが良い季節かもしれないな」
「案内してくれたら嬉しいです。アーサー、大英博物館とか行きたいの。後、ベーカー街とか」
「ベーカー街か。来たら案内してやっても良いぞ。べ、別にお前が見たいっていうから案内する訳じゃないんだからな迷子になられたら困るからなんだからな」
 はいはい。
、アーサーの手料理だけは食べちゃだめなんだぞ」
「あれ食ったら倒れる。オレだって倒れたんだ、お前は意識不明になる可能性が高いぜ」
「ジルベルト、そんな事になったらオレ泣いちゃうよぉ。ちゃん、アルトゥーロのご飯ホントにまずいんだよ。ヴェーイギリスなんか行っちゃダメだよぉ〜〜」
「お前が、イギリスで倒れても助けてやれねーんだぞ、ちぎー」
「あへんが作った料理はにはあわねえある。行くのはやめにするアルよ」
 いや……まだ、行くって決まった訳じゃないんだけど。
「て、てめぇら!!ざけんな!オレはそこまで下手じゃねー!!!」
「ホントの事じゃないか。君はホントにバカだなぁ。君にこの前もらったスコーン久しぶりに食べたけど、相変わらず、まずかったんだぞ」
「アーサーのご飯は…ちょっと口では言えない的な?勧める事は無理って感じ?先生の満漢全席食べた後だと余計っすかね?」
「まずいまずいって言うな、ばかぁ」
、バラをこちらにください。水切りをして、花瓶に生けますね」
 アーサーのメシマズ談義に皆が盛り上がっている中、菊ちゃんは苦笑いを浮かべながら言う。
 良い花瓶ある?
「えぇ、ちょうど良いサイズのがありますよ。ドコに飾りますか?」
「ピアノの部屋がいいかな。楽譜入れてる棚の上なんていいかなって思うんだけど」
「あぁ、良いかもしれませんね。ちょっと待ってください。そして…ココに広がってる誕生日プレゼント片付けましょうか」
 菊ちゃんの言葉に周囲を見渡す。
 うん、確かに広がってる。
 片付けようかなって思っていたんだけど、満漢全席とかその他にあっけにとられてたんだ。
 楽譜やタイルとか小物入れとかピアスとか香水とかだけだったら、手に持って行けるんだけど、問題はバラを生けた花瓶と黄色いくまのぬいぐるみだ。
 花瓶を持ったら黄色い熊は確実に持てない。
 黄色い熊を持ったらその他が持てない。
 困ったよ……。
、一人でそれは無理だろう。兄さん、手伝ったらどうだろうか」
「は?いや。熊はアルフレートがやったんだから、アルフレートに持っていかせりゃ」
「はいはいじゃあ、オレがちゃんの部屋に持ってってあげる〜〜」
の部屋か、可愛いんだろうな」
「オレはお前達に言っているんじゃない!!兄さん、どうだろうか」
「ギルバート、オレは食べるのに忙しいからね。さすが王耀の料理だ、本当においしいよ。昨日までアーサーの所にいたんだ…。ホントにまずくてあり得ないんだぞ」
「アルフレッド一言余計なんだよ、てめぇは!!」
「HAHAHAHA。それにギルバート、君は……」
「と言うわけで、ギルベルトさんお願いしてもよろしいですか?」
「しょうがねえなぁ」
 そう言ってギルは立ち上がる。
 菊ちゃんが生けた花瓶を右手に持ち、楽譜やその他を左に抱えあたしは居間を出る。
 ギルは黄色いくまのぬいぐるみを抱えてる。
「すげーこれふっかふか。俺様好みかも」
 楽しそうに黄色いくまさんを抱きしめてるギルは子供みたいだ。
 しかも妙に似合うから面白い。
「いいなぁ、コレ」
「あたしがアルからもらったんだからダメだからね」
「貸してくれよ」
「何故!」
 貸すっていつ貸せって言うのさ。
 あたしは今日からこの黄色いくまさんに抱きついて眠るんだ。
 幸いにあたしのベッドは広いしね。
 階段を上がってすぐがあたしの部屋。
 ………戸閉まってる。
 閉めたっけ?
 って言うか、両手ふさがってるから開けられないよ…。
「ギル〜、戸開けて〜」
「ギルベルト様開けてくださいって言ったら開けてやっても良いぜ」
「……………ふざけんな」
 ひどい、俺様発動するなんて。
 無視して花瓶を床に置いて開ける。
 引き戸だからね。
 足でもいいけど……足じゃあかない重さなんだよ。
 ……重い襖戸だから。
「おま、なんだよ」
「俺様発動した人に文句言われたくないよーだ」
 部屋に入ると空気が重かった。
 あぁ、全部しまってるよぉ〜〜。
「すっげー暑い部屋」
「あたしが言いたい!!窓しめた記憶無いのに〜〜。菊ちゃんだな、窓閉めたの〜〜!」
 窓をテーブルの上にとりあえずもらったプレゼントを置いて窓を開ける。
 黄色いくまのぬいぐるみはギルがベッドにおいてくれた。
「ギル、楽譜と花瓶持ってきて。俺様発動したら無視するから。花瓶落とすなんて暴挙やったら菊ちゃんとアーサーに言いつけてやる!!そしてまずいスコーンでも食べるが良いわ!」
「お前なぁ、機嫌悪くねぇか?」
「別に〜」
 機嫌わるいかな?
