イメージは今のまま!44ヨタハチにアルミホイールを購入 その4

購入したワタナベのホイールはアルミ地のままのいろだ。色は今つけている純正のホイールの色であるつや消しの黒のイメージを大切にしたいので、リムの部分はアルミ地のままスポーク部をつや消しの黒に塗ることにした。塗装の作業は、今回知り合いの板金屋さんにお願いすることにした。自分でやってもいいのだが、やれ風があると塗れないとか雨がふっているからだめなんてことでのびのびになってしまうのと、何しろ仕事がきちんとしているのがいい。本来、板金屋さんにお願いするような仕事ではないのだが、快く受けてくれた職人さんに感謝したい。

このワタナベのアルミホイール、使用するナットが専用とのことで知らないで買うと後からナットを調達した際にそのお値段に驚く。そのナットも別途安く調達できたので、あとはバルブが来れば取り付ける準備は完了だ。
05/31/2009

数値覚えていますか?44ヨタハチにアルミホイールを購入 その3

今回アルミホイールを購入するに至った決め手はアルミホイールのオフセット値がはっきりしていたからだ。この数値はどうも軽んじられているようだが、下手をするとクルマの車軸を折りかねないのでリム幅よりも、PCDよりも何よりも重要な数値だ。

そもそも純正のオフセット値がわかっていないと選びようがない。純正の鉄ホイールのオフセット値は+27。古くからやっているタイヤ屋さんに言わせると、60年代のトヨタ車のホイールのオフセット値は特殊な場合を除いて+27と37とのこと。パブリカ、ヨタハチはこの+27である。仮にホイールを換えるのであれば、その数値を中心に±5の間で選ぶのがいいと教えられた。

そんなのスペーサー入れればどんなホイールだっていいじゃん、と思った方もいると思うが、それは筆者としては本末転倒な話だ。アルミホイールにする第一の理由はバネ下重量を軽減したいからだ。だとすればホイール本体以外の重量物であるスペーサーを入れようなんて発想はない。
05/30/2009

今度は失敗しない!44ヨタハチにアルミホイールを購入 その2

以前、筆者もアルミホイールをつけていた時がある。そして現在の鉄ホイールに変えている訳だが、はっきり言ってアルミホイールは失敗だったと思っている。その失敗の原因はタイヤチョイスだ。

手ごろに買えるアルミホイールで12インチというと、リム幅は5Jという数値になっているのがほとんどだ。対して純正のホイールが4J。このすこしの違いが多くのヨタハチオーナーを狂わせる。鉄のホイールだったときには145/80/12か155/80/12というサイズのタイヤしか選択の余地はない。ところがリム幅が広くなったことで、例えば165/70/12、タイヤの外径をあわせようとすると更に太いタイヤを入れることが可能である。高扁平率のタイヤをつけることは一見クルマのポテンシャルが上がるように感じるし事実そうであるところもある。だが、その性能と引き換えにされるデメリットを総合的に考えるとホイールは変わってもタイヤのサイズは変えない方がいいというのが筆者がいきついたとりあえずの結論だ。

まず高扁平のタイヤをつけると、ざっと考えてもこれだけのデメリットがある。@車高が下がってガレージジャッキも入らなくなる。Aタイヤの外径が小さくなるので交換前と同じように走ろうとするにはスロットルを開ける量と開いている時間が多くなり、結果的に燃費が悪くなる。B経年変化しているサスペンション、ステアリング系各部に負担をかける。特にステアリングギアボックス、リアのホイールベアリングに負担増。Cアイポイントが変わる。

タイヤを変えなければ単純に鉄のホイールからアルミの分を引いた分だけの重量をバネ下で軽減できることになる。
05/24/2009

性懲りもなく!と言わないで…。44ヨタハチにアルミホイールを購入 その1

44ヨタハチの普段使い用にアルミホイールをつけることにした。今回購入したのはワタナベのエイトスポークBタイプ。好みの賛否はあると思うが、今回は機能重視でやっぱりアルミホイールがいいだろうという結論に達したところに不意に筆者の目の前に現れたのでつい買ってしまった。

