細かく進行・・・ トランク内のゴムベルト完成

鈑金の作業は本職に任せている間、オーナーはオーナーでこういうときにしかできないことをコツコツやっている。そのひとつがこのゴムベルトの製作だ。今回も筆者の戯言に付き合ってくれた筆者の信頼する筋の方々にはこの場を借りて感謝したい。

パーツリストを見ていただければわかるが、トランクの中、スペアタイヤをまたぐような感じでゴム製のベルトが設定されている。このゴムベルトはハードトップを外してトランク内に収めるときにハードトップが動かないように留めておくための品物だ。しかし40年以上のゴム製品がまともなわけはなく、その多くはとっくに切れてなくなっているかよしんば残っていてもすっかり伸びきってしまい使用するには不適という場合がほとんどだ。

筆者の部品の神様へのおねがいの甲斐あってある日この品物の新品を手に入れた。それは80年代初頭の補給品で当然未使用の品物だ。品物を手にしたときは、ちょっとした衝撃だった。あまりに自分の想像していた品物とは違っていたからだ。その大きいところはゴム本体だ。このゴムの堅さ加減が今までの経験の中にはないものだった。それまではカインズホームとかに行ってトラックの幌に使うようなゴムで作ればいいと思っていたが、それではせっかく作っても用をなさないことが想像できた。まずこの同じ堅さのゴムベルトをどうするか?こういうときは素直に専門家に頭を下げて教えを乞うこととした。するとどうだ、このゴムの硬度はこう、ゴムの材質はこれ、と、一度話を聞きにいっただけですべてがわかり、さらに同じ品物を発注するまでに至った。これでベルト本体はいい。

また、このベルトに使われている金具も難点だった。いろいろ調べてみたがどうも規格品に同じものはない。筆者の信頼する筋にも相談した結果、なんとかフックの部分は似たものがあることを探し当ててくれたのだが、最終的に車体のフロア側につく金具はなかったので、これについては車体に残っている金具をそのまま再使用することで落ち着いた。変なレストアなんてしょうするものを受けていない限り、ベルトはなくともこの金具がない車は少ないだろう。オリジナルの品物を使えるので筆者としては願ってもないことだ。

かくして思い付きから初めて苦節3年。先だって筆者の信頼する筋から完成品が届いた。筆者の持つ純正の補給品と比べても全く遜色のない品物。しかし、ちゃんと見分けるポイントを残しているあたりはなかなか芸が細かい。今度鈑金屋さんに行ったときに取り付けることとしよう。早くこのベルトが使えるようになる日がくることを望む。
2012/5/22

メリット、デメリット…。トピックスの外部ブログ化の検討を中止

実はもう少し前に一度検討したのだが、結果やめた。しかし今回はちょっと本気だったものの、結論としてはやめることにした。ご覧いただいている44ヨタハチのトピックスを外部のブログにして、本ホームページでリンクでつなげようと検討していた。しかしメリット、デメリットそれぞれ考えた結果、今回もやめることにした。Twitterへの移行も考えたが、もうひとつイノベーションがあったらちょっと考えようという結果になった。

外部ブログにするメリットとしては、画像が簡単に乗せられるのが一番の魅力。ホームページだどプロバイダー側にあるデータ量が現在の環境では少し少ないので、大きいデータの画像を野放図に乗せることはできない。それと、滞りがちな更新をうちでやる必要がない。ノートのパソコンにソフトを入れることなく出先で楽に更新できる。イベントでどこかに行ったりしたときに現地で更新…なんてことも可能だ。

デメリットは、書いたり載せた画像のデータが結局自分のものにはならないこと。トラックバックの機能を使って引用される。トラックバックしていいかの問い合わせがあるだけでも面倒。得体のしれない輩からの書き込みがある、その対処が面倒などがある。そもそもこれからブログ?と、既に乗り遅れているのも大きい。それらを天秤にかけた結果、今回も外部ブログにすることはやめた。新企画の構想の一方でこんなことも考えていたのだ。
2012/5/26