 自分ではよく分かんないけど、妙にギルに当たりたいというか。
「……まぁ、文句言えるのギルだけだからかも?」
「……ばぁか」
 何でそこでバカって言われなきゃならないんだ。
 ベッドの隣にある隣との部屋の扉を開ける。
 こっちも暑い……。
 窓をこっちこそ全開にして空気を入れ換える、中からじゃないと開けられない扉を開けて廊下からの空気も入れる。
「ピアノ練習してんのか?」
「一応、防音になるし…、聞かれたくないから菊ちゃんには絶対聞かないでって言ってる」
「…下手じゃないと思うけどな。ローデリヒとかと比べんなって」
 比べてないよ。
 一度、聞かせてもらったけど、ホントに何でも簡単に弾けてうらやましいと思った。
 練習そんなに好きじゃないから…練習すればよかったって時々思うけど。
「花瓶はココでいいのか?」
「うん」
 棚の上にギルは花瓶を置く。
 首傾げながら置く向きを考えてる。
 適当でいいよって言おうと思ったけど…綺麗においてくれた。
「これでいいか」
「うん。ありがとう」
「礼は早いって」
 早い?
「あー………動くなよ」
 そう言ってギルは近づいてくる。
「何?」
 すぐ側までやってくる。
 ギルはあーうー言いながら考え込んでる。
 見上げるギルの顔はどこか赤い。
「ギル?どうしたの」
「……ちょっと目、瞑れ」
「何?するの」
「いいから、俺様の言う事聞け」
 え〜。
「誕生日プレゼント欲しくねーのかよ」
「ギルからの?」
 そう言えば無いのかと思ってた。
「俺様があげてないの気づいてなかったのかよ。一人楽しすぎるぜ〜」
 欲しいとかそんなの全然考えてなかったんだよ……。

 ギルの言葉に頷いて目を瞑る。
 ………ってあたしちょっと無防備過ぎないか?
 と思ったけど、多分、大丈夫だなって思う。
 そう思うの実は、ギルと菊ちゃんだけなんだけどね…。 
 ふわっと空気が動いて首筋軽い冷たさとシャランと鎖の音と首に掛かった軽い重み。
「Der Schutz und der Segen des Gottes sind in Ihnen」
 ギルの声が…すぐ側から聞こえる。
 目をこっそり開ければ銀色に視界が埋め尽くされてた。
 視線を下げれば……。
 何してるのこの人!!!!!!!
 あたしの首にかけられた何かに口づけてる。
 うわっっ。
 一気に顔が熱くなる。
「ぎ、ギル」
「こら、目開けんじゃねえって言ったじゃねえか」
「だって…何してるか気になったんだもん!!しょうがないでしょう!!」
 首に掛かってるのは銀に縁取られた黒い十字架。
 の、ど真ん中に青い石。
「これは……一体」
「そのままじゃなんだから、一個付けてみたぜ。俺様天才、すっげー良い感じ」
 嬉しそうに見てるギル。
「…これは……」
「俺様からの誕生日プレゼント。青いのはサファイア何だぜ。お前が一番好きな宝石だったよな」
 ……良いのだろうか。
「コレ…もらっても良いの?」
「俺様が特別に作らせた奴なんだからありがたくもらえよな」
「そんな、すっごい高そうだよ。もらえないよ」
 アルフレッドがくれた黄色いくまの特大ぬいぐるみも高いだろうけど、多分それ以上だと思う。
 だって…ギルがサファイアだって言う青い宝石が結構大きい。
 サファイアのピアス買おうと思ってジュエリー売り場覗いた事あるけど、値段が安いのはホントに小さいサファイアしかついてなくて、良いなぁって思うものは全部高くって!
 コレは多分、本当に高い!
「良いんだ。俺様が良いって言ってんだから良いに決まってんじゃねえか」
「だって……」
 なんか、申し訳ない。
 あたし、ギルに大したもの返せないよ。
「良いんだって。コレはお前が思ってるほど、そんなに良い物じゃねえぞ」
 ギルはそう言うけれど、絶対高そうなんだけど。
「コレはお守りだ。お前、見てないと危なっかしいしな。けどずっと近くにいる訳じゃねえからな、コレに護ってもらえ。俺様特製だからな。祝福もかけてやってんだからな。すげーんだからな。感謝しろよ」
 祝福って……。
 さすが、もとドイツ騎士団(ドイツ人の聖母マリア騎士修道会)。
 そうか、この十字は黒十字じゃなくって騎士団の方の黒十字だ。
「本当にお守りなんだね」
「黒十字と悩んだんだけどな。それじゃ女性向けにしてはおかしいんじゃねえかと坊ちゃんが癖付けて来やがってよぉ」
 ローデリヒさんに相談したんだ。
 でも何も言ってなかったよね。
 ……エリザが居たから言わなかったのかな?
