アンジェリークは、アリオスのプロポーズを受けて、めでたく婚約した。 「ふふ〜、凄く幸せ〜!」 もらった婚約指輪を何度も見つめながら、アンジェリークはとても幸せそうにしている。 「これから色々準備とか大変ね」 ”大変”と言っても、言葉自体が幸せ色に染まっているので、まったくそんな風には響かない。 「そうだな。新居は決まってるが、それ以外はまだまだだもんな。それに・・・」 アリオスは含み笑いを浮かべてアンジェリークを見つめる。 「もう親も公認だし、うちに練習に来ねえか?」 「練習? 主婦の?」 アンジェリークは大きな瞳をきょとんとさせながら、アリオスを見る。 その表情が可愛らしかった。 「だな。俺の奥さんになるんだからな。ちょっと練習しねえと、おまえも大変だからな」 「大変? 何が?」 アンジェリークは何が大変なんだろうかと、小首を傾げる。 「主婦業は大変だけど、一生懸命頑張ってするからね」 「ああ、判ってる。だが色々馴れてたほうがいいだろ? それに、今までだっておまえは、”ぷち家出”何回もして半同棲だったんだから」 「そう言えば、そうよね・・・。お母さんも”あなたをもうお嫁に出したみたい”って言ってたし…」 アンジェリークはアリオスの言葉に納得とばかりに頷くと、同意することにした。 「そうよね。うん、色々奥さんとして馴れるために、そうする。それと、アリオスのそばにいたいし・・・」 頬を赤らめて俯くアンジェリークは、本当に愛らしくて、アリオスはぎゅっと抱き締めた。 「ホント、おまえは可愛いよな? 最高だ」 「アリオス・・・」 アリオスの温もりの中で包まれていると、アンジェリークは安心したように瞳を閉じる。 この温もりをいつも感じていられるかと思うだけで、アンジェリークは幸せを感じずにはいられなかった。 アンジェリークがアリオスのマンションに越してくる日、いつもに増して仕事の調子も上がる。 もう家に返さなくていい上に、明日は休みだ。 気兼ねなくアンジェリークを愛せるかと思うと、嬉しくてしょうがない。 今まではアンジェリークの両親に一応は気を遣い、見える部分にはあまりキスマークを残さないように配慮していたが、今日からはそれもなくなる。 その上婚約までしているとなると、今まで試せなかったあんなことやこんなことが出来てしまうのだ。 楽しみでしょうがなくて、アリオスは仕事が早く終わればと思わずにはいられなかった。 仕事を終わらせて、アリオスはマンションに飛んで帰る。 途中、特に必要ないくせに、気合いを入れるために薬局で強い精力剤を飲まずにはいられなかった。 「アンジェ!」 「おかえりなさい、アリオス〜!」 白いエプロン姿で出迎えてくれたすでに幼妻のアンジェリークを見るだけで、ひどく萌えて興奮する。 「アンジェ」 「アリオス、あふっ!」 可愛すぎて堪らなくて、アリオスはアンジェリークの唇を深く奪う。 ”おかえり”のキスにしてはかなり深く鋭いキス。 深い角度のキスにアンジェリークは立っていられなくなった。 舌で凌辱されて、アンジェリークは息を弾ませる。唇を放された時には、完全に力が抜かれた。 「アリオス・・・」 アリオスの首に腕を回して、アンジェリークはしがみつくことしか出来ない。 「まだまだ、練習が必要だな」 「だって、こんな激しいの・・・」 アンジェリークは恥ずかしそうに、唾液で光る唇を隠すように俯いた。 「顔を上げろよ」 「あ・・・」 顔を上げると、アリオスがすぐに唇の周りを舐めてくる。 「やんっ・・・!」 可愛らしい声を上げるアンジェリークに、アリオスは堪らなくなって、手を服の中に差し入れてきた。 「やだ、んっ、アリオス、御飯食べなきゃ」 「メシの前に練習だ」 「やんっ!!」 下着を引き抜かれて、むき出しの胸を揉みしだかれる。 