レヴィくんの日記


「ねえ、ママ、ママのおっぱいは、お姉ちゃんも僕も飲んだのにどうして小さくならないの?」
 子供の素朴な疑問に、アンジェリークは真っ赤になってしまう。
「…えっと…、ママのお腹にパパの赤ちゃんが居るからかな…」
 しどろもどろに答える彼女を、アリオスは楽しげにダイニングから見つめている。
「え〜? その前から大きいよ?」
 うにっと、人差し指で母親の胸を触り、レヴィアスはその柔らかさにうっとりとした。
「あ〜、レヴィアス、ママのおっぱい触った〜。エリスも触る〜」
 言って、姉のエリスもうにうにと母の胸を触りだす。
「こら、止めなさい。二人とも!」
 夫に触られるのとは違って、無邪気に触られるのは、アンジェリークにはとてもくすぐったくて。
「ママのおっぱい大好き〜」
「私も〜」
 二人の子供が余りにも気持ちよさ層にするものだから、アリオスはダイニングからたまらなくなって出てきた。

 アンジェの胸を触るな〜!!

「こら! おまえら! アンジェリークの胸を触るな!」
 アリオスは、大人気なく、子供たちを押しのけて、妻の胸を抱きしめてしまった。
「あ…、アリオス」
「おまえら…、このおっぱいはパパのだ。
 俺はおまえたちに貸してやってただけだ。それを忘れんなよ?」
 言いながら、アリオスは彼女飲むん得に顔を埋める。
「パパずるい〜!!!」
 エリスは父親に何とか辞めさせようと割り込もうとするが、適わない。
「おまえら…、ママのおっぱいがどうして大きいか知りてえか?」
「うん!!!」
 二人の子供は興味深く頷いてくる。
「アリオス!!!」
 アンジェリークは真っ赤になって、夫を諭すが、辞めるような彼ではない。
「パパがままのおっぱいを大きくしてるんだ? 判ったか?」
 有無言わせぬように父に諭され、二人はきょとんとした。
「だから、今夜もしぼまないようにしてやらなくっちゃいけねえから、パパとママは部屋に戻るな?」
 そう言って、アリオスはアンジェリークを抱き上げて、そのまま部屋へと帰ってしまう。
 残された二人の子供は、この後両親に何が起こるかは、具体的には知らなかった。


 ママのおっぱいが大きい秘密はわからなかった…。
 だがパパが大きくしてるらしい…。
 凄いなパパって…。
 尊敬してしまう…。


 この日記が、その後担任に提出をされ、アンジェリークが恥を書いたことは、言うまでもない…。


コメント…むかしあった「おっ○いがいっぱい」という歌の話で盛り上がって書いちゃいました…。
      反省…。