「…本当に良いの?」
「良いって言ってんじゃねえか。ありがたくもらいやがれ」
「うん……ありがとう。大事にするね」
「いつも付けとけって」
「うん。付けとく」
 頷いてあたしは服の上に出しとくか悩んだ。
 コレ…秘密にしたいなぁと…ちょっと思ったんだけど。
 お守りだし。
 うん、服の下で付けよう。
 何となく、服の下の方が良いような気がしたんだ。
 …………大事なお守り………だもんね。
「ギル、ありがとう」
「何度でも感謝しやがれ!称えたって良いんだぜ」
 たまには良いかな?
 ギルの言うとおりにしても。
 だから何度でも感謝を。
「ギル、ありがとう」
 何度も、何度でも言おう。
 しつこいって言われるまででね。
「っつーか、言い過ぎなんじゃね?」
「何度でも感謝しろって言ったのはギルだよ」
「言ったけどよぉ……何度も言われるのも……」
 ……顔真っ赤。
「もしかして照れてる?」
「お、俺様が照れるわけねえだろうが!!!」
 ハハハ、図星だ〜〜〜。
「いつでも付けとけよ。変なのが近づいてこないようにな」
 変なのって、お化けとか?
「ま、まぁ、そんなところか?」
 しどろもどろになってるのは何故?
「ギル、どうしたの?」
「な、何でもねえよ。あ、気にすんなよ」
 ん?
 まぁ、いっか。
 ふふーん。
 なんか嬉しいですね。
「ギルベルトさん、とりあえず、今日の所はその辺で」
「き、菊。いつの間に!!!」
「い、いつの間に来たの!!」
 ギルの後ろに気配もなくたたずんでいたのは菊ちゃんで。
 あたしとギルは二人して驚いた。
「今し方ですよ。戻られるのが遅いので見に来ました。、今日の主役が居なくては盛り上がるはずの場も盛り上がりません。下に参りましょう」
「そうか、そうだね」
 菊ちゃんの言葉に頷いて下に戻る。
 お酒が入ったらしく………………………アーサーが泣いてた。
 他の面々は避難済みで、アーサーの一角半径1mはすでに誰もいなかった。
「…………最悪、気絶させた方が良いんじゃねえのか?」
「良い案だよ、ギル。さすがのオレでもその案は浮かばなかったけど、を護るためなら悪役になることも厭わないとダメだね」
 なんて言う、ギルとアルの言葉はとりあえず、聞こえないふりをして、にーにが作ってくれたデザート杏仁豆腐とルートさんのチーズケーキを堪能しよう。  多分、きっと、それがいい。

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あとがき

家の、チャイムはファミマの入店音です。www
ブランドンは香港です。
新ビバリーヒルズ青春白書は見ませんでした。ブレンダの兄がブランドンです。
そんな事はどうでもいい。 ブランドンの口調はうぃっしゅが手本なんだけど……微妙っしゅ。
……結局ギルがラストになったね。
アルは、微妙にギルを応援してますと言うか、アーサーが嫌いなので、ギルを応援してる感じ。
にーにも同じ感じ。
ルートは純粋に兄を応援。菊ちゃんは読める空気で察して、(今回は)ギルの背中押してる。
菊ちゃんはとりあえず、誰でも良いと思ってる。
フェリシアーノとロヴィーノは蹴落とすためなら(直接的にはいけないので)間接的に行動中。
なのでピアス。
いつでも付けられるようなシンプルな奴。
ロヴィーノのヒロインに対する台詞がおかしいと思われるかも知れませんが、ロヴィーノは女の子に対しては優しく甘いをベースに書いてますのでそれが対女の子への台詞だと思ってください。
髭にいさんの場合は甘さに変態さが加わるかとおもうんですが…。
アーサーのバラは誕生日の鉄板で。
赤とかいろいろ混ざってる。
ヒロインがギルにもらった十字架は思っている以上に大きいと思います。
ギルが言ったドイツ語の日本語訳「あなたに神の守護と祝福がありますように」。
前回と同じく、英語で変換し対訳チェックした後、英語をドイツ語に変換してます。
直訳だと「貴女には神の守護と祝福があります」だったかな?
エキサイト先生には随分お世話になっておりますよ……。
ググる先生にもお世話になっています。

満漢全席。
清王朝時代の贅沢な料理(らしい)。
何故らしいがつくかと言うと…贅沢過ぎると中止になった為料理人が四散し幻の料理となったから。
名前は知ってるけれど……内容まではよく分からない。
と言うのが満漢全席。
調べたところに寄ると………数日かけて食べるらしい。
一口、二口ぐらいでいいらしい。
ぐらいしかもう分からず仕舞い。
メニューは珍しい物が基本。
後は贅沢な物。
…と言う状態。
飲茶と点心(桃まん)を一緒に混ぜてるが気にしない方向で。
飲茶は飲茶、点心は点心らしい……。
と調べてたら中華料理が食べたくなったんだ。