「はあ・・・!」 アリオスが与える魔法によって、アンジェリークは淫らな女になっていく。 アリオスはうなじに思い切りキスをした後、アンジェリークを後ろに向かせた。 「俺と結婚したら、毎日激しいからな。躰は馴れてもらわねえとな」 「やだんっ」 手早くスカートの下に手を入れられると、下着を脱がされ、熱い場所に触れられる。 「んっ!」 触れられた瞬間に痺れるような感覚が全身を洗う。 アリオスの繊細な指先で熱い場所に触れられて、アンジェリークは何度も甘い喘ぎ声を上げる。 「もうこんなになってるぜ? 躰は正直なんだな?」 「いやん・・・」 はずかし過ぎる言葉に、アンジェリークは真っ赤になって呻いた。 アリオスの指が、熱い蜜壺に侵入してくる。何度も指を出し入れされて、震えの余りに腰に力が全く入らない。 「アリオス・・・っ、もう立っていられない・・・っ!!!」 躰を小刻みに震わせると、アリオスが腰をぎゅっと掴む。 「支えてやるよ」 「やんっ!!」 腰をひどく押しつけられて、アンジェリークは淫らにも興奮した。 「・・・好きっ!」 「ああ。俺も好きだぜ、アンジェ」 アリオスが熱くなったものを間接的に押しつけてきて、アンジェリークは喘ぐ。 アリオスが欲しくて堪らない。 満たしてほしい・・・。そ う深く思いながら、アンジェリークもアリオスに腰を押しつけた。 「アリオス、お願いっ!!!」 言葉と腰の動きで懇願すると、アリオスが背後から強く抱き締めてくれる。 「壁にしっかりと手を付けろよ? 凄く気持ちよくさせてやるぜ?」 「アリオス・・・っ!」 アンジェリークはアリオスに言われたように、壁に手をしっかりと付ける。 「しっかりと掴まっておけよ」 「あっ、うんっ、ああっ!!」 アリオスの熱いものがアンジェリークの熱い場所に侵入してきた。 その歓喜の瞬間に、アンジェリークは満たされて甘い声を上げる。 「あっ、ああっ!」 嵐のように猛々しいものに、アンジェリークは官能に狂わされた。 「アリ、オスっ!!!」 アリオスの勢いのあるモノをしっかりと締め付けながら、アンジェリークは淫らにも腰のダンスを踊った。 「やっ、ああんっ!!!」 「アンジェ、おまえは本当に最高だぜ・・・」 「やっ、ああんっ!」 アリオスは渾身の力を込めながら、アンジェリークを一気に突き上げる。 「ふわああああっ!!」 アリオスが知り尽くしている胎内の奥深くを、突き上げて揺さぶりをかけてきた。 「あっ、あっ、ああー!!!」 最も感じる場所を突き上げられて、アンジェリークは楽園へと愛する人と上り詰め、ゆっくりと意識を失っていった。 ようやく夕食を食べられる時間になり、アンジェリークははにかみながらも準備をする。 食卓について、むさぼり食べるアリオスを見た。 「ねえ、美味しい?」 「おまえのほうが美味い」 「もう、バカ」 定番のことを言い返すことしか出来ず、アンジェリークは恥ずかしそうに軽く睨んだ。 「メシ食ったら一緒に風呂に入って、その後は更にゆっくりな?」 お風呂でも寝室でも何が起こるか判らないアンジェリークではない。 真っ赤になって頭から湯気が出てくるぐらいに恥ずかしくなる。 「いっぱい、いまのうちから練習しておかねえとな? 結婚本番には、完璧な状態で望めるように、回数も少しずつ延ばさねえとな。幸せな時間を過ごすために、誰もがする予行演習だからな」 「そうなんだ」 アンジェリークは上手く丸め込まれてしまい、そういうものかと思い込む。 「いっぱい、練習しようぜ?」 「…うん」 アンジェリークははにかむと、結局は婚約者の甘くて淫らなレッスンには逆らえないのであった------ |
コメント アンジェには絶倫を誇るアリオスさんです。 まだまだレッスンは続く(笑) |