PAPA CAN’T WAIT ANYMORE


 よく晴れた土曜日の午前中、アリオスとアンジェリークは、双子用のベビーカーを牽いて、病院へと向かう。
 目的は子供たちの検診。
 アンジェリークは、もう大学も決まり、卒業試験も無事受け、卒業式までの長い休みを、子育てに当てている。
 今日は、アリオスも休みなので、一緒に病院に行くのだ。
 病院に行くと、双子なので。アリオスと二人で診察室に入り、子供たちは一緒に検診をしてもらった。
「はい、二人とも優良児です。お母さんもお父さんも頑張ってますね」
 嬉しそうに言う担当医リモージュの言葉に、アリオスは誇らしく思う。

 よくやってくれているよな、アンジェは・・・。
 俺が子育てに参加できるのは週末だけだし・・・。
 二人も赤ん坊を抱えているのに、家事も一切手抜きをしないし、ホント頭が下がる思いがする・・・。

「はい、お子さんのは終わりです。じゃあお母さんだけ残ってください」
「はい、じゃあ、俺は待合室で待ってるからな」
「うん」
 アリオスは、そっと子供を連れて診察室から出てゆく。

 先生、今度こそ”お許し”をくれよな

 彼はそう祈る気持ちでいっぱいだ。
 それもそのはずで、彼女を抱きたくてたまらない彼は、ドクターストップを忠実に守っていたものの、我慢の限界だった。
 結局、アンジェリークは五分ほどして診察室から出てきた。
 彼女が出てくるなり、彼は駆け寄る。
「何だって、先生?」
 その言葉のニュアンスに、彼女は全てを理解する。
「----うん、おっぱいの上げ方とか、オムツかぶれとかの対処の仕方のお勉強」
 アンジェリークの言葉に、アリオスががっくり来たのは言うまでもなかった。
 彼女にも、彼が失望しているのは判る。
 アンジェリークはその様子が、余りにも可愛く思えて、くすりと笑った。
 彼はいつも夫としては最高に頼りになるのだが、こういうときに限って言えば、子供のようになる。
 このような彼も、彼女にとっては愛して止まない一面でもあった。

