「やっぱり似合ってるぜ? 着物?」 「有り難う…」 頬を染めながらアンジェリークは俯くと、繋いでいるアリオスの手をぎゅっと握り締めた。 今日はアリオスの取引先の新年会に、夫人同伴ということで出席し、今ようやく帰宅したところである。 「今日のおまえは本当に綺麗だぜ?」 「あんっ…」 耳朶を噛みながら甘く囁かれると、アンジェリークは甘い声を上げた。 そこ声がたまらなく可愛くて、アリオスは彼女を背後からしっかりと抱きすくめる。 「可愛いな…」 「んっ…アリオス…」 アリオスは首筋に唇を這わせながら、そのまま、胸元に手を入れた。 「…んっ、ダメだって、ベッドに逝って…、ちゃんと脱ぐから…」 喘ぎながら呟く彼女を可愛いと思いながら、すこし襟をずらす。 「ああんっ…」 「ダメだぜ? 着物は俺が脱がすからな? アンジェ」 「もう…」 アリオスの手が帯止めに泊まり、外していく。 「俺、一回はやってみたかったんだよな…?」 「え、なに?」 そのまま帯び締めもアリオスは上手に取り去り、帯び山も抜いて、後は、帯だけ…。 「アリオス…、誰かを脱がしたことあるの?」 あまりにも、彼が帯を解くのが上手かったため、アンジェリークの心に疑惑が生じる。 少し焼餅の混じった彼女の言葉に、アリオスは喉を鳴らして笑う。 「・・・んなわけねえだろ? 俺はおまえひと筋だ…。おまえだから、俺は起用になれるんだぜ?」 「…バカ…」 アリオスは、手を帯びに伸ばすと、そのまま一気にそれを引っ張った。 「あれれれ〜」 「ほらアンジェ、”代官の生娘こま回しだ”っていっても、おまえはそうじゃねえけどな? 俺の奥さん」 「もうバカ〜!!」 くるくると本当に駒のように回りながら、アンジェリークはアリオスを恨めしそうに少し艶っぽい眼差しで見た。 くるくるくる。 散々回った後帯が解け、着物が解けた。 「…ん? まだあるのかよ?」 帯を解いた所で、着物が肌蹴ただけで、その下の肌襦袢はまだちゃんんと紐で縛られている。 「残念でした。着物はいっぱい下に着てるもの…あんっ!」 そのままアリオスに腰を抱かれて、彼女は甘い声を上げる。 「残念なもんか…。まだ脱がせるんだぜ?」 ニヤリと良くない笑顔を浮かべたかと思えば、アリオスは、肌襦袢の紐にも手をかける。 「やあっ!」 肌襦袢は紐を解いた後、肩から滑らすように脱がしていく。 「これも時代劇でやってたよな?」 「時代劇の見過ぎよ? ああんっ!」 肌襦袢が肌蹴たまま、アリオスはアンジェリークを抱き上げてベッドへと連れて行くと、そこに彼女を寝かしつけた。 「お前は本当に何やっても色っぽいな?」 「…もう…バカ…」 アリオスは、胸元まで肌襦袢を下ろしにかかり、彼女の白く豊かな胸が露出したとき、息を飲んだ。 「下着つけてねえのか…?」 「…だって着物は下着つけるとおかしいって…」 真っ赤になって言う彼女に、アリオスは嬉しそうに良くない微笑を浮かべる。 「だったらこっちは…」 「きゃあっ!」 襦袢とお越しを掻き分けると、彼の予想通りに茂みに指がふれたのが判った。 「へえ、ここもか」 「いやあんああっ!」 甘い声を漏らす彼女が、アリオスは可愛く思う。 そっと秘所を撫で上げると、アンジェリークの体が小刻みに震えた。 「あああっ!」 花弁を掻き分けて指を少しだけ這わせると、もう蜜が絡み付いてくる。 「何もしてねえのにいやらしいな…、おまえの身体…」 「もう…バカっ!」 彼の手はそこですっと抜かれ、アンジェリークは名残惜しさに身体を震わせた。 