「アンジェ、風呂一緒に入ろうぜ?」 「…うん…」 少しはにかんだ表情でアンジェリークは僅かに頷いた。 土の曜日は一緒にお風呂に入るのが、定番になっている二人は、一緒にお風呂に向う。 「アリオス、自分で歩けるって…」 「良いから…」 アンジェリークは、アリオスに抱き上げられて、そのままお風呂へと運ばれる。 今日彼女が纏っているのは、可愛い白のネグリジェ。 アリオスからのプレゼントである。 当然、プレゼントということは、例の天使の広場の路地裏にあるパラダイス的な店「おとなのお店」で購入したものである。 「下着…、付けてねえだろうな…」 「うん、大丈夫…」 恥ずかしそうに小さな声で囁くように言い、アンジェリークは顔を真っ赤にさせて彼の胸に顔を埋めた。 「待ってろ?」 「…うん…」 そのままお風呂に運ばれたアンジェリークは、脱衣室で、アリオスが裸になるのを、背中を向けて待つ。 その初々しい姿が、アリオスはまた可愛く感じてしまう。 「何恥ずかしがってんだよ? 俺の裸なんか、何度もみてるだろ?」 「だって…」 はにかむ彼女が愛しい。 ここにいるのは、新宇宙の女王ではなく、アリオスの可愛い幼な妻。 自分にしか見せない面を見せてくれる彼女が、この上なく可愛い…。 「アンジェ…」 アリオスは背後から彼女を抱きしめると、そっと耳朶を噛んで、翻弄する。 「あ…ん…」 「行こうな?」 「うん…」 そのままアリオスは彼女を抱き上げると、浴槽の中に入っていった。 二人の使う浴槽は、とても大きな浴槽である。 一緒に入ったとしても余りある大きさである。 彼は抱き上げたまま彼女と一緒にお湯の中に入った。 浴槽のお湯は少し温めに設定されている。 彼女を膝の上に乗せて、彼はゆっくりと背後から包み込む。 「あ…、アリオス…」 首筋に唇の少し冷たい感触があり、アンジェリークは甘い声を上げた。 「ほら…、水に濡れるおまえは綺麗だぜ? 水も滴るいい女とは、おまえのことを言うんだな…?」 「ああっ」 アンジェリークは淫らな水中の自分の姿に真っ赤になってしまう。 彼女のネグリジェが透けて、白い胸が見えている。 今夜着ているものは、水につけると透けてしまうという、例の店で買ったものなのであった。 「まるで水の中のお姫様みてえだな…。実際におまえは"女王様”だがな?」 「ああっ」 背後から胸をゆっくりと揉みしだかれる。 水で透けたネグリジェは、彼女の身体をまとわりついて、まるで羽根のように見えた。 アリオスはその幽玄な様子に見惚れながら、彼女の胸を張り詰めるまでマッサージしてゆく。 「ああ、ああん、ああっ!! アリオス…」 「綺麗だ・・・、アンジェ…」 「ああっ!」 布越しに、すっかり勃ち上がったぴんく色の頂を、彼にきゅっと摘ままれて、アンジェリークはアリオスの身体に体を預け、悩ましげに甘い息を吐いた。 彼能で異しがみつきながら甘い戦慄を彼女は呼吸する。 そのまま彼の指は、ネグリジェを掻き分けて、彼女の秘所へと触れる。 「はあっ!」 触れられた瞬間、アンジェリークは電流が流れているかのように、身体をびくりと震わせる。 「足開けよ…」 「…ウ…ん…」 恥ずかしそうにアンジェリークはゆっくりと足を広げた。 秘所のスリットが割られ、お湯がそこを刺激する。 アリオスの繊細な指はゆっくりと宝石を撫で上げる。 「あああっ!」 指での愛撫で彼は充分に彼女を高まらせてゆく。 親指と人差し指で巧みに宝石をいじられ、アンジェリークは蜜をお湯の中に流していった。 