 後でね、アリオス・・・


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 夕食後、子供たちを一人で一人お風呂に入れ、自分たちも交代でお風呂に入れる。
 残業もあるアリオスは、普段の日はこれを一人でしているアンジェリークに舌を巻く。
 最後のおっぱいタイムが終わって、ようやく一息つくことが出来るのだ。
 子供たちのおっぱいタイムが終わる時間を見計らって、彼は彼女を呼びに行く。
 今や、彼女の部屋が、子供たちの部屋になっている。
「アンジェ・・・・、二人は・・・?」
「うん、今ね、レヴィアスにおっぱいを上げたところ。お腹いっぱいになったから寝ちゃったわ・・・。エリスもさっきおっぱい飲んだら寝ちゃったし、二人ともオムツも換えておいたわ」
「そうか・・・」
 優しく彼女は微笑むと、そっとレヴィアスをベビーベットに寝かしつけた。
 となりのベットではすでにエリスも寝息を立てている。
「可愛いな、二人とも・・・」
 余りに愛しげに彼は子供たちを見つめ、そっと小さな手を握り締める。
「あ・・・、アリオス?」
 はにかんだ声で言われて、アリオスは子供たちと戯れるのはそこそこに、アンジェリークに向き直る。
「あのね・・・」
「何だ・・・」
 上目遣いで彼を見つめる彼女は、子供を産む前も後も変わらなくて、彼は思わず目を細めた。
「今日ね・・・、”お許し”が出たの・・・」
 耳まで真っ赤にして話す彼女に、彼は嬉しくなって、そのまま華奢な身体を抱きしめる。
「いいか?」
 彼の艶やかな一言に、彼女は僅かに頷く。
 彼は満面の笑顔を浮かべると、彼女をそっと抱き上げた。
「今夜は・・・、寝かさねえからな・・・」
「うん・・・」
「子供たちには、朝まで目を覚まさないで貰いてえけどな? お父さんのために」
 寝室へと足早に向かい、ベットの上で彼女を寝かしつける。
 ほのかに点る常夜灯が彼女を艶やかに見せる。
 ようやく、彼女を愛せると思うと、はやる心が押さえきれない。
 彼は手早く、自分のパジャマも全て脱ぎ捨て、彼女に身体を重ねてきた。
「あ・・・」
 忘れていた感覚が戻ってくる。
 甘くむさぼるように唇を重ねられて、彼女は頭の芯が痺れる感じがした。
 彼の手はその間も、彼女のネグリジェの上をまさぐり、ゆっくりと脱がしにかかる。
 するりと簡単にネグリジェは脱がされ、彼女は生まれたままの姿にされる。
 情熱的な口付けが終わり、アリオスは自らあらわにした彼女の白い肢体を見つめ、暫し、見惚れる。
 欲望を翳らす彼の異色の瞳を見つめられて、彼女は全身を桜色に染め上げる。
「アリオス・・・、恥ずかしい・・・、だって私・・・、赤ちゃん産んだばかりで、きっと、前みたいじゃない・・・」
「何を言ってやがる・・・。おまえは前より綺麗になった・・・、色っぽくなったぜ?」
 その低い艶やかな言葉だけで、彼女の身体は潤んでしまう。
「久しぶりなんだ、ゆっくり見せろよ?」
 囁かれる声には、甘いと息が混じっている。
「いやん・・・」
 彼はそのままじっと白い胸に視線を落とす。
「前も大きくてよかったが、今はもっと豊かになってるな・・・。綺麗だ・・・」
「ああっ・・ん」
 彼の手はゆっくりと、形のよいさらに豊かになった胸を円を描くように、その形を確かめるように揉みしだく。
母乳を与えるために、さらに豊かな胸は、彼の手から零れ落ちてしまう。
「やああん」
 彼女は声を小さくするようにして喘ぎ声を出している。
「アンジェ、今まで、うちじゃ、声を我慢しなかったのに、どうしてだ?」
 囁いている間も、彼は胸をしっかりと愛撫し、その感触に溺れる。
「・・・だって・・・、子供たちに声が聞こえるわ・・・」
「バカ声を、出せよ? あいつらは赤ん坊だし、きっと、お父さんが、どれほどお母さんを愛しているか判って嬉しいと思ってるぜ?」
「あっ・・・あ」
 彼はそのまま唇を彼女の首筋に寄せ、強く吸い上げ愛撫する。
 所有の証が、久々に彼女の白い肌に咲き乱れてゆく。
「はあんん・・・」
 彼女は、その細い腕を、彼の精悍な背中へと回ししがみつく。、
「…アリオス…!!」
 そのまま彼は彼女の豊かな胸に顔を埋める。
「これは俺のもんだからな。俺だけのもんだからな。子供には貸してやってるだけだ」
 彼の唇は、すっかり尖った蕾を探し当て、吸い上げる。
「・・・ん、ふっ…、ああ・・・!」
「おまえのおっぱい、美味いな?」
「あああああ」
 淫らなささやき声と唇の動きが、彼女の情熱を覆い尽くした。