アリオスは、露になった白い胸に顔を埋めると、その弾力を楽しみながら、舌を這わせ始める。 「んっ! あああ…」 甘い吐息を間近で聞きながら、彼の手はしっかりと胸を愛撫することも止めない。 揉み込みながら、掌で蕾を転がすように愛撫し、時には、指先で出したり引っ込めたりする。 「んああつ!」 舌でたっぷりと豊かなカを舐め尽くした後、アリオスは、舌先で彼女の蕾を愛し始めた。 ちろりと舐めたり、強く吸い上げたりして、彼女の胸を味わう。 両手で胸をしっかりと揉み込みながら、蕾の根元に歯を当てる。 「あああっ!」 身体が跳ね上がるのとともに、甘い声があがり、彼女gどれほど感じているかが判る。 舌先で蕾を転がされれば、アンジェリークの身体はさらに悶え、薄っすらとアリオス色に染め上げられていった。 「アリオス…っ!」 「愛してるぜ…」 「私も…、ああんっ」 彼をしっかりと抱きしめながら、アンジェリークはその愛撫に溺れる。 「きゃあっ!」 突然アリオスはアンジェリークの襦袢の裾を持ち上げると、濡れた花を曝す。 「さっきよりも濡れたか?」 「え・・・っヤダ…っ!」 アリオスは、アンジェリークのそこに顔を埋めると、舌で花弁を押しやって、中に侵入する。 そこで舌先を器用に使って、アンジェリークの蜜を淫らにも音を立てて舐め取っていく。 「ああ、ああ、ああんっ!」 息を乱しながら、アンジェリークはアリオスを求めて淫らにも腰を振り始める。 それがまたアリオスには可愛く映った。 彼は花芯を見つけ出すと、舌先で、巧みに転がし始めた。 「ああ、ああ、ああんっ!」 花芯を強く吸い上げると、アンジェリークは身体を悶えさせ、大きな嬌声を上げる。 「ああっ! アリオス・・」 もう彼女は我慢できなくて、腰を淫らに揺らす。 アリオスが指を胎内に先ずは一本入れた。 だが彼女はそれでは満足できないようで、そのまま、吸い込んで強く締め付けた後、途切れがちに言った。 「…指じゃ満足できない…ああっ! あなたが欲しい…」 珍しい彼女の誘いにアリオスは秘所から顔を離すと脚を大きく広げさせる。 「オッケ、満たしてやるぜ…?」 「あああっ!」 彼は、彼女の要望通りに、濡れたそこに一気に自分自身を突き入れる。 「ああああっ!」 彼女が締め付けるたびに、快楽を覚えながら、腰を進めた。 「んんっ!」 たっぷりと甘いキスを唇にし、彼女の胸を揉みこみながら、完全に胎内まで入り込む。 「アリオス…っ!」 彼は入りきると、優しく動き始めた。 その間も彼の手は忙しく動き回って、胸などをしっかりと揉み込む。 「ああああっ!」 身体を震わせながら、アンジェリークもまた彼に合わせて腰を振る。 淫らに、艶やかに。 「ああんっ!」 アリオスは、アンジェリークの身体を知り尽くしており、彼女が感じる場所を重点的に突き上げる。 彼は合間に、花芯を指でこすり、刺激する。 「ああ、ああ、あああっ!」 甘い声が部屋中に響き渡る。 アンジェリークの吐息は俄かに早くなり、身体を小刻みに振るわせ始める。 それは快楽を貪る痙攣。 さらにアリオスを締め付けて、新たな快楽を生んだ。 「んあああっ! アリ…アリオス・・・!」 「アンジェ・・!」 アリオスもまた我慢できずに、熱いものを放出する。 「ああああっ!」 二人は最高のコンビネーションで高みに登りつめた----- 「アンジェ…」 「ん…、何…」 「やっぱり着物は最高だぜ? またしような?」 「もうバカ…」 二人は再び抱き合うと、この夜の第二ラウンドを開始した。 勿論アリオスの独断で。 |