「アリオス!! アリオス!!」 指が、蜜の入り口にかかり、彼は胎内に二本に指を侵入させる。 「ああぅ!」 入り口を揉み解され、アンジェリークは喘いだ。 彼の指は、アンジェリークの感じる所を判っていて、内壁をゆっくりと引っかく。 「あん・・ああっ!」 アンジェリークはそのまま軽く意識を飛ばした。 ぎゅっと、アリオスに抱きしめられて、ぼんやりと意識が回復してくる。 最初に気になったことは、やはり、ネグリジェ。 アリオスの身体と直接接触していないのが、もどかしくてたまらない。 「アリオス…!」 身を捩ってネグリジェを脱ごうとしてもどかしげにする彼女が可愛くて、アリオスはフッと笑った。 「アンジェ、万歳してみろ」 「うん」 「ほら、バンザ〜イ」 万歳した彼女がから、まるで子供にそうするかのようにアリオスは濡れたネグリジェを脱がす。 ようやく気にしていたものがなくなって、アンジェリークは嬉しそうに少しふうッと溜息をついた。 「可愛いな、アンジェ」 「あん」 アリオスはアンジェリークを抱き上げると、そのまま浴槽の淵に乗せてやる。 「まだ吸ってなかったからな…」 「やあん」 勃ち上がったぴんくの頂を、アリオスは強く唇で吸い上げてやる。 「あああっ!」 仰け反りながら感じている彼女のために、身体を両手でしっかりと押さえてやり、左右の頂を愛してやった。 そのまま唇を白い肌に這わせ、下へと降りてゆく。 「足開け」 「うん」 ゆっくりと足を開けば、彼は秘所を今度は舌で愛し始める。 「はあんっ!」 舌で宝石を愛されれば、アンジェリークの身体に再び震えが襲ってきた。 その震えを感じ取り、腰が求めるように揺らされるのをみて、アリオスは顔を上げた。 「アンジェ、腰かがめて。壁に手をつけ」 「うん…」 言われたように、アンジェリークは壁に手を付き、腰をかがめる。 アリオスはその後ろにきて、彼女の身体をしっかりと包み込み、密着させる。 「いいか?」 「…うん…、来て」 フッと笑うと、彼はそのまま彼女の蜜が滴る熱い場所へと侵入し始めた。 「あああっ!」 熱い場所に彼を感じて、アンジェリークは喘いだ。 熱く大きな彼がゆっくりと欲望をたぎらせて挿いってくる。 「ああっ!! ああん!!」 彼女の感じる所に厚く高まったものを何度も擦り付け、熱を煽ってゆく。 「あんあんああああっ!」 ぎゅっと壁に付く手にも力が入れられる。 「ああああっ!」 何度も攻め立てられ、アンジェリークはこのまましんでしまうかと想うほどの快楽に襲われた。 「ああ、ああ、ああ、ああっ!」 意識が朦朧としてくる。 アリオスの突き上げが早くなり、視界が音を立てて揺れる。 「あんあんああっ! アリオス!!」 もうこれ以上我慢できない。 アンジェリークはしっかりと彼自身をくわえ込み、しっかりと締め付けて、離さない。 「クッ! アンジェ…」 アリオスの熱も限界まで達する。 「アンジェ!!!!!」 「アリオス!!!!!」 そのままアリオスはアンジェリークの胎内に熱い愛情を勢い良く注ぎ込み、アンジェリークはその壁に当たる刺激にもう耐え切れないほどの快楽が襲ってくる。 「ああああっ!!」 二人はそのまま、ともに高みへと登りつめていった----- 目覚めれば、またいつものベッドだった。 アリオスが相変わらず、彼女をしっかりと抱いてくれている。 「アリオス…」 「アンジェ…」 二人は見詰め合った痕、激しく口付ける。 夜はまだこれからなのだ。 新婚さんは---- |