意外と気になる?キーケースに交換

改修計画がほぼ終了して、44ヨタハチの新しいステージを象徴するものとして何かいいものはないか?とかねてから用意していたものをいよいよ使うことにした。キーケースがそれである。今まで使っていたキーホルダーも悪くはない。昔のトヨタの海外向けのマークが入っているキーホルダーだ。しかし、それよりもいいと思われる当時もののキーケースに交換することにした。

このキーケース、当時の新車に必ずついていたものである。現在でも新品も手に入るのだが、筆者がこの時のためにとっておいたのは当時ものの中古である。ヨタハチ、パブリカに限らず旧車というものは車自体もさることながらこういった小物に何気ないが気の配り方の違いが大きく出るところだ。ヨタハチは車の中心、ダッシュボードの真ん中にイグニッションスイッチがある。ここになんだか大きいキーホルダーがぶら下がっているとそれだけで室内が狭く見える。色味も赤や黄色などが入ったものだと、そこに目が行ってしまって全体のバランスが崩れてしまう。その点、当時もののキーケースだと鍵自体のサイズにあっていて小さいのと、色も黒い革色なので全体のバランスを崩さない。

こんな時のために発見した当時から使わないでおいていたが、遂に使うことにした。
07/31/2008

細かいところは仕方がない?オイルリーク発見

完成していながらまだ公道に出ていない44ヨタハチだが、オイルリークを発見した。漏れているところをたどると、スピードメーターケーブルの入っているところからだ。幸い極少量であるが、おいたままにしておくと直径3センチくらいのオイルたまりができている。スピードメータードリブンギアを支えるスリーブの外側のOリングだろう。これ、そもそも十年くらい前に換えてからそのままだったから、経年変化で劣化してもしかたのないところだ。どの道、ミッションとエンジンのオイルを交換しなければいけないので、その際に交換しよう。本格的に走り出す前にわかってよかったくらいだ。
07/29/2008

お安い!ミニエースに他の車のショックアブソーバー 最終回

物理的には使用できることがわかった某車のショックアブソーバー、気になるお値段というかそもそも現在でも補給されているのかを筆者が信頼をよせる筋に頼んでみた。

頼んだ翌日には返答があった。補給はいまでも余裕でしている。発注すれば次の日には到着するという早さだ。お値段は1本6100円。現代の自動車のショックアブソーバーであることを考えるとこのお値段は破格に安い。すぐさま1台分発注した。とりあえず、現在取り付けている中古のショックアブソーバーで用は足りているのでことミニエースに関して言えば時間の余裕は出来た。今後はショックアブソーバーの諸元を調べて大手を振ってヨタハチ、パブリカのファインチューニングパーツとして使えるものであることの裏づけを取ろうと思う。
07/23/2008

すごくいいかも!ミニエースに他の車のショックアブソーバー その5

ミニエースのフロントをウマに載せて、左右のタイヤを外すとフロントのショックアブソーバーが姿を現す。上下のナットを外し、ブッシュを交換し某車のショックアブソーバーを取り付ける。寸法は全く問題ない。むしろ、純正のショックアブソーバーが底着きするほど縮むことがあるのかな?と思うほど某車のショックアブソーバーを伸ばして取り付けた。締めるに当たってはトルクレンチでトルク管理して本締めして作業完了。作業としては実に簡単である。フロントに引き続いてリアのショックアブソーバーも交換した。リアの方は幸い純正の新品未使用の部品があったのでこれに交換。リアの方はタイヤを外さずともリアアクスルごと持ち上げればショックアブソーバーの交換はできるので更に簡単だ。

さて、交換後うちの近所を走り回ってみた。まず変わったのはコーナリングが良くなったことだ。コーナー侵入前に減速する時に、今までは何度かピッチングしたあと車の挙動が収まったのだがこのピッチングがなくなって安心してブレーキを踏めるようになった。高速でのコーナーリングでも大きかったローリングが抑えられ、アクセルを早く開けられるようになり結果的に脱出速度が速くなっている。舗装の荒れた路面でも車体に伝わるショックは緩和され、タイヤの路面への追従性が良くなっている。もっとももともと高いレベルでの話ではないので、一般の方が乗ってもわからないと思うが、日ごろ使っている筆者にしてみれば劇的な変化である。

うちの近所の踏み切りは渡りきったところに路面の大きいうねりが有り、ここを加速しながら通過すると、一度フロントが深く沈んだ後、反力で飛んでいくんじゃないかというほどフロントが上がっていた。ショックアブソーバーを交換したら、反力はすぐに抑えられスムースに加速することができた。随分違うものである。中古のショックアブソーバーに交換してこれだ、新品に換えたときには一体どうなるのだろう。中古といってもヘタリが少ないのはやはり最近の車の部品だからだろうか。

使えるのはわかった。第一、第二のコンセプトはクリアだ。問題は第三のコンセプト、安価であることはどうなのだろう。新品のお値段はいくらなのか?

