Dark Heritage

(3)


 ゆったりと安心したようにアンジェリークは眠りに落ちている。
 あどけない寝顔を見つめながら、アリオスは深い欲望に苛まれていた。

 どうせ・・・、おまえは俺のものにする・・・。あんな男に指一本触れさせやしねえ・・・!

 ぎゅっと強く抱きすくめられ、アンジェリークは、その強さに目を覚ます。
「・・・んっ!」
 ゆっくりと目を開けると、そこには深い光を持ったアリオスのまなざしがあった。
 脆さと激しさが交差して影を作っている。
「アリオス・・・」
 光の危険な色にアンジェリークは吸い寄せられてしまう。
 唇が降りてくる。
 寝る前にしてくれたような、甘く優しいキスだと思っていた。
 が。
 それはアンジェリークを支配する口付けだった。
 深く、全てを制止してしまうようなキス。
 腫れ上がるまで唇を吸われ、舌先で彼女を征服していく。
 唇の感覚が麻痺をして、アンジェリークは、繋がれていないほうの手を彼の広い背中に回し、縋る。
 ようやく唇が離された時、アンジェリークは呼吸が不足して、肩で激しくする。
「アンジェ・・・」
 深い声でその名を呼ばれて、背中までゾクリとする。
「俺はあの男に指一本、触れさせねえ・・・」
 片手で、アンジェリークを力の限り抱く。
「あっ・・・」
「言ったよな? 俺の言うことを聞けって・・・」
 耳元で囁かれて、アンジェリークは頬を紅潮させた。
「おあつらえ向きの時間がやってきたぜ? なあ、アンジェ?」
 クッと笑われ、アンジェリークは、ようやく何が待っているかが判った。
 だが、身体が麻痺して動かない。
「たっぷりと従って貰うぜ? アンジェ」
 アリオスは危険な笑みを浮かべると、彼女のワンピースをいきなり引き裂いた。
「いやあああっ!!」
 片手はお互いに手錠で繋がっているせいか自由が効かず、アリオスはもどかしくて、引き裂いたのだ。
「服ぐらいまた買ってやるよ」
「いやっ!」
 その行為自体が、アンジェリークは嫌なわけではなかった。
 彼女にとって最初に出会ったときから、彼のものになりたいと、魂の奥では思っていたからである。
 だがこの奪うような行為が、強引すぎる彼が嫌だった。
 彼女は抵抗して暴れ、その度に手錠がしなる音がする。
 アリオスはそれを力で押さえ込んでしまう。
 彼女のキャミソールを口で銜えて外し、胸の鍵のフロントホックも上手に口で外す。
「おとなしくしろ・・・。おまえは俺の言う通りにするんだろ?」
 挑むように言われて、アンジェリークは潤んだまなざしを向け、一瞬、力が抜けた。
「いいこだな? 素直な女は俺は好きだぜ?」
 その瞬間、完全にアンジェリークから力が抜かれた。胸を、下側からゆっくりと持ち上げる。
「はあっ!」
 甘い声が震えた。
「身体は喜んでるみてえだな?」
 そう言って、大きくて柔らかな、彼女の胸に顔を埋めて、何度か頭を振る。
「あっ・・・!」
 それだけて、彼女の唇から切なげな声が漏れた。
 白く滑らかな丘に舌を何度も這わせていく。
 舌だけで愛撫されているせいか、うっすらと胸が濡れている。
 自由になる手で、彼は強く揉み込み、唇で蕾を愛していった。
「あっ!」
 舌先で、蕾を転がし、力強く揉みしだく。
 彼女の乳房は張り詰め、少しの刺激にも敏感になっていく。
「ああっ! んっ・・・!」
 その身を捩り、アンジェリークは手錠で繋がる彼の手に、自分の手を絡ませる。
 アリオスもそれに応えるように、その手を強く握り締めた。
 舌先で優しく舐めたり、吸い上げたりして、根元を噛んだりする。
 感じる度に、アンジェリークはアリオスのてをぎゅっと握り締めた。
「アリオスっ・・・!」
 自由のきく手を、アリオスは秘所に延ばす。
「あっ!」
 湿った音が、部屋に響き渡る。敏感になり熱を帯びているそこに指を這わせる彼に、アンジェリークは身体を震わせた。
 ぐいっと花びらを押し開かれて、中心を指で速く擦る彼に、アンジェリークは腰を揺らしながらも抵抗する。
「アリオス、嫌だ・・・」
「説得力ねえぜ? こんなに淫らに濡らして、腰を振ってるんだからな」
 耳元で囁かれて、アンジェリークは顔まで真っ赤にさせる。
「泉だなおまえは・・・」
 親指で、熱と芯を持って固くなった中心を、強く擦り上げ、蜜でとろとろになった泉に、人差し指を侵入させる。
「あっ! ああんっ!」
 初めての圧迫。
 彼のたった一本の指を、彼女はするどく締め付ける。
「はああんっ!」
 くいっと内壁を引っ掛ければ、アンジェリークは身体を飛び上がらせた。
 息使いを速くし、熱を帯びた潤んだ瞳で、アリオスを見つめる。
「あっ・・・!」
 指をもう一本増やせば、それも難なく受け入れた。
「おまえ・・・すげえ・・・」
「はあっ!」
 アリオスが指の出し入れをすれば、アンジェリークの身体も粟だち、艶やかな表情を見せてくれた。
 くちゅくちゅと淫らな音が響き、蜜を溢れさせる。
「あっ!!!」
 指が抜かれたと同時に、喪失感の含んだ声を、彼女は上げた。
「おもらしをいっぱいしたみてえだから、舐めてやる」
「えっ、やっ・・・!」
 声を上げたときはもう遅く、アンジェリークは大きく足を開けられる。
 その部分に顔を埋めると、アリオスは蜜でべっとりとなった布を、口で銜えて、綺麗にはぎ取った。
「いやー! 見ないで!!」
 口を開けて彼の前にさらされた秘所は、蜜で濡れて、淫らに光っていた。
「命令だ。もっと足を開け」
 きっぱりと言われて、アンジェリークは、逆らえずに、大きく開いた。
「いいこだ…」
「ああっ!!!」
 アリオスは濡れたそこに舌を這わせ先ずは綺麗に舐めとることで、中心を掘り当てる。
「いやああんっ」
 甘く艶やかな泣き声。
 ちゅっと蜜を吸い上げて、アリオスは、舌先で丹念に彼女の中心を転がして、ちゃんと感じるゆに、僅かに被っていた皮を綺麗に剥いでやった。
 はがれたあと、彼が舌を使えば、、アンジェリークは信じられb内ほど感じて、先ほどのばいの蜜をとろりと一気に流す。
「はあああっ!」
 舌でさんざん嬲られたあと、アリオスは彼女の中心に歯を当てた。
「ああっ!!!!」
 全身を震わせて、、アンジェリークは軽く意識を失い、初めての"絶頂”を感じた----


