やっぱり自分の車がいい。44ヨタハチの板金作業を見に行く

丁度二週間ぶりに44ヨタハチを見に行く。しかし残念ながら作業の進捗はなかった。やりはじめれば早いのだが、現行のクルマをやるのとは訳が違うのでしかたがない。

午後の3時頃に着いてその日作業が終るまでお付き合いしたのだが、工場の中に44ヨタハチを納めるのをオーナーである筆者がやることになった。シートについた瞬間に感じた。やっぱり自分のクルマがいいなと。自分の車のシートの感触は自分が一番よく覚えている。シートの方が筆者の体を覚えているかのような錯覚に陥る。

セルモーターを回すと一発でエンジンはかかったが、バッテリーが弱っているようだった。まあ、走っていないし寒くなりつつあるので無理はない。クラッチペダルの重さは心地よい。ブレーキのかかる深さは車検の時に要調整だ。走行距離にして10メートルに満たないと思うが約4か月ぶりの自分の車のフィーリングを体が思い出した感じだ。
11/28/2010

こうなったら思い切って…。フロント周りのリニューアルを検討中

板金の修理にかかってもらっているのは既報の通りだが、その間は意外と筆者の出番は少ない。「人足のいる仕事があったら呼んでください」と、板金屋さんには言っているのだがそれには及ばないらしい。もとよりそれぞれ職分というものがあるので、無闇に他の人、ましてや職人さんの領域を侵すものではないと筆者は思う。

折角板金をやってもらっているのだから、この際新しくていいものであれば部品を交換していこうかと思っている。フェンダーを留めているタッピングスクリューとボルト、ワッシャの類は新品を用意。意外と純正の部品が出てしまったのが始末に悪い。今考えているもので一番おごってしまいそうなのはボンネットの周りに着くダンパーのゴムだ。角につくゴムと左右に二つずつ、計4個着くあのゴムだ。いずれも純正の新品デッド。どこぞで売っていた似非パーツとは訳が違う。ボンネットとクーリングダクトのワイヤーも交換したい。そうなればワイヤーが通る穴についているグロメットも新品にして。そういえば、フロントウインドの窓枠の下に使われているはずのゴムのスペーサーがなかったといっていたから、あれば秘蔵の奴を出して…と構想だけは進む。

いつか使うために溜めていた部品だが、じゃあいつ使うの?と聞かれれば持っている本人が一番わからないものだ。この辺りがその絶好の機会なのかも?という気持ちがあるのも事実だ。
11/16/2010

一体過去にどんなことが?44ヨタハチの板金、更に進む

44ヨタハチの板金修理が更に進んでいる。手をいれている職人さんにはこの場でお礼を申し上げたい。左フェンダーのみならず、右のフェンダーまで外したところまで行っていたが、ここ数日で更に進んでいる。

まず本当の錆具合はどうなのかわかるように、ワイヤーブラシで落ちる錆は落とされていた。その結果、だいぶ現状の把握ができるコンディションになっていた。構造をみると、これは錆びない方がどうかしていると思った。右のフェンダーは下部にシーラーが塗布されていた。多分この修理をした人の考えでは、雨の日に下から入ってくる水を防ぎたかったのだろうが、実際は上から入った水が中にとどまるようになっていた。構造上も錆びる上に更にシーラーがそれに手を貸す形になっている。右と左とでは手が入った時期がかなり違うようである。どうも、右のフェンダーをやった板金屋さんよりも左フェンダーをやった職人さんの方がお友達になれそうな感じである。手っ取り早く売りたい販売店が最低限の板金で商品にしたい、そんな半端な仕事でも比較的まじめにやったのかも、と感じる。

しかし、いつも感じるのだが、筆者のような素人が同じようにワイヤーブラシで錆を落としてもこうきれいにはならない。きれい…、というよりも泥のだんごを固めた後、磨いて黒光りしている感じのきれいさというべきなのか。なんだか凄みのあるきれいな仕事は筆者にはできない。
11/15/2010