ありました!ミニエースに他の車のショックアブソーバー その4

次に送られてきた某車に使われているショックアブソーバーももしかしたら大きい?なんて思いながらそう期待せずに待った。届いた荷物を紐解くと、ある一点に目が奪われた。

ブッシュが入る穴が小さい。いや、ミニエースに使うブッシュがなんだかそのまま入りそうな適正な大きさのように見える。送られてきたショックアブソーバーに付属していた中古のゴムブッシュを取外すと、表面には見たことの無いような数字の刻印が。やっぱりダメなのか。別途持っていたトヨタ純正のゴムブッシュをその穴に入れてみる。すると、ぴたっとキレイに納まった。これはいける。某車とトヨタとは違うメーカーであるが、こういうところの寸法はさほど種類がないのかもしれない。

だが次の瞬間、かもしれない、ではなく確信に変わることが起きた。寸法を調べようと新品のヨタハチ用のショックアブソーバーの袋を開けて、中に付属しているゴムブッシュを取り出したところ、この表面に入っている数字の刻印が某車用のショックアブソーバーについてきた中古のゴムブッシュと同じものだったのだ。と、いうことは、刻印の違いはあってもトヨタ純正と某車用のブッシュは同じ物であるということである。これで車体への取り付けの問題、第二のコンセプトであるボルトオンであることという項目はクリアだ。

あとは品物それ自身の良否である。ミニエースの純正、ヨタハチの純正、某車用アブソーバー、それぞれ比べてみることにした。まず太さ。これは一番太いのがヨタハチ用で、ミニエース用と某車用とは同じ太さであった。次にいちばん縮んだ状態での長さ。これは一番短いのがミニエース、次にヨタハチ用、一番長いのが某車用だった。それぞれブッシュ一個分しか差がない。ミニエースに某車用を使用できるかという点だが、底つきする可能性はあるが、べらぼうに違う訳ではないので試してみない手はない。ちなみに一番長い状態での長さでは某車用が一番長かったので、こちらは考えないでいい。

肝心の性能はどうなのだろう。伸び側、縮み側それぞれの減衰力についてはいましばらく調べる必要があるが、実はあまり心配はしていない。なぜなら、某車用はヨタハチよりも荒っぽく使われるのが宿命の車に使われているもので、数値的にはミニエース、ヨタハチ以上のものがあると容易に想像できる。

今回はミニエースに使用できるものというところから端を発しているが、実はヨタハチにも使用できそうなものはないのかという色気もあってちょっとがんばっている。ヨタハチに使用した場合、サーキットユースまでには及ばないが、恐らく街乗りレベルでは十分すぎるほどの性能を持っているはずだという下心がある。ショックアブソーバーを換えるともとのフィーリングが失われてしまうのでやたらと換えることはお勧めできないが、いつもとは少し味付けを変えたいなんてときには重宝する。そして、純正部品の補給が止まってしまった時のことを考えると、使用可能な代替部品として押えておいて損はない。

では、実際にミニエースに取り付けてテストしてみよう。
07/21/2008

ないんじゃないか?ミニエースに他の車のショックアブソーバー その3

まず先に到着したのはとある軽自動車に使われているショックアブソーバー。ミニエースなんて、今の軽自動車よりも幅が狭いし、重さなんか軽いくらいだからこれで十分だろうと思って購入した。画像で見る限りでは上下とも取り付け金具が丸いもので、そこにゴムブッシュが入る。いいでしょ、これ!即決である。

届いた荷物を解いて中からショックアブソーバーを見て唖然とした。確かに、構造はそっくりそのままミニエースのものである。しかし少し大きかった。スケール感が違っていたのだ。丁度Nゲージの電車の模型にHOゲージのパンタグラフを使った感じの違和感がある。ブッシュなんか絶望的に大きい。使えそうだけど、やっぱりダメである。

