In The Sky


 アリオスのベッドは冷たかったが、寝心地はすこぶる良かった。
「アリオス・・・」
 情熱と不安が交差した瞳でアリオスを見上げながら、アンジェリークは胸の鼓動を早くさせる。
「アンジェ、おまえはずっと俺だけのものだ」
 熱っぽいアリオスの声に酔いながら、アリオスはキスを受ける。
 甘くも切なさが交じりあった激しいキスに、アンジェリークは応えていった。

 このまま溶けてしまいたい・・・。

 舌が絡み合うキスに翻弄されながら、唇の端を甘く噛まれる。
 それだけで、アンジェリークは甘い震えを起こした。
 彼の舌はアンジェリークがどうすれば喜ぶかを知っている。
「んんっ・・・!」
 口の周りが唾液だらけになっても構わない。
 舌先で唇を丁寧に舐められて、アンジェリークはアリオスを思わず引き寄せた。
「アリオス・・・」
 ふわっと大きな息をついた後に、アンジェリークはアリオスに強く抱き締められる。
「愛してる」
 情熱的な一言を囁くと、アリオスの手が服にかかった。
 するりとリボンが解かれる音が、妙に淫靡に感じる。
 するりと着ているものを脱がされ、下着姿にされた。
「アリオス・・・」
「綺麗だぜ?」
 じっとアリオスに見られ、アンジェリークは白い肌を紅に染め上げる。
 そのままアリオスは彼女を抱き締めると、首筋に唇を落とした。
 深くアンジェリークに入り込み、自分のものだという証を刻み付けるために。
「んっ・・・!」
 白い首筋に舌を感じ、彼女は今までに増して喘いだ。
 アリオスは栗色の髪をかき上げ、項を晒すとそこを強く吸い上げる。
 自分のものだということを、彼女に強くしらしめる為に。
「あっ!」
 首筋には、紅い所有の花がいたるところに咲き乱れていた。
「はっあ!」
 首筋を唇でしっかりと愛された後、今度は鎖骨に舌を這わせる。
「いいか、アンジェ、おまえは俺のものだ。未来永劫俺だけのものだ」
「あっ・・・!」
 急に胸を持ち上げられて、アンジェリークは息を大きく乱した。
「アンジェ・・・」
 彼の手のひらの中で、何度も形を変える胸が恥ずかしい。
 下着の上から揉みこまれて、アンジェリークの胸は張り詰めていく。
「アリオス・・・っ!」
 下着を解かれ、胸がむき出しになって彼の視線に晒された。
「綺麗だぜ?」
「恥ずかしい・・・」
 身体を抱きしめて、いやいやと頭を振る彼女を、アリオスは手を離させた。
「自信を持てよ、アンジェ、おまえは綺麗なんだからな?」
「アリオス」
 白い胸がふるりと揺れるのを見つめながら、アリオスは息を乱して、顔を埋める。
「あっ!」
 揺れる白い胸をゆっくりと丁寧に舐めあげられて、甘い誘惑の余り身体を震わせてしまう。
「アリオスっ!」
「儀式だぜ」
「儀式?」
「俺だけのものになるな?」
「アリオスっ!!」
 身体から力が抜けていく。
 アリオスに身体を預け、アンジェリークはその官能に溺れていった。
 彼の舌先が、アンジェリークの乳首を捕らえた。
「ああっ!!」
 舌で、勃ち上がった乳首を、丹念に転がしていく。
 熱く蕩けていく感覚に、アンジェリークは首をのけ反らせた。
「はああっ!!」
 その姿は、アリオスにとってなまめかしい女神に映る。
 彼は、左右の蕾を丁寧に転がして、アンジェリークを悦ばせた。
 同時に、白い胸を強く揉みしだかれ、アンジェリークは白い肌を紅色に染め上げる。
「ああっ・・・」
 乳首の根元を甘く噛まれる。
「んんっ!」
 身体を震わせて、何度も喘ぐ彼女は、とても美しかった。
 甘い痺れが電気になって全身を駆け巡る度に、アンジェリークは頭を白くさせるほど、感じる。
「いやっ・・・!」
 アリオスの唇が不意に蕾から離れた。
 アンジェリークは、本当に切なそうに声をあげる。
 そんなことはお構いなしに、アリオスは、白い腹部の下へと唇を這わせていった。
「きゃっ!」
 突然、アリオスに足を大きく開かされて、羞恥のあまりに彼女は大きな声を上げる。
 足を閉じようとするものの、アリオスの力が強くて出来ない。
「アリオス・・・っ!」
 下着を取り払われ、アンジェリークは更にもがいた。
「アンジェ・・・」
「ああっ!」
 指先を熱い熟れた場所に入れる。
 そこは、すでに熱い蜜でたっぷりと濡れており、アリオスは指先で襞をかき回した。
「あっ!」
 淫らな音と、今まで経験したことのない感覚に、アンジェリークは声を上げる。
「アリオス、恥ずかしい・・・」
「綺麗だぜ?」
 真っ赤に染まり固くなった花芯を指でいじられ、涙が滲んでしまうほど感じた。
「あああっ!!」
 そのままそこに刺激を与えながら、アリオスは蜜壺に指を突き入れる。
「ああっ!!」
 何度も出し入れを繰り返されて、胎内をひっかくように刺激されてしまう。
「はあああっ!」
 同時に攻められて、頭の芯が痺れるほど感じた。
「あっ!」
 あと少しで達するところで、無情にも指をぬかれる。
「い、ああっ!」
 アリオスはさらにアンジェリークの足を広げると、その部分に顔を埋めた。
「はあっ!」
 たっぷりと零した蜜を舌で丁寧に舐め取った後、舌先で真っ赤な蕾を転がされる。
 淫らな水音と共に、身体が舞い上がるかのように感じる。
 もう何も考えられない。
「あっ!!」
 強く花芯を吸い上げられ、アンジェリークは全身をぴくりと浮かせる。
「ああっ! アリオスっ!」
 花芯をかりっと噛まれ、快楽の余り、アンジェリークの意識は暗転した。
 初めてアンジェリークは甘い絶頂を味わった。