 舌先で丹念に転がされ、噛まれ、嬲られ、次々に来る快楽の波に、アンジェリークはすっかり溺れていた。
 子供と同じ要領で、彼は左右の胸を交互にもみながら吸っている。
 やっていることは子供と同じなのに、彼女は何度も、何度も、その巧みな唇の動きに身体をのけぞらせた。。
「アリオスッ…! 愛してるわッ!!」
「俺も…、愛してる…」
 彼の器用な指先はゆっくりと降りてゆき、愛撫で潤み始めた中心を目指す
 アリオスの繊細な指の動きで太腿をなで上げられると、待ち構えたように足が開かれた。
「ずっと触れたかったぜ・・・」
 彼の指は、ゆっくりと彼女の秘所に侵入し、溢れた蜜で手を濡らしながら、花弁の内側をなぞる。
「や…、あ…んっ!! ん!!」
 彼の指は、淫らな水音を響かせながら、彼女の秘所をゆっくりと、繊細に弄った。
「・・・あっああ、アリオス…!!」
 繊細な指が花芯を刺激し、強弱の刺激を与えて、膨らませてゆく。
「いやああんっ!!」
 全身が寒くもないのに震え上がる。
 指をそっと彼女の胎内へと侵入させる。
 彼女の胎内をかき回し、彼は乱し、その快楽の場所を探っていく。
「おまえ、すげえ、妊娠前より締め付けるぜ?」
「やああん!!」
 さらにキツクなった彼女の締め付けに、彼は満足げに笑う。
 もう、彼の与える愛撫意外に何も考えられない。
 アンジェリークは、何度も体を逸らし、快楽の嵐に飲み込まれる。
 彼の唇は、その間、静かに下へと下りていった。
 絶妙のタイミングで胎内から指が抜かれ、彼はそのまま彼女の足首を掴む。
「あ、あっ・・・! ん!!」
 足を大きく開かされて秘所を曝され、そこに彼が顔を埋めていく。
 生暖かくみだれた息が、そこにかかる。
「ん…、あ…、あっ、アリオス・・・!!」
 溢れ出る蜜を舌で舐めとり、快楽に震える花芯を吸い、胎内に舌を入れられて、アンジェリークは、もう堪えられないとばかりに腰を淫らに揺らした。。
「ダメ…、アリオス・・・!! もう!!」
 彼女の口からは、切なげな泣き声が漏れ、腰がさらに淫らな動きをして彼を誘う。
「俺のアンジェ、ずっとこうしたかったんだからな」
 彼が何よりも可愛いと想う泣き声が響き、そっと秘所から顔を離す。
「----愛してる…」
 その言葉を合図に、彼は昂まった自分自身を彼女の胎内へと侵入させた。
「・・・ん、くっ、ああ・・・!」
 久しぶりの甘い感覚に、アンジェリークはしなやかにアリオスの高まったものを受け入れ、包み込んでゆく。
 きつく締め付けられるたび、アリオスの体に官能の波が押し寄せる。
「クッ! ホントにおまえの身体はさらにいいぜ?」
 彼はその締め付けに息を乱しながらも、、彼女の奥まで侵入し切り、何度も突き上げ、彼女を翻弄する。
「ああ、もう!!!」
「ダメだ!」
 彼は何度も腰を牽き、そのたびに甘い悲鳴が彼女の口から漏れて、彼の腰を引き寄せようとする。
「お願い、イカせて・・・、ああん!!」
「イイゼ、イッちまえよ」
 アリオスは、彼女の感じる場所に何度も自分自身を擦り付けながら、天国へと誘う。
 彼の息つかいもさらに乱れてゆく。
「アリオス…!! アリオス…!! あっ、んん!!」
 腰をくねらせ、彼を締め付けていく姿は淫らなのに、なぜか純潔性を失われてはいない。
 本当に子供がいるとは思えないほどの、清らかさだ。
「ああっ、ん・・・!!」
 アンジェリークの体が小刻みに震え始め、限界を伝える。
「アンジェ!!」
 アリオスが、彼女の中に今までのすねての思いを凝縮した熱を放った瞬間、彼女の瞼に星が煌き、意識を手放した。


 次に目を覚ましたとき、愛しい広が汗ばんだ額の髪をそっとなでつけてくれていた。
「目、さめたか?」
「うん・・・」
 アンジェリークは愛しい人に身体を摺り寄せて、甘える。
「----まだまだ、夜はこれからだぜ?
 俺は散々待たされたんだ、覚悟しろよ?」
「え、きゃ!」
 言い終わる前に、彼女は彼に組み敷かれ、再び甘い旋律が刻まれる。
 彼女がどれだけ彼に愛されたかは、翌朝、子供が空腹で泣いても、甘い痺れで全く起きられなかったことが、総てを象徴していた。
 その日の朝は、アリオスが二人の子供のオムツを変え、ベットから彼のせいで中々起き上がれない彼女の元に、子供たちを連れて行って授乳をさせたという。 



コメント

「WHERE〜」の出産編「LOOK TO YOUR DREAMS」の裏です。
やっぱり、ぱぱはままが一番好きです。
ずっと、我慢していた思いが報われて、ほっとしたのでしょうか(笑)