現在筆者は新車当時の純正鉄ホイールを使用している。当時のレースに出ていたプライベーターっぽくホイールをつや消しの黒にしている。実はこのホイールだって入手するのに苦労した。「ちょっと待ってくれ。純正のホイールなら今でも普通に手に入るでしょ?」と思った方もいると思う。だが、残念ながら今入手できるのはミニエースのホイールである。違いはミニエースのハーフホイールキャップをつけられるようにしてある耳だ。これがないのが新車時か或いは初期の補給品。パブリカのスタンダード、スペシャル以外のグレードと同じ品物だ。もっともミニエースに乗っている筆者にしてみれば、現在では部品の補給が少なくなったミニエースにあっていまだに補給してくれているありがたい部品の1つだ。ただ、ヨタハチって今でも純正ホイールが出るんだ!とありがたがっていると実はそれはミニエースのホイールをありがたがっているのだと考えると、となんだか複雑な気がするから知っておいて損ではない情報だと思う。

公道に復帰して以来、かなりの距離を走った44ヨタハチだが、走っているうちに気になる挙動が出ている。オーナーの皆さんなら同じ印象があると思うが、路面のコンディションによって走り味にかなりの違いがある。綺麗に舗装されたばかりの道路を走っている時はすばらしく滑らかな走りをする。その気持ちよさにそのまま死んでも惜しくないと思うときすらある。だが、がたがたで波を打っているような路面ではこのまま死んでしまいたくなるほど気分がブルーになる。

要は路面の変化に寛容ではない。もっと具体的に言えば、タイヤとホイールが路面の凹凸への追従性が乏しいということだ。路面の変化にサスペンション類は動いてはいるものの、その動きが鈍いために動いたときには次の路面の変化の入力があるといった感じだ。乗っているとサスペンション類が動かずボディごと路面の変化についていっている感じがする。メモリー一杯になってしまったコンピュータを操作しているときのあのもどかしい感じだ。早い話がサクサク動いてくれ!という訳だ。そのためにはバネ下の重量を減らすのがいいのだろう。
05/23/2009

効果あり!パブリカ用エンジンアンダーカバーをつけてテスト走行

今日は早速手に入れたパブリカのエンジンアンダーカバーをつけて夜に走ってみた。実は取り付ける作業も少し停滞したが、これを書き出すとまとまりがなくなるので省略する。このアンダーカバーを取り付けて近所を走ってきたが、オーバークールにはかなりの効果があった。

クーリングダクト全閉の状態で走り始める。一般道では油温計の針が少しずつ右へ振れていく。10キロほど先の八王子インターから中央高速に入って調布方向に走ってもその針の動きは同じ調子で振れ続け、メーター上100度の目盛りがあるところから1.5ミリほど左のところで針の動きが止まる。調布インターまでの間、クーリングダクトは全閉のままでも油温もいいところにあり、いいコンディションで走ることができた。いつもなら高速道路を走ると、ガクンと油温が下がるのにそれはない。

高速道路を降りて一般道。川崎街道に入り多摩川を登っていく。アップダウンもあり、高速コーナーもありの道を走って行く。信号待ちする場面が多い一般道ではクーリングダクト全閉では流石に油温が上昇していく。100度に掛かる少し前に、クーリングダクトを半開。その後は走ればほんの少し針が左に、止まれば少しもどしてという動きを繰り返すものの100度を越えることはなかった。結果は、オーバークール対策としてエンジンアンダーカバーの効果は覿面にあった。クーリングダクトの開閉で油温の調整ができるようになるのでこれでいくらか扱いやすい。

さて、このアンダーカバーに関する考察である。このアンダーカバー、パーツリストではどうなっているのかというとパブリカについては部品が存在し、ヨタハチのパーツリストにはない。極めて簡単に言えばパブリカにはないといけない部品、ヨタハチにはあってはいけない部品である。ただし、サブフレームはヨタハチもパブリカもほぼ同じなので、パブリカに付くような部品であれば互換性は当然ある。
仮にヨタハチの冬季のオーバークール対策のために設けられたとするなら、ヒーターの部品のオプショナルパーツとして描いてあっても良さそうだがそれはない。
また再び、仮に寒冷地用のオプションでヨタハチに設定されたのでは?とも考え、素性のいい寒冷地にあるヨタハチの画像を精査したが、そのクルマには付いていなかった。
それらを鑑みると、メーカーやディーラーが寒冷地或いは冬季用のオプションとした訳ではなく、誰かが考えた純正パーツを使用したモディファイと捕らえた方が良さそうである。27レビンにSL用ミラーをつける…なんていう今では定番のモディファイと発想は同じなのではないかと思う。