送料を含めてこの時点で三千円余りの授業料である。勉強になりました。しかし本当に流用できるものは発見できるのか?
07/19/2008

閑話休題。44ヨタハチ、オーバーホール後初のエンジンオイルを交換

44ヨタハチのエンジンオイルを交換した。車検も取っておらず走っているはずもないのに何故?と思われるかもしれないが、現在入れてあるエンジンオイルはあくまでオーバーホール後に始動させるためだけのもの。すぐに必要な部分にオイルが回るようにわざと柔らかいオイルを入れてあったのだ。近いうちにできるだけ合法的な方法で公道に出ようと思っているが、この暑さである。今入ってるものでも大丈夫だろうが、ミニエースにも使っている固いエンジンオイルに換えた。

それと、どういうわけかオイルフィルターケースの本体とフタの間に入ってるゴムパッキンが切れて外に出始めていた。このままではオイルが漏って来るのは必至。オイルフィルターは換えるほどではないのでエレメントはそのままでゴムのパッキン類を全て交換した。

44ヨタハチのエンジンをオーバーホールして初めてのエンジンオイル交換になる。走っているわけでもないのでそんなに汚れていないんだろうな…なんて思いながらアルミのトレーにオイルを出す。出てきたオイルの色を見るとこれが思いのほか汚れている。汚れているといっても墨汁みたいなものではない。たまにアイドリングさせていたとはいえ、ほとんど走っていない割にはほんのり黒い色が乗っている。オイルフィルターケースをエンジンから外して、ユニオンボルトの入る穴から中のオイルを出すとまた驚いた。ここからは粉状のスラッジが出てきた。オイルを出したトレーの上に黒い筋が水墨画のように広がっていた。

エンジンをオーバーホールした際にパーツの洗浄にかなりの力を入れたのは以前書いた通りである。それでもまだ、スラッジが出てくる。否、逆に徹底的に洗浄したからこそ細かくなって残っていたスラッジが出てきたともいえる。浸透しやすい柔らかいエンジンオイルを使ったことと相まって、更に出てきたと解釈するべきなのだろうか。確か、エンジンを組んでいるときにこれだけ洗っても組んだら汚れが出ますよと言われていたのを思い出した。その時は想像できなかったが、ようやく実感できた。
07/18/2008

あったのか?ミニエースに他の車のショックアブソーバー その2

前述した条件を満たすショックアブソーバーを使っていそうな車種をいくつか絞って、物色してみる。出ている画像と自分の勘だけがたよりである。出ている品物は中古のものばかりなので値段もそんなに高くない。画像を見れば取り付け部分の形はわかるがそのサイズまではわからない。ましてや諸元などわかろうはずもない。そんな中でも二車種に絞って探してみることにした。

ここから先は筆者に協力してくれた人の手前もあるので、はっきりと車名を出すことは避けるが、過去10年くらいの間に生産されていてその台数も多く、現在でもその多くを路上で見かける車。メーカーは国内。ミニエースといいヨタハチといい、小さい車であるから大きい車に使われているものではない。これがうまくいけば第一の条件はクリアだ。第二の条件と第三の条件は実物を手に入れてからでないとわからない。早速落札して実物を送ってもらうことにした。
07/17/2008

本当にあるのか?ミニエースに他の車のショックアブソーバー その1

「他の車の部品探してくればいいんだよ」と気軽に言う人に限って、実は探してくる労力を惜しむ。実際にやってみるとわかるがこれが結構骨が折れる。ピースのかけているパズルに図柄の全く違うパズルから形も色身も似ているピースを見つけるような作業だから、その労力は大変だ。そのピースを探す作業に費やす時間と労力を使うくらいなら、多少値段が高くても新品デッドストックの部品がネットオークションに出てくるのを待って、たとえ高い値段で買ったとしても総合的に考えれば見合う。労力を払うかお金を払うかの違いでどちらも理にかなっている。少なくともお金も労力も出さないというのよりはるかにいい。

ヨタハチ用のショックアブソーバーはミニエースに使えない、というか使わない方がいいことがわかり、他の車に使われているショックアブソーバーを探すことにしたのはこの前に書いたとおりだ。やみくもに品物を探しても仕方がないので理想とする品物のコンセプトは何か?を考えてみた。

