「おい、準備は出来たか?」 「うん、ちょっとまってね?」 ドレッサーの前に座りながら、アンジェリークは最後の仕上げに余念がない。 今日は夜からパーティーがあり、彼女も恋人のアリオスの同伴者として出席するのだ 化粧も済み、後は彼からプレゼントしてもらったダイアのネックレスをつけるだけ。 鏡で最終チェックをして、アンジェリークは満足げに溜息を吐く。 「ちょっと大胆だったかな?」 ドレスはオフショルダーで薄いピンクの生地が彼女らしくて可愛らしい。 が、すっかり誰かさんのおかげで大きくなってしまった胸の谷間や、くびれたウエストが強調されている上に、膝丈なので、彼女のほっそりとした綺麗な足をより美しく見せている。 「おい、まだか?」 「うん…、もうちょっと…」 アリオスは、カッターシャツのボタンを留めながら、ベッドルームに入ってきた。 「何やってる?」 「あ、上手くこのネックレスが留まらなくて…」 悪戦苦闘している彼女が可愛く思いながら、アリオスは喉を鳴らして笑ってしまう。 「もう! 笑っていないで手伝ってよ?」 「しょうがねえな、お姫様は」 わざと怒ったふりをするアンジェリークに苦笑いしながら、アリオスは彼女の後ろに立った。 「ごめんね、お願い」 そう言って、彼女は彼にネックレスを手渡すと、栗色の髪を上げて、項を彼に晒す。 その艶やかな姿にアリオスは、息を呑んだ。 生唾を飲みながら、少し視線を下ろしてみると、強調された豊かな胸が見える。 たまらねえ・・・ ダメだ・・・。 こんな綺麗なもん見せられると、我慢できねえ…!! 「アリオス?」 中々首にかけてくれない彼に、アンジェリークは不思議そうに声をかけた。 「きゃあっ!」 いきなり彼に抱きしめられたかと思うと、項を強く吸われ、アンジェリークは悲鳴にも似た甘い声を上げる。 「ああっ…、アリオス…、ダメ・・・、パーティに遅れちゃう・・・」 「かまわねえよ」 彼は愛しげに腕を胸の谷間に移し、弧を描くように優しくマッサージを始めた。 「んっ! ああ…、ダメ・・・」 「ダメじゃねえだろ?」 「あんっ!」 息を乱し、アンジェリークはイ思わずアリオスの身体にもたれかかる。 彼はそのまま彼女のドレスのファスナーを降ろし、白い肌を露出させた。 豊かになった彼女の胸を、背後から力いっぱい揉みしだく。 「ああっ!! アリオス・・・、せっかく準備をしたのに・・・」 「目の前に最高のご馳走があるのに、食わないわけにはいかねえだろ?」 「も・・・」 半分あきれながらも、アンジェリークは彼の指のテクニックに溺れてしまう。 彼は首筋から背中へと唇を下ろし、吸い上げながら、所有の痕をつけていく。 「ダメ・・・っ! 痕は・・・!!」 本日のドレスは、所有の痕をつけられれば直ぐにわかってしまう。 アンジェリークはそれが恥ずかしくて彼に懇願するが一向に止めてくれなかった。 「アリオス…、お願い…っ!」 「おまえが俺のもんだって証をつけるだけだ・・・。ダメじゃねえよ・・・」 「ああっ!」 アリオスは指先で彼女の薔薇色の蕾を強くつまみながら、手のひらでさするように愛撫をしたりする。 その強弱が巧みで、アンジェリークは何度も身体を震わせた。 「アリオス・・・っ!」 彼の手はそのままドレスの裾を捲り上げて、彼女のとりでを書き分け秘所に侵入していく。 指先が花びらをかすれば、彼女は快楽に身体を震わせた。 「随分感じてるな? パーティの前にやらねえと俺もおまえもたまっちまうところだったろ?」 「もう、バカっ!!」 彼の指が、彼女の茂みを掻き分け、花びらの内側に侵入する。 指先で何度も彼女の蕾を刷り上げて、膨らませていく。 同時に自分のものもはちきれんばかりに膨らませる。 淫らな水音が部屋に響き、アンジェリークは快楽に身体をうち震わせる。 「ああっ!」 アリオスが一旦彼女の秘所から指を抜くと、アンジェリークの腰は物欲しげに揺れた。 「アリオス・・・っ!!」 「食前酒がいるな?」 「え!?」 彼はドレッサーと彼女の間に入り込み、太ももを撫でて脚を開かせると、淫らにも、ドレスの裾を大きくたくし上げる。 「ああんっ! アリオス!!!」 そのまま彼女の余り用の成さない下着を剥ぎ取り、秘所を自分の目の前に晒した。 「見ないで・・・っ!」 恋人が半分泣きながら懇願するのにも関わらず、アリオスは、彼女のそこをじっと見つめる。 「ダメだぜ? おまえのここは綺麗なんだからな?」 「ああっ!」 そのまま蜜で濡れたそこに口付けると、舌で巧みに蕾を転がす。 「アリオス・・・っ!!」 彼の舌の動きは彼女を知り尽くしていて、巧みに攻め立てていく。 「アリ、アリ」 彼を呼ぶ声が艶やかな桃色に染まり、アリオスをさらに高まらせる。 彼は秘所から顔を上げると、潤んだ瞳で艶やかに見つめる彼女の唇を深く奪った。 「んっ!」 舌で口腔内をしっかりと犯した後、彼はアンジェリークに囁きかける。 「俺が欲しいか? アンジェ?」 「あなたが・・・欲しいの…」 甘さの含んだ彼女の声にアリオスは満足そうな笑みを浮かべると、一気に蜜で濡れた場所に、欲望の高まったはちきれんばかりのものを侵入させた。 「あああっ!!!」 満足げな嬌声とともに、アリオスは腰を一気に進める。 「はあ、ああ、ああっ!」 息を乱しながら腰を揺らすアンジェリークは、彼だけの淫らな天使で。 いつもよりアリオス大きいイ・・・! もっともっと私を満たして・・・!!! 彼女は彼をしなやかに彼を受け入れながらも、しっかりとうごめくもので締め付ける。 「あああっ!」 蜜で蒸れる摩擦音が、淫らにも部屋に響く。 「アリオスッ!!!」 「アンジェ・・・、いい締め付けだ・・・」 「あああっ!」 アリオスは、アンジェリークの締め付けに応じて、さらに突き上げ、彼女の感じるところを、熱いもので突き上げていく。 硬く、おおきくなったもので。 「あああっ!!!!」 アンジェリークはもう何も考えられない。 この後パーティーがあろうがどうでも良かった。 彼の与えてくれる淫らな快楽しか今は欲しくない。 「アリオス・・・っ!!!」 「アンジェ・・・っ!」 彼女の締め付けがきつくなる。 アリオスはそれに答えるかのように、彼女に渾身の一突きを与えた。 「・・・!!!!!!!」 その瞬間、アンジェリークの身体は震え始める。 「アリオスッ!!」 「アンジェっ!!!」 アリオスの身体にも快楽の波が襲う。 その瞬間----- 「あああああっ!!!」 アリオスはアンジェリークの胎内に熱いものを放出し、二人は、同じく国と旅立った--- その日。 二人はパーティに少し遅刻をして参加となった。 |