スタンダード
"白青緑 動員令"
MainBoard
SideBoard
3《平地/Plains》
6《島/Island》
3《森/Forest》
3《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(7E)》
2《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse(OD)》
2《サングラスの大草原/Sungrass Prairie(OD)》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ON)》

4《根囲いの壁/Wall of Mulch(ON)》
2《起源/Genesis(JU)》
4《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ON)》

4《獣群の呼び声/Call of the Herd(OD)》
2《動員令/Mobilization(ON)》
4《対抗呪文/Counterspell(7E)》
3《紛糾/Complicate(ON)》
3《まごつき/Discombobulate(ON)》
2《中略/Syncopate(OD)》
2《天啓の光/Ray of Revelation(JU)》
3《新たな信仰/Renewed Faith(ON)》
4《神の怒り/Wrath of God(7E)》

《たい肥/Compost(7E)》
《冬眠/Hibernation(7E)》
《栄光の頌歌/Glorious Anthem(7E)》



解説

とりあえず新環境用に作ってみた《動員令/Mobilization(ON)》デッキです。《動員令/Mobilization(ON)》が無くても、勝てるという話はとりあえず置いておきます。

まず、《動員令/Mobilization(ON)》は《Kjeldoran Outpost(IA)》とはまったく別物だと言う事を認識しなければなりません。近い物を考えるならば《ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches(AP)》でしょうか。残念ながらあれほどの爆発力は無くなりましたがかわりに防御的になり、応用力が増しました。「兵士(Soldier)は、攻撃に参加することでタップしない」という一文を生かした《セラの祝福/Serra's Blessing(6E)》のアッパーヴァージョンとしての用途で使用するデッキも作られることでしょう。

話が脱線しました。今回のデッキでは単純にエンドカードの役割として使用しています。このカードは黒単色コントロールデッキに対して非常に効果的です。もちろん、《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》に対しては弱いので、それはサイドボードの《栄光の頌歌/Glorious Anthem(7E)》で対応します。《栄光の頌歌/Glorious Anthem(7E)》は同デッキの《動員令/Mobilization(ON)》対策にもなるので、サイドボードにはぜひほしいところです。

11月以降のパーミッションデッキで一番心配されているのはドロー能力だと思いますが、このデッキではオンスロートで得たサイクリング呪文を多用してみました。《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ON)》と相性の良い《起源/Genesis(JU)》を追加し、《根囲いの壁/Wall of Mulch(ON)》とのシナジーも期待しています。

《新たな信仰/Renewed Faith(ON)》は今後流行るであろう赤いデッキに対する解答です。サイクリングが付いているため、他のデッキでも無駄になりませんし、サイカトグ相手にも有効打になるのが採用理由です。

パーミッションのキーとなるカウンターには多少不安が残ります。デッキ内には12枚と数はありますが、マナベースの不安定さと呪文の選択の点で、もう少し調整が必要と思われます。

《動員令/Mobilization(ON)》は強い反面、対策されやすい脆さがあります。エンチャントであるがための壊されやすさ。出てくるトークンが1/1であるがための《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》など。対策は簡単に立てる事が出来ます。そのため、《動員令/Mobilization(ON)》に頼らずに勝ちに行ける手段を用意することは必須でしょう。

以上、簡単ではありますが、これからのスタンダードを支えるデッキのアーキタイプとして作成、説明をさせていただきました。この記事を読んだ方がこれからのスタンダードに対して少しでも考えていただければ幸いです。



運命の輪