他車流用といっても古い車に古い車のショックアブソーバーを探してきても意味がない。現在でも普通に供給されていて、向こう10年くらいは補給がなくならないと思われる部品、つまり現在でも信号待ちの間に何台も通り過ぎていくような車両の部品が使えれば理想的だ。第一のコンセプトはミニエースに現在の車の部品、これである。

ヨタハチ、パブリカ、ミニエースのフロントのショックアブソーバーの取り付け方法は現代の自動車に使われているものの中では少数派である。上下に丸い輪が着いていて、そこにブッシュが入りサスペンションのピンに取り付けられる。この方法を取る現在の車というと…選択肢がかなり絞られてくる。取り付ける際に必要なブッシュもできれば同じ寸法のもの。第二のコンセプトはボルトオンである。

ミニに使用できるショックアブソーバーを使うという、ヨタハチパブリカの中では定番の方法もある。しかし少しであるが加工が必要なこと、品物の選び方次第ではボディに負担をかけてしまうことになりそうなこと、そして何よりお値段が高いことがいけない。サーキットユースであればいい感じだと思うが、街のミスター・スマート、ミニエースに使うのには過ぎた品物だ。第三のコンセプトは安価なこと、これである。

以上三つのコンセプトを満たすような品物をネットオークションで物色する。これはどうかな?というものを検索すると、まあ結構ある。とりあえずはミニエースに使用できるか否かがわかればいいので、物色する品物は中古で十分である。ミニエースのフロントに使える、となるとまかり間違えばヨタハチにも使用できる品物が発見できるかもしれない。
07/16/2008

使えないな…。ミニエースにヨタハチのショックアブソーバー 最終回

今日、筆者のストックしているヨタハチのフロントショックアブソーバーを部品の入っている押入れから引き出して実物を比べてみた。

やっぱり問題があった。ミニエースのものに比べてヨタハチのは太かった。いや、これだけだったらまだ当ててみないとわからない…なんていうところだがヨタハチのショックアブソーバーをいじってみたら「あら、これはダメだわ」と思った。ミニエースの中古のショックアブソーバーと比べても伸びる時の手ごたえがなんだか頼りない。数字以上にその違いがある。新品が出るとはいえ、ヨタハチのショックアブソーバーを無理につけて消耗を早くしても面白くない。第一、その新品とていつまで出るかわからない。出るものなら少しでも多く44ヨタハチのために残しておく方がいいだろう。

しかしだ、ミニエースのフロントショックアブソーバー探しはこれで振り出しに戻ってしまった。さてどうしよう。途方にくれてしまった筆者の耳元に、何事か聞こえてきた気がした。

他車流用。隣に船場吉兆のおかみさんがいるのかとまわりを見回した。ヨタハチのショックアブソーバーがなくなったら探し始めようと思っていたが、こんなことでもないときっかけがない。もともとワゴンRでケチがついているからケチの付きついでだ。頭の中が真っ白にならないように使えそうなものを物色しよう。
07/15/2008

使えるかな?ミニエースにヨタハチのショックアブソーバー その2

ミニエースとヨタハチのフロントのショックアブソーバーの数値を調べてみた。二つの数値を並べてみたのが以下の通りである。左がミニエース、右がヨタハチである。

ストローク 130ミリ 130ミリ
最大長 350ミリ 360ミリ
最小長 220ミリ 235ミリ
減衰力伸 29〜43kg 30kg±5
減衰力 縮 9〜19kg 15kg±3

…なんだか数字上は非常に似ている。伸び側の減衰力が少し足りないのが気になるが、少なくとも現在のところ抜けヌケになっているショックアブソーバーをこのまま使うよりははるかに良いと思う。長さ自体はヨタハチの方が長いのが意外だったが、最大長で10ミリ、最小長で15ミリだからなんとかいけそうである。上下につくブッシュも同じものなのでボルトオンで着きそうだ。

ただし、問題がない訳ではなさそうだ。二つを比べてみたり、実際に取り付ける作業をしてみないとなんともいえないが、ミニエースのショックアブソーバーはヨタハチのものよりも細いような気がする。そもそもそんなにスペースに余裕がある訳ではないのでもしかすると着かない可能性がある。後は実際に部品を当ててみるしかない。
07/13/2008

