真・東北杯が終わってから考えたこと

by 心輝浪(藤田 敏威)

さて、真・東北杯も終わりました。
日記の方で、前にも少し書いたんだけど、この大会の目的、東北間の距離を縮めようって事について、独り言を話したいと思うのです。

んで、真東北杯のおかげで、確かに、東北間の距離が縮まったとは思うんだけど、実際問題として、強くなれるくらいに縮まったかって言うと、まだまだだと思うんですよ。そんな事は百も承知って言うか、すぐに縮める気なんてほとんどの人は持っていなかったと思うし、大会自体の雰囲気も"強いのだあれ?"的なイメージで運営したので、そこは自分の反省点。

何でいきなりこんな話をしたのかって言うと、SBJでCarlos Romaoのインタビューが乗っているじゃない? それに影響されたってのが一番の理由なんだけど。広さっていう点ではラテンアメリカと東北って比べ方だから、こっちの方がずっと小さいんだけど、それでも、やらないよりはマシっていうか、だからもっと簡単に出来るでしょっていうか、やれば強くなるっていう、ものすごく具体的な例だと思うのよ。

日本って、(あくまでイメージの話で、ホントにそうなのかって言うのはおいといて)関東があって、関西があって、そして地方があるじゃない? それって、(またもやイメージで申し訳無いんだけど)アメリカがあって、ヨーロッパがあって、そしてその他の地域って世界と同じ図式が成り立つと思うのよ。あ、あくまでMagicの話よ?

最終的な結論として、東北が日本のラテンアメリカになろうって事? それにさ、東北にだって人材がいないわけではなくて、日本選手権3位のささきゆうすけとか、GP札幌優勝の熊谷真一とか、(他にもたくさん)いるわけじゃない? もちろん、こんなことをやったからって、東北がすぐに強くなるって事ではなくて、今回の大会はきっかけでしかないのは事実だと思うんだけど。

実際問題、何が一番足りないかってのは、真・東北杯のような東北贔屓な大会だって思うから、この大会にかける(おもにスタッフの?)意気込みが違ったわけだし、自分がすべての予選を見たわけでは無いんだけど、権利をめぐって熱い戦いが繰り広げられたわけだし。東北のトーナメントプレーヤーだってそういう風に思っているんだよね?

まったく別な話になるんだけど、そういうコミュニケーションってネット上でもう形成されているんだよね。有名プレーヤーのサイトどうしの相互リンクなんかは、そのわかりやすい例だと思うし、有名どころじゃないところでも、少しでもいい記事を書けば...so whatにつかまって(いい方が悪いですね)ドバーンと紹介されちゃうでしょ? 余談だけど、チョット昔に流行った「ちゆ12歳」のちゆニュースにリンクを張ってもらえば大手サイトの仲間入り! って話にそっくりだよね。閑話休題。まぁ、解析すると、700人くらいがそこから流れてくるようなので、(ってこんな事言って良いのかな?)かなりのネットワーク(ネットでネットワークとはこれいかに?)が作られているって事だよね。

んで東北。別に地域にこだわる必要は無いのかもしれないけど、東北で何かしようってイベントを開いたら予選を含めれば述べ1000人くらいは参加したんでしょ?これってやっぱりすごいことだよね? 無茶だと思うのはそのほとんどを個人ベースの活動でやっているって事だけど。でも、これだけは言えると思う。

この大会は成功に終わった。

最後に、自分がだらだら独り言を書いている理由を書いて締めたいと思う。一番強く思うのは、この大会の後に、何かを残さないとこの大会の意味が薄くなってしまう。真・東北杯は確かに終わった。だけれども、それは次のスタートの一歩だって、そうであってほしい。