Midnight Episode


 深い口付けは、アンジェリークに温かな愛情を感じさせた。
 彼の深い愛情を----
「ほら…、胸出してみろ…」
「…うん…」
 恥ずかしそうに、彼女はブラウスのボタンを外し、授乳用のフロントホックの下着を取り外す。
 出てきたのは、豊かな張り詰めた乳房。
 子供の為に、大きくなっているせいか、どこか神聖な感すらある。
「いいか?」
「うん…、お願い…」
 少しはにかんで言うと、銀の髪をした夫が、そこに唇を寄せる。
 いつものではなく、彼女の搾乳の為に。
「・・んっ!」
 身体に貫く甘い感覚に、アンジェリークは唇を噛み締めて耐えた。
 黒髪の息子と、全く同じようにしているというのに、彼にされる搾乳はどこか甘美だ。
 彼は喉を動かしながら、妻の母乳を飲みつづける。
 彼女が楽になるようにと、優しく、ソフトに…。
 だが彼には判る。
 アンジェリークの身体が小刻みに震え、甘い戦慄を呼吸していることを。
 右側の搾乳を終えて彼が唇を離した時、彼女の唇から甘い声が漏れた。
「はあん!」
 その声が、余りにも官能的で、アリオスは目を細める。
「我慢すんなよ? あんまり」
「…うん…」
「声を出したかったら、出せばいいんだからな? 俺は赤ん坊じゃねえから」
「うん・…」
 彼は続いて、彼女の左側の乳房に唇を寄せる。
 喉を鳴らして、優しく搾乳をしてくれる彼に、涙が出そうになる。
 本来ならば、彼女が母乳を与えた後に、アリオスがアンジェリークを迎えに行くのが常だったのに。
「レヴィアス…、今ごろ…、どうしてるかな…、り、リモージュさん・・・っもっ!」
 喘ぎながらも、彼女は二人の心配ばかりをして、身体を震わせている。
 大きな瞳には涙を浮かべて。
「アリオス…」
 彼がしている行為に、このまま溺れそうになる。

 アリオス…。
 ごめんね…。
 いつも私はあなたに甘えてばかりね…

 ようやく、左右の搾乳が終了し、アリオスは顔を上げた。
 彼の唇は、母乳を吸っていたせいか、少し白くなっている。
「どうだ…、楽か?」
 彼に搾乳してもらったお陰で、母乳による張りはなくなった。
 だが----
 彼女の女性としての張りが胸を覆う。
「うん…、さっきより楽…」
「そうか…」
 彼女はまた涙ぐんでいる。

 無理もねえな…。
 アンジェは人一倍子煩悩だ・…。
 俺ですら、こんなにダメージを受けてるのにな・…

「アリオス…」
「何だ?」
 彼女は胸をはだけたまま、彼にしがみついた。
「お願い…、私を一人にしないでね…?」
「ああ。勿論だ…。
 俺たちは二人でレヴィアスを取り戻すんだ…」
「そうね、 そうね…」
 泣きじゃくる彼女の顎を持ち上げると、アリオスは再び口付ける。
 優しく、甘い、宥めるようなキスは、彼女を安心させた。
 少し彼女の母乳の味がした。
「一人じゃねえってこと…、わからせてやる…」
「うん…」
 そのままアリオスはアンジェリークをベッドに押し倒す。
 途中肌けていた異腹をすべて脱がせ、自分の異腹も手早く剥ぎ取る。
「二人で…、頑張れるように…」
「うん…」
 彼が彼女の秘所に手を這わせると、既にそこは蜜で充分潤んでいた。
 少し、宝石を指の腹で撫でれば、途端に彼女の身体はベッドから跳ね上がる。
「ああっ! アリオス」
 彼女がひとりではないということを、彼は彼女に教え込む。
 彼女の胎内に、指を強引に押し入れれば、、淫らな水音が部屋中に響き渡った。
 知り尽くした彼女の身体を、彼の指は容赦なく攻め立てる。
「はあ、んっ! あああっ!」
 何度もかき回されて、彼女は身体を震わせることしか出来ない。
 そのまま、アリオスは指を抜くと、今度は蜜で湿ったそこに顔を埋めた。
 最初、彼にこうされたとき、余りにも恥ずかしくて泣いてしまった。
 あのときに授かったと確信しているレヴィアスは、今はここにいない。
 そう思うと、再び涙が溢れてきた。
「はあ、ああ、ああっ!」
 舌で彼は彼女が快楽を感じるようにと、何度も宝石を舐めあげた。
 時には噛んだりして、その熱を覆ってゆく。
「愛してる…」
「ああっ! アリオス!!!!」
 彼女は喉を仰け反らせ、そのままベッドに沈み込んだ。


「アンジェ…」
 優しく声を掛けられると、意識が戻ってくる。
 アリオスは、アンジェリークの意識が戻ったことを確認して、足を大きく開かせると、そのまま自分を深く押し挿れ始めた。
「あああっ!」
 彼は奥まで一気に突き入れると、彼女をぎゅと抱きすくめる。
「はああん!」
 彼女は彼をすっぽりと包見込み、強く締め付けて離さない。
「アンジェ…、今おまえの胎内にいるのは誰だ?」
「あっ、アリオス…」
「そうだ、俺だ。
 俺とおまえは、今深く繋がって一つになっている。判るな?
 -----おまえは一人じゃねえ…。いつでも俺がそばにいる。
 俺がおまえの胎内に入ってやる…」
「はあああっ! アリオス!」
 彼女は、彼にしがみつくことによって、彼女も一人出ないことを感じる。
 彼の腰が揺れ、彼女の腰も誘うように動き始める。
「あああっ!」
 何度も彼は激しく突き上げて、彼女に自分の存在を刻み込む。
「はああっ! アリオス、アリオス!!!」
 意識が朦朧とする。
 彼女が感じられるようにと、突き上げる愛度も、アリオスは胸を揉み、あらゆる場所に甘いキスを散らさせる。
 彼女が彼と"一つ"だという、所有の証を刻み込むため。
 彼が最後の揺さぶりをかける。
 すると、アンジェリークの思考能力は停止する。
「あああああああっ!」
 彼女が小刻みに身体を震わせたとき、彼は"ふたりはひとつ"だという証を、彼女の胎内に放つ。
「あああああっ!」
 アンジェリークの瞼の裏に星が飛び散り、世界が崩れ落ちた-----


 彼はようやく彼女の胎内から滑り落ち、失神してしまった妻を背中から包み込む。
「アンジェ…。
 レヴィアスもおまえも、俺が必ず助けてやるから…」
 彼は耳元で誓うように囁くと、彼女を強く包み込んだえ、暫く、このままでいた---- 

コメント

皆様から理くくるだろうと思って、先に書いちゃいました。


こんな裏書いて、Lynne様ごめんなさい…。