使えるのか?ミニエースにヨタハチのショックアブソーバー その1

クラッチの修理とキャブレターの交換を済ませて以来、絶好調のミニエース。最近はミニエースで高速道路だろうが細い道だろうがかまわず走っている。

だが、なんだかフィーリングが悪い。何だろうなぁ、と考えながら走っていて、コンビニの駐車場から縁石を乗り越えた時にハッとした。…ショックアブソーバーだよ。バウンドがなかなか収まらない。商用車といえどもやっぱりトヨタ車だから、町での使い勝手を重視して足回りは柔らかい…なんて思っていたがそれとこれとはちょっと違う。

筆者のミニエースのショックアブソーバーは一度状態を見ている。その時に上下のブッシュのコンディションも見ていて、ショックアブソーバーの方はまあまあのレベル、ブッシュは完全に化石と化していた。その時にブッシュだけは交換している。でもこれっていつの話だ?初めて車検を取って走り始めてから数ヶ月後。距離にして2万キロは走っている。これではダメになっていても仕方がない。

最初のスズキ ワゴンRのリアショックがそのまま使えるという不確定な情報を元に、藁をもつかむ思いで中古のワゴンRのリアショックを買った。最近の車を細部まで見ていないからわからなかったのだが、今の軽自動車のショックアブソーバーって立派な部品を使っている。ガス封入のショックアブソーバーだったのには驚かされた。放って置けば一番長い状態に勝手になっている。このまま火の中に投げ込めばテロリストも真っ青の破壊力だ。

早速、ミニエースをウマにかけフロントのショックアブソーバーを外す。外したフロントショックアブソーバーはもう完全に抜けヌケ。おもちゃの水鉄砲でももう少し抵抗があるでしょ?というくらいシュポシュポ伸び縮みする。これ入れたらどんな感じになるのかなっとワクワクしながら部品をあててみたら…入らない。アブソーバーの上下にゴムのブッシュに包まれた穴があるのだが、そのブッシュを抱えている取り付け部の丸い輪がミニエース純正のものに比べて二倍くらい大きくなっているのだ。アッパーアームの底にどうしても干渉してしまう。なによりアブソーバーを通すピンに入らない。周りの部品がどうにも邪魔をするのだ。

家に帰ってミニエースの修理書を眺める。ミニエースのアブソーバーの各種数値はどうなってるのか?それよりあの取り付け部の輪の大きさはなんとかならない?と思いながら。なお、ミニエースはボディタイプやグレード、年式に関わりなく同じ性能のショックアブソーバーを使用しているので、筆者が持っている新登場時の昭和42年11月発行の修理書が頼りになる。すると、ふとアイディアがひらめいた。ヨタハチのショックアブソーバーってどうなのよ?数値はともかく、何しろ取り付け部の輪は同じブッシュが使えるのだから大きさは同じでしょ?何より、今でも部品の供給があるし。すぐさまヨタハチの修理書も開いて、数値を見てみた。
07/12/2008

ライト点いていました。ETC取り付け準備 最終回

前述の通り、ラジオをつけた時に内部の照明が点かないので今日はもう一度降ろすつもりでガレージに行った。ミニエースから工具を取り出し、ラジオが留まっているボルトを外しにかかる。しかし、その前に本当に点いていないのか?と思い、取外す前にもう一度ラジオの電源を入れてみのことにした。

アンテナを繋ぎスピーカーも本体からたらしてつけて、スイッチオン。今度は音が出ても驚かない。そっとラジオ本体の窓を覗いてみると、なんと照明が点いていたのだ。明かりはぼんやりともるのが古い車の常なので、今回はガレージ内に入れて外光の入ってこないところで窓を見てみた。そうしたら照明はついているではないか。要は照明が暗くて少し明るいところでは点いているように見えなかっただけだった。なんたるボーンヘッド。気がついたのが分解する前であったのが唯一の救いだ。それにしても、まあ暗いこと。中では明るく光っているのがわかるのだが、その光がラジオの中から漏れてこない。深夜暗い中で見ないと点いているとは思わないだろう。ETC車載器のインジケータランプの方が明るいこと請け合いだ。

今日の作業はこれで終了。ステーを作るのに板金に出すまでの間、ETCの取り付け準備の第一章は終了である。
07/10/2008

ラジオから音が出た!ETC取り付けの準備 その5

今何をしているのかを改めて考えると、ETCを取り付けるということだ。ラジオを取り付けてそのボディの下に貼り付けて違和感がないようにできるかを試しにやってみている。そこで、ETCの取り付けベンチとなるラジオを取り付けてみることにした。