筆者の44ヨタハチ同様冬季にオーバークール傾向になり、なんとか対策したかった先人がいたのだろうか。しかし、新車に近い当時はよかったかもしれないが40余年を経てエンジンのコンディションも当然変わるだろう。買ったときについていたからという理由でつけたままにして、暖かくなるとエンジンのオーバーヒートに恐々としている方がいるとすればお気の毒だ。はたまた「こんなのついたらカッコいいじゃん!」とばかりに単純にルックス重視で考え付いたものなのか。しかしこれを見せたいというのであれば、必ず覗き込まないと見えない部分なのでなんで?と首をひねる。ボンネットフードを開けてみればわかるが、意識的に見ないと絶対に見落とす。

これをつけたから整備性が落ちるのかな?とも思ったが、そもそもこれが邪魔になるような整備ならそれ以前に左右のアンダーガードも外れているだろうし、どうしてもここに手を入れなければいけないとなれば、さっさと外して整備した方が結果短い作業時間で整備は終了する。なんとか簡単にやろうとして結局時間がかかり、後から考えればひととおりやるべきことをしていればよかったのに…と後悔するパターンに陥りやすい部品のように思う。
なんにせよ、筆者にとってはオーバークール対策として有効であることがわかった。本格的な夏を迎えるまで、暫くはこのアンダーカバーをつけていることにする。
05/23/2009

オーバークール対策に光明か?エンジンアンダーカバーを入手

筆者の44ヨタハチのオーバークール傾向はそのままである。気温こそ高くなってきたここ数日だが、まだ風は冷たく湿気も少ない。そんななかクーリングダクト全閉でもあまり油温はあがらない。メーターがおかしいの?と思って温度計で測ってみたがなかなか正確に温度を測っていた。

ヨタハチしか知らない方にはなじみのない部品であるが、フロントのサブフレームの先端にパブリカはアンダカバーがついている。これは左右についているものとは別で、である。このオーバークール傾向を解消するにはこれしかない!と思い、筆者の信頼する筋にもお願いしたりなどしてようやく実物を手に入れた。

ようやく手に入れたこのアンダーカバーはもともと前期のパブリカスーパーから取ったというから少なくとも昭和42年10月以降昭和43年2月までの生産のものだ。アンダーカバーの形は一様ではなく、700の時代に2種類、800の時代に更に2種類あるとの情報を筆者の情報筋から得ている。その変わった時期がいまひとつ確定できないので、きちんと合うものを手に入れたければ自分の車と生産時期が近いものから取った方がいいといわれている。ほとんど後期の仕様に近いスーパーからだからギリギリ大丈夫だろう、という決断の下ようやく手に入れた。

今日は時間がなかったので仮組は明日。またこのアンダーカバーに対する考察も明日展開しようと思っている。
05/22/2009

意外といい!エンジンオイル変更決定

かねてより申し上げていた通りエンジンオイルの変更を検討していたが、試しに使ってみた結果本格的に変更することに決定した。これから暫くはキャッスルオイルの10W-30を使っていこうと思う。

本日ようやく購入していたキャッスルオイルにオイルを交換。夜になってから軽く120キロほど走ってみた。今まで使っていたオイルと比べると始動時にはそれほど変化を感じなかったが、エンジンが温まってきたときのフィーリングの変化はいい感じだった。なんだか、クラッチディスクにエンジンオイルがかかってる?というくらいエンジンが自分からスルスル回る。アクセルの踏みしろも少なくなり、応答性も向上している。

ただ、温度によるフィーリングの変化ははっきりしていていた。調子よく走っていて少し油温計の針が左に振れるとフィーリングが若干悪くなる。筆者のヨタハチの油温計でいえば、真ん中から2ミリほど左に振れている時くらいが一番フィーリングがいい。現在はオーバークール傾向なのでしかたないが、なんとか油温を少し高めのところで維持できるように対策しないといけないようだ。