 全身に冷たいものを感じる。
 ゆっくりと目を開けると、アリオスが彼女の白い体に絶え間なくキスをしていた。
「アリオス・・・っ!」
「気がついたみてえじゃねえか…。
 お楽しみはこれからだぜ? 」
 彼はそのまま彼女の足を自分の腰に絡ませたあと、身体をそのまま進めた。
「いああああっ!」
 ずんと身体に思い衝撃が襲った。
 はちきれんばかりの欲望に満ちたアリオスのあついものが、彼女の胎内へとゆっくりと侵入してくる。
 そのキつさと、あまりにもの痛みに、アンジェリークは泣いて嫌がる。
「いや、いや、いや〜!!!」
 彼女はかなり痛がった。
 だが、アリオスには止めることなんて出来やしなかった。
 彼女の締め付けは、今まで経験したどれよりもキツク、彼をしっかりと包み込む。

 こんな良い体、今まで見たことはないぜ…。
 最高だ…。
 おまえは、心も…、身体も…。

「アンジェ…!」
 さらに腰を進め、彼は彼女を征服してゆく。
「はああ」
 完全に彼は彼女の胎内に入りきり、ずっと、手錠でつながれた手を、絡めてやる。
 彼女は、彼に縋るように、ぎゅっと握り締めて離さない。
「ああっ」
 彼がほんの少し動いたとき、彼女は初めて甘い声を上げた。
 それは快楽に思った証。
 アリオスはそのまま彼女を突き上げ始めた。
「ああんっ!!!」
「腰を動かしてみろ? 命令だ」
「ああああっ!」
 アリオスに言われなくても、腰は自然に動いてしまう。
 そして彼を締め付けるのも忘れてはいない。
「あああっ!!!」
 何度も突き上げられて、アンジェリークは戦慄の呼吸をする。
 アリオスは、彼女の奥深くを何度も突き上げて、絶頂へと導いてゆく。

 あなたに…。
 アリオスあなたに抱かれたいと痛切に願う私がどこかにいる…。
 あなたのものになりたい…!!
 もう何もいらないから…

「ああああっ!!!」
 痙攣が始まる。
 アンジェリークは彼に片手で縋り、手錠がつながれている手はしっかりと彼と指を絡めあう。
「アンジェ・・・!!!」
「アリオスっ!!」
 アリオスのものが限界に達する。
 彼が、彼女の胎内に熱い欲望の証を放出した瞬間、二人は、初めて同じ想いを共有した----
TO BE CONTINUED…

コメント

57000番のキリ番を踏まれた朝倉瑞杞様のリクエストで、
「誘拐犯のワルなアリオスが、フィアンセからアンジェリークを奪う」
です。
壁紙にあわん話や…。