今回用意したラジオは部品取りのミニエースから取ったもの。ことラジオだけで言うとミニエースには44ヨタハチに使われていたものと同じデザインのものが暫く使われている。なので、部品取りのミニエースがあれば意外と簡単に調達できる。ただ、高年式のミニエースのものは更に簡素なデザインになるので、年式が似ているミニエースから取るのがお勧めだ。

車体に取り付ける際のステーは、ヒューズ増しして焼いてしまったラジオのものがあるのでそれを使う。位置を仮決めしてフロントハーネスのアクセサリー電源に平ギポシを差し込む。こうなると音が出るのか試してみたくなるもの。アンテナをつけて、スピーカーを取り付けて再びスイッチオン!すると音が出た!放送が聞こえる!

筆者にとってヨタハチの車内にいるときは歌はエンジンに歌わせていたので、それ以外の音があることに違和感を非常に感じる。でもラジオが聞こえるようになったのだ。ところがだ、ラジオが鳴ったのはいいがスイッチが入った時にパネルに点灯するライトがついていない。これでもう一度ラジオを降ろすことが決定だ。まあ、まだいい。次に作業をするまでの間、永年夢見たラジオがついたダッシュボードを眺められるようにしておこう。ETCの取り付けプラットフォームが決まるまでまだ時間がかかる。
07/08/2008

取り付け完了に障害有り。ETC取り付けの準備 その4

今まで見なかったことにしておいたことがここに来て大きい障害となって再び現れた。これを解決しないと全ては終らない。

ヨタハチの助手席側、ラジオの取り付けをきちんと見たことがあるだろうか?ぶら下がっているラジオの奥に本体とはオフセットされてスピーカーがやや下向きになって取り付けられている。スピーカーは左右両端を頭が10ミリのボルト2本で留められている。これはダッシュボードから吊り下げられているステーを介して取り付けられているのだが、筆者の44ヨタハチは何故か左端を留めるべきステーがもぎ取られているのだ。

なんでそんなことするんだよ…。筆者より前のオーナーの誰がやったのかは知らないが、少し恨む。しかもこのスピーカーが一番奥に潜んでいるために一連の作業のうち一番最初にやらないと二度手間三度手間になること請け合いだ。ステーを新設する板金作業が必要なことが決定だ。
07/08/2008

電源は?ETC取り付けの準備 その3

前述したとおり、ETC車載器を普通に稼動させるには二つの電源が必要だ。常時電源とイグニッションオンの時に入る電源の二つ。これを取るのは以前にやった。ミニエースの時がそれである。ミニエースの場合は、常時電源はシガライターに繋がるハーネスから、イグニッションオンで入る電源にはラジオに行くハーネス、つまりアクセサリー電源から取っている。問題は、44ヨタハチの場合はどうなの?ということである。うっすらと覚えているところでは確かパブリカやヨタハチってシガライターが常時電源になっていなかったような気がした。

アクセサリー電源はよし。来ているのはわかっている。じゃあシガライターは本当に常時電源なの?ということを確かめればいい。筆者が暗いところや夜間での作業の時に使っているライトがここで登場。シガライターから電源を取れば蛍光灯が点灯する品物だ。44ヨタハチのイグニッションキーをひねることなく、シガライターにこのライトの電源を突っ込んで点灯すれば電気がきていることになる。

シガライターソケットに電源の取り出しを突っ込んでスイッチオン!果たして…蛍光灯は点灯した。これにて電源は決定。ダッシュボード裏で分岐させて電源とすればいい。

ただ、じゃあパブリカ、ヨタハチは全年式を通じてシガライターは常時電源なのかな?それともこれって44ヨタハチだけのギミック?みなさんの車はどうでしょうか?しようがない、教えてやるかというお気持ちのある方々試してみた上での情報お待ちしています。
07/08/2008

気が利いているようで利いていない… ETC取り付けの準備 その2

ETC車載器を何にしよう?というところから始まった。いろいろとあるがここは普通にトヨタディーラーで扱っているものにすることにした。お世話になっているところの商売にもなるだろうし、取り付け位置について多少の注文も聞いてくれるだろうし。ということで、現行のETC車載器にはどんなものがあるのか見に行った。