「あッ・・・」
 目をゆっくりと開けると、アリオスが艶やかに見つめている。
 彼は、潤んだ瞳を向けたアンジェリークの唇に甘く優しくキスをする。
「愛してる・・・。
 おまえをずっと離さねえから」
「離さないで、アリオス…」
 開かれたアンジェリークの足の間に、アリオスは自分の身体を入れる。
「いやあっ!」
 痛みが全身を貫いていく。
 涙が大きな瞳から流れ、アンジェリークは躰を強張らせた。
 痛に全身を震わせ、もがく。
「アンジェリーク、愛してる・・・」
「アリオス・・・」
 彼女の痛みを和らげるように、アリオスは何度も顔にキスを送り、涙を唇で受け止める。
「はうう・・・」
 少しアンジェリークが力を抜くたびに、彼は腰を進めていった。
「アンジェ・・・、」
「アリオスッ!」
 身体が熱を持ってどうしようもなくなってしまう。
「深呼吸を何度もしろ?」
「うん・・・」
 アンジェリークは何度も泣きながら深呼吸をして、力を抜いた。
 痛みが全身を貫いているというのに、「いやだ」と一言も言わない、彼女が彼は本当に愛しくて堪らない。
「ふあああっ!!」
 完全にアリオスが入りきると、アンジェリークは甘さの入り混じった声を上げた。
「アンジェ・・・」
 優しく胎内を動いてみる。
「あっ…」
 更に甘い声が聞こえ、アリオスは優しく動き始める。
 ゆっくりと甘く。
「あゅ、ああっああっ!」
 小刻みに甘い声を上げ始めたアンジェリークに合わせて、アリオスは徐々に揺さぶりを大きくなっていた。
「はあ、ああ、ああっ!!」
 アリオスを無意識に締め付けるアンジェリークの締め付けは、彼が今までで最も満足するもの。
 百戦錬磨の彼ですら何も考えられないほど、アンジェリークの自然な締め付けは素晴らしかった。
「クッ、アンジェ・・・おまえは最高だ…」
「アリオスっ!!」
 彼が熱く揺さぶりを掛け始めると、アンジェリークは更に熱い波に飲み込まれていく。
「アリオスっ!!」
 アリオスは激しく動き始めた。
「アンジェ・・・、おまえを、俺だけのものに・・・」
「あっ!! アリオスっう!!!」
 烈しく揺さぶりを掛けられ、アンジェリークは今までにない快楽のふちに落とされる。
 情熱的で熱い楔。
 それになんどもっ突き上げられる。
「あっ!! ああああっ!!!」
 アンジェリークの躰が震え、アリオスに限界を伝えている。
「アリオス…っ!!!」
「アンジェっ!!」
 ふたりはしっかりと抱き合い、アリオスは熱いものを愛する者に与える。
 命の証を。
 もう二度と離れない楔をお互いに打ち付ける。
「あああっ!!」
「クッ…!!」
 そのまま二人は抱き合って、もう二度とはなれないことを、身体で心で誓い合い、絶頂を迎えた-----

 もう決して離れないから・・・


コメント

『愛した人には決まった相手がいた」シリーズです。
今度はアンジェに決まった相手がいた場合です。
 
今、アリたんスキー病。
うう〜ん、いけずぅ(←何がだ(笑))

モドル