学名: Amanita hamadae Nagasawa & Hongo
和名: ヨソオイツルタケ.. ... . ...
2001年7月1日 兵庫県 宍粟郡
・・保育社の原色日本新菌類図鑑(I)のツルタケ節の検索表で、つばを欠く、つぼは膜質さや状、
傘はオリーブ褐色~黄褐色周辺部では黄色、という特徴から検索されるキノコである。このキノ
コは菌蕈研究所の長沢先生と滋賀大学名誉教授の本郷先生が1984年に日本菌学会報に新種発
表されたものであるが、福岡県の帆足美伸氏によって2002年7月に同会報にカラーの生態写真
を付して福岡県での発生例が報告されるまでは、原記載論文のラテン語と英語の記載と線画による
ほかは検索表からしか知ることが出来なかった。傘径4.5cm~7cm、初め釣り鐘形~中高のまんじ
ゅう形、のち中高の平ら~平ら、周囲は溝状の条線がある、傘はまれに大きな白色のつぼの破片で
覆われる。中心部は黄褐色~褐色~オリーブ褐色、周辺部は黄色(幼時は明黄色)。 ひだは離
生し、ほぼ白色で、やや密である。柄は10cm~12cm*0.4cm~1.2cmで、上は細くなる。中空で、つ
ばはなく小繊維からなる細かな鱗片に覆われ、上部は黄色がかり、下部は鮭肉色の色彩を帯びるこ
とが多い。つぼは膜質、袋状である。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 。
2001年7月1日 兵庫県 宍粟郡
2002年7月13日 兵庫県宍粟郡
2002年7月13日 兵庫県宍粟郡
2002年7月13日 兵庫県宍粟郡
上のきのこの断面
分布:滋賀県湖北町、兵庫県宍粟郡、鳥取県鳥取市、福岡県太宰府市
参考文献
Nagasawa,E. and Hongo,T. 1984. New taxa of Amanita : Three new species and one new
。。。form from western Japan. Trans.Mycol.Soc.Japan 25:367-376
。。。帆足美伸. 2002. 福岡県で採集されたAmanita属の稀菌2種について. 日菌報 43:71-73
。。。今関六也ほか. 1987. 原色日本新菌類図鑑(1). 保育社, 大阪.