カタログを見て愕然とした。今の車載器ってアンテナ側にもインジケータランプがあるの?本体にインジケータランプが二つもある?このランプ、ヨタハチのような古い車の中では明るすぎて目立ってしまいそれだけで興ざめになってしまう。これを解消するにはなにかいい方法はないか…と考えた結果、いいことを思いついた。

いつも乗っているうちのカローラフィルダーに使用している車載器を使おう。これなら本体のインジケータランプは1つ、アンテナにランプはない。筆者のうちのカローラフィルダーはETC車載器をつけた後にナビをつけたために、ナビ連動タイプの車載器を選ばなかったのだ。これを現行のナビ連動タイプの車載器に換えれば高速道路の割引時の料金などもわかるようになる。インジケータランプは見えない向きに車載器を取り付けるか、最悪ランプのところに黒いガムテープを貼って明かりが漏れないようにしよう。ランプが二つだとこのガムテープの面積が広くなって昼間に乗っているときに目立ってしまう。

今まで使っていた車載器を外して最新のETC車載器を取り付ける。平日の昼間に行ったから作業は少しの時間で済んだ。もとからあった車載器は新しい車載器が入っていた箱に入れて持ち帰った。
07/05/2008

さてどうしよう… ETC取り付けの準備 その1

44ヨタハチが休眠している間に世の中随分変わってしまった。首都圏では高速道路に乗ると今やETCレーンの方が多いくらいである。この潮流に筆者の44ヨタハチも乗るべく、というか旧車にこそ高速道路の移動にはETCが必要と思うので取り付けるという方向性は決定だ。

ヨタハチにETCをつけるに当たっては@ハーネス類は徹底的に見えないようにする。A必要なものも極力表に見せないようにする。B加工は最小限にとどめる。CただしETCの機能を損なうような設置はしない。ということを心かげて設置方法を検討した。

ただ、問題はETCをつけるのはヨタハチである。言っては悪いがヨタハチには必要なもの以外についているものが非常に少なく、スケルトンカーといっても差し支えない。つまり、ハーネス類を隠すところがないのである。それと電源をどうするか?ETC車載器には常時電源とイグニッションオンの時に通電する二つの電源が必要だ。最近は取り外しの出来るものもあるようだが、これはAとCの方針に反する可能性が出てくるのでやりたくはない。

この数日いろいろな場所を検討した結果、ラジオの下にETC車載器を貼り付け、アンテナは窓枠のゴムの中に忍び込ませてミラーの後ろに貼り付けるという案に落ち着いた。結果から言えば実にオーソドックスなところに落ち着いたが、これならハーネス類をあまり這わせることなく見た目も損なわない。

ラジオ、そうラジオである。筆者の44ヨタハチにはラジオが着いていない。じゃあどうするのか。筆者は44ヨタハチが直ったその日のために実は同じ年式のラジオを手に入れていたのだ。今日は来るべきETC車載器を取り付ける時の為に、電源を取る作業とラジオを暫定的に取り付ける作業をした。
07/05/2008

まるで別の車に!ミニエース、修理から戻る

今までの調子の悪さは一体なんだったのだろうか?というくらい調子が良くなってミニエースが帰ってきた。結局、調子悪さの最大の原因はキャブレターの不良だったようだ。オーバーホールしたキャブレターを取り付けたところ、どのような地形でも80キロで巡航することができるようになった。低回転時での作用も柔然で、アクセルオフで走っているところから踏み込むと加速するまでにラグが出ていたのがなくなっていた。高速道路で走っていると、ちょっと気を許すと90キロを軽くオーバーしてしまう。

クラッチの方は結局、クラッチディスク、クラッチカバー、レリースベアリングを交換。その他、クラッチレリースホークのブーツやエンジンのクランクシャフトリアのオイルシールなどを換えていただいた。交換後のクラッチの動作は非常に軽い。初めてダイヤフラム式のクラッチカバーの踏力の軽さを実感している。本当に必要な圧着力があるのかな?と疑いたくなるくらい軽い。

エンジンオイルとオイルフィルターエレメントを交換。ゾイルのフラッシングオイルを使ってフラッシングをした後、ゾイルを入れたエンジンオイルを入れた。反応がすすむようにミニエースを乗り回すことにしようと思う。調子が良くなったので乗っていても以前のような苦痛は少なくなった。
07/02/2008