ちょっと驚いたのは常温でのオイルの固さだ。実はこのオイルを入れる前、試しに同じ粘度表示のオートバックスの自社ブランドで安いオイルを入れて粘度を下げても大丈夫なのか?を実験していた。そのオイルをベンチレーションチューブから入れた時のオイルの流れ入る感じと、キャッスルオイルを入れた時の感じがちょっと違った。同じ粘度表記にも関わらずキャッスルオイルの方がゆっくり入っていく。常温での流れ入り方を比べると、一番が今まで使っていたBPのオイル、二番目がキャッスルモーターオイル、次にオートバックスのオイルという順番でゆっくり入っていく。もしかしたら、オーバーホールなったヨタハチのエンジンに限って言えば通年でキャッスルモーターオイルでいいかもしれない。
05/16/2009

所有15年目に!生産40周年記念キャンペーン開始を宣言

ヨタハチの中でも一番新しい年式である44年式だが、その44年式でも遂に生産40周年を迎えた。筆者の44年式も来月生産40年、筆者による所有も15年目を迎えるにあたって、今月より44ヨタハチ生産40周年記念として各種キャンペーンを展開しようと思っている。今考えているのは、記念品の製作、ホームページの一部リニューアルなどである。詳細については追ってこの場でお知らせしようと思う。

その第一弾として、記念の撮影をすることとした。東京は原宿の表参道で14年前の10月に我が44ヨタハチの購入記念に撮影したのだが、そこと同じ場所で再び撮影することとした。場所の特定に少し時間がかかったが14年前とピッタリ同じ場所、同じアングル、同じ(にかなり近い)絵で撮影した。手伝ってくれた方にはこの場を借りてお礼申し上げたい。

14年という時間の流れは残酷だ。そもそも無くなると言われていたので当時の同潤会アパートをバックにした画像を撮っておいたのだが、場所の特定が若干難しいほどバックが変わっている。結局、木の生え具合、枝の又の割れ方、路面に描かれた駐車エリアの囲みも当時とは少しずれていて、すぐ前には当時はなかった横断歩道と信号機が増えていた。周りの建物を見ても、向こう3軒ある内の2軒はビルごと建てかわっていたり。

被写体となっている我が44ヨタハチは車はそのまま同じだが細部を見るとかなり換わっている。ラジオアンテナはフロントフェンダーに移動。貼っていたステッカー類は全てない。タイヤとホイールは一見同じだが、アルミホイールと70扁平タイヤの時代を経てホイールは生産当時のオリジナル、タイヤも別のものだ。

という訳で、今月の一枚は14年を経た44ヨタハチと表参道である。
05/11/2009

最後に帰ってくるところ…。新オイル遂に到着

本日、新しく使用するつもりでいるオイルがペール缶で届いた。筆者が信頼できる筋に方々聞いたうえで、自身でもいろいろ検討した結果、新しいオイルはキャッスルモーターオイルのSMグレード、10W-30という粘度のものにすることにした。要するにトヨタ純正である。

もったいぶった割には案外普通のところに行き着いてしまってた感じだ。自分でもそう思う。使用するオイルの粘度を柔らかく設定することによって選択の幅が広がって現在の純正のオイルでも使えることになった。そうなると筆者の要求する要件にこれほど合致する品物はない。

まず供給が安定していること。これはトヨタ純正のオイルだから暫くは大丈夫だ。現在流通し始めている省燃費といわれている水みたいなオイルがどのくらい幅を利かせるか今のところわからないが、でもその流通量の桁が違う。現在の可変バルブタイミングのエンジンにも使用できるのだから性能は折り紙つき。そして何より安い。筆者は今回ペール缶で買ったが、これをリッター当たりの単価に直すと、なんと300円以下という数値になる。

仮にこれが44ヨタハチに使えなくとも次善の策がある。うちにあるカローラフィルダーに使えばいいのである。ペール缶で仕入れているので、約6回はオイル交換できる勘定になる。併用できるとなれば、多量に買い込んで時間をおいたがためにダメになるなんてこともなくすることができるだろう。試験的に使用し始めてまだ間もないのにこんなに大量に仕入れることにしたのはちゃんと使い道があるからだ。

現在ストックしているBPのオイルは44ヨタハチ、ミニエースの盛夏用として、他にクリアランスが広がっているであろうエンジン用のオイルとして使用することになるだろう。
05/09/2009

