Filth And Dreams
〜AFTER DREAM〜


「…ん…」
 夢の中で一仕事をして、ティムカたちと別れた後、アリオスはゆっくりと目を覚ました。
「アリオス…」
 アンジェリークが優しく銀色の髪を撫でると、優しく声をかける。
「仕事をしてきたぜ? 女王陛下?」
 ニヤリと憎らしいほど良い笑顔で彼女に笑いかけ、彼女を見上げた。
「皆さん、お元気そうだった?」
「ああ。あいつらは殺しても死なねえよ。あいも変わらずお人よしで」
 憎らしい口を叩きながらも、アリオスの顔は笑っている。

 照れくさいんだ…。
 アリオスらしい…

 アンジェリークも、彼の照れくさそうな表情を美k瑠野が楽しくて、思わず微笑みが零れる。
「俺ってどれぐらい寝てた?」
「そうね、30分ぐらいよ…」
「そうか…」
 彼はふと目の前にある、彼女の豊かな剥き出しの白い胸に、目が行く。
 もうそれは、目の前に餌をつるされている狼そのもので。
「アンジェ、さっきの言葉覚えてるよな?」
 ニヤリと良くない微笑を浮かべられて、アンジェリークは一瞬何のことかと目を丸くする。
「ったく、都合が悪いと思えは知らん顔するのな。何を約束したかは、身体で教えてやるぜ?」
「え、や、ああん〜!!!」
 アリオスはそのままアンジェリークの胸に顔を埋めて、ゆっくりと柔らかなその感触を楽しみながら、首筋をしっかりと口付ける。
「ご褒美はしっかり貰わないとな? 女王陛下?」
「あ、ああん〜」
 しっかりと首筋をくまなく愛されている間も、彼の手は彼女の胸を弄っている。
 しっかりと揉み込んで、時にはゆっくり、時には早くと、強弱をつけて愛してやる。
 ぶるりと甘い戦慄を感じ、アンジェリークは肌を粟立たせる。
 息遣いが甘く変ってゆく。
 ほんの30分ほど前まで彼に愛されていた甘やかな肢体は、直ぐに火がつく。
「ああ…」
 勃ちあがっている蕾をきゅっと掴まれて、アンジェリークはアリオスの方を思わず掴んだ。
 指先で左右の蕾を良いように遊ばれて、彼女の全身は小刻みに脈を打ってゆく。
「俺の女王陛下は最高だぜ…」
 そのまま柔らかな胸に顔を埋めて、しっかりとも見上げながら、舌で柔らかな場所を舐め上げた。
「あああっ!」
「最高の枕だ」
「もうああっ!」
 蕾をそのまま強く吸われ、舌先で丁寧に転がす。
 夢中になって愛されている身体が、熱を帯び、艶やかになってゆく。
 胸を愛された後も、アリオスの舌は、アンジェリークの全身を這いまわった。
 背中を向けられて、健康古都から丁寧に舌で撫でられる。
「ああああっ!!」
 二つの桃尻も下で丹念に愛され、アンジェリークは身体を仰け反らせた。
「アリオス!!」
 足まで愛されると、今度は再び仰向けにされて足をくまなく舐め上げられる。
「アリオス!! アリオス!!!!」
 彼の舌は獲物を狙う動物のように、徐々に上へと上がってくる。
 狙う場所は…。
 太腿に手がかかり、ぐっと足を大きく開かされる。
 そこには蜜ですっかり濡れた花がある。
 蜜で濡れて震えている花弁を彼は指で押し開き、露になった花芯を舌で転がした。
 全身を震えが襲う。
 頭の中が真っ白になりそうで、アンジェリークは涙を流す。
 彼の舌が、繊細に小刻みに震えるたびに、アンジェリークは何度も身体を浮かせて派沈み込む。
 指を泉の溢れる場所に突き入れると、彼女の身体は大きく跳ね上がった。
 少し内壁を引っ掛けてやるだけで、彼女は腰を淫らに動かし、彼に押し付けてゆく。
「お願い…、アリオス…もう・・・して…!!!」
 切羽詰ったようなアンジェリークの言葉と、彼を待ちわびるあまりに、狂ったように腰を押し付けてくる。
「しょうががねえな、もっと狂わせてやるぜ? 女王様」
 息が上がる。
 アリオス自身もかなり高まっており、これ以上待てない状況だった。
「いくぜ?」
「あああっ!!!」
 彼女の胎内に一気に自分の高まったものを押し入れ、満たす。
 この瞬間がアリオスは一番好きだった。
 女王ではなく、アリオスだけの女ととしての表情が、彼をどうしようもなく高まらせる。
 結合部からは、淫らにも水音が響き渡る。
「ああ、ああ、ああっ!!」
 何度も彼女の胎内に自信を擦り付け、刺激を与える。
 彼が与えてくれる刺激が余りにも心地よくて、アンジェリークは彼を極限まで締め付ける。
「アンジェ…!!」
「アリオス…!!」
 そのあまりにもの締め付けの快楽に、アリオスは全身が震えるのを感じた。
 彼女の締め付けと腰の動きに答えるために、アリオスはさらに突き上げてやる。
「あああっ!!」
 身体を震わせる彼女が、たまらなく可愛い。
「ああ、ああ、ああアリオスもう…!!」
 廃りの身体を震えが覆い始める。
 激しすぎる快楽に二人は溺れる。
「ああああ!!! アリオス!!!」
「アンジェ!!!」
 アリオスが熱いものを放ち、彼女の壁をいっぱいに満たした瞬間、二人は絶えがたいほどの快楽を感じ、アンジェリークは意識を手放した-----


「アンジェ…、サンキュ」
 頬にゆっくりとキスをすれば、アンジェリークの瞼がゆっくりと開けられる。
「アリオス」
「アンジェ…」
 しっかりと抱き合って、軽い口付けを交し合う。
「な、アンジェ、さっきのこと覚えてるか?」
「さっきのこと?」
「"好きにしていい"ってことだ」
「きゃあっ!!」
 そのまま組み敷かれて、再び身体を愛され始める。
 彼女は、"好きに指定医"といったことを、ほんの少し航海していたが、後の祭だった-----

コメント


CDドラマ「虹の記憶」のアリオスの登場シーンを聴きながら、
私なりにその前の出来事を考えてみました。
私は、コレットと寝ていたとしか考えられなかった(笑)もので。
で、生胸に包まれていたアリさんがその後どう野獣になったかというのがこれです。
まったくも〜(笑)