所有14年にして!使用するオイルの変更を検討

平成7年5月に現在の44ヨタハチを購入して幾年月、ここで大きい決断をした。使用しているエンジンオイルを変更しようと思う。

現在使用しているのはBPのビオラスーパーVというオイル。粘度は10W-40。これのいいところは安価で性能もそこそこ良く、何より供給が安定していたところだ。これを使い始めた当時はカー用品店の棚にどこでもあった。ところが、ここへ来てカー用品店からは姿を消し、ここ数年は取り寄せていた。供給が安定しているという利点は既に失われていたのである。利幅が高い品物を売りつけたい店の事情もわかるが、品揃えの7割が化学合成油という状況はどうかと思う。そして既報の通り、品物の存在も危うい状況になっている。

今更言うまでもなく、筆者の44ヨタハチのエンジンはオーバーホールをしている。オーバーホールに当たっては、筆者自身も各部の寸法も測っている。クランクピンとコンロッドメタルのクリアランス、ピストンとシリンダーのクリアランスなどは現代のエンジンに近い精度で出ているのを自分の目で確かめている。ならばもう少し綺麗に上まで回って良さそうなのだが、何かが邪魔をしている。それがどうも、エンジンオイルなのではと思った。はっきり言えばエンジンオイルが固いのではないだろうか?という疑問だ。

その疑問を解消すべく、現在試験的に柔らかいエンジンオイルを試している。粘度は10W-30。柔らかいといっても、現在流通しているオイルの中ではこれでも比較的固いオイルだ。エンジンオイルを交換して、早速近所を乗り回してみる。これがいい。先ほどまでの感じよりもよく回るようになった。柔らかいエンジンオイルを使って一番気になっていたバルブリフターの音が出ないかなのだが、とりあえず出てこない。

今後、もう暫くいろいろな環境下でテストしてみないとわからないが、結果がよければ換えることになると思う。
05/07/2009

季節も変わったし!キャブレターを調整

巷はゴールデンウイークということで、どこに行っても込んでいるにも関わらずみな出かけている。平日にともすれば自由に動けることもあるので、筆者は祝日だからといってあえて外に出ることはない。しかし、今年はちょっと趣向を変えてみたいなぁと思っていた。そんなとき、筆者の信頼する筋に電話した際に、連休中はお仕事とのこと。それならばと筆者の44ヨタハチのキャブレター調整をお願いすることにした。

そもそも人の流れとは反対側に行くことになるのだが、連休の混雑を避けるため、念を入れてまだ暗いうちにうちを出発。先方には開店時刻と同時に入り、早速調整をしてもらった。

どうせ調整が必要なら、と季節が変わってからやってもらおうと思いこの日を迎えた。ここのところ、筆者の44ヨタハチは時折不意にエンジンが止まってしまうという症状が出ていた。例えば信号待ちで止まろうとして減速すると、止まりきったところで「パコッ」という音と共にストールしてしまうことがあった。エンジンオイルの温度が全然上がらないは、電気のアースが不十分なのじゃないかといろいろ手をいれていたが、あまり良くはならなかった。ということは、これも怪しいということでキャブレターだ。

結果からいうと、原因はキャブレターだった。排気ガスを計ってみると、ガソリンが薄いとのこと。少しの調整で好調を取り戻した。ついでと言っては作業をしていただいた方に大変失礼だが、ブレーキの調整もお願いした。こちらもスポンジーだったブレーキの踏み心地がかなりソリッドになった。少し踏むだけで綺麗に止まるのはありがたい。

滞在時間3時間。高速道路の混雑状況を見ると、各高速道路の下り線がものすごい渋滞を記録するなか、筆者の帰り道だけは綺麗にすいていることになっていた。まさに天佑。昼間だと3時間から下手すると4時間かかる道のりをなんと2時間余りで帰ることが出来た。その代わり、途中ノンストップである。道路の状況は刻々変わるので、一刻の猶予もなかった。その間、筆者の44ヨタハチもよく筆者の要求にこたえてくれた。

キャブレターの調整はなったが、さて、件のオーバークール傾向はまだ解消されていない。最高気温25度、湿度こそ20パーセント台とこの季節としては異例に湿度が低いという状況ではあるが、こんな中走ってもクーリングダクトは全閉。油温計の針は60と100の真ん中からやや左のところでピクリとも動かない。夜明け前には走れば走るほど冷えていった。オイルの温度はともかく、ほんの少しだがエンジンが自分の思ったように回ってくれないのはなんとかならないだろうか。
05/04/2009