ヨタハチに乗る資格なし!久しぶりのボーンヘッド

ヨタハチのリハビリ中でことドライビングについてはリハビリの必要はなかったが、やはり感覚は失っていたようだ。ヨタハチを所有して初めて、キー閉じ込みをしてしまったのだ。
事は借りていたヨタハチを返しに行く途中に起きた。午前3時、京葉道路下り幕張PA。少し休もうと寄った。車を止めて、ヨタハチを勢い良く降りた。トイレに行きたかったからだ。ドアをバシッと閉めたが、中に携帯を忘れていることに気がつき立ち止まった。キー閉じ込んじゃった…。

ヨタハチとパブリカは内側からドアロックをかけていても、中からであればドアハンドルで開閉できる。ただ、この時にロックをしたままでドアを閉じれば外からは開かないことになる。ミニエースに乗っていれば、このようなことはない。ドアロックとドアオープンは1つのレバーで行われるからだ。
ヨタハチに乗っている人は車を離れる時に鍵を持って、外から鍵の開閉をするように癖がついているものだ。逆にいうと、これが出来ないとヨタハチに乗っている資格がない。ヨタハチ、パブリカでキー閉じ込みはビギナーの時にやってしまうことベストスリーである。それを所有13年になりなんとする筆者がやるとはなんとも情けない。

携帯もない、お財布もない。手元にあるのはズボンのポケットにたまたま入っていた小銭、およそ400円である。まずはJAFコール。近頃すっかり数が少なくなった公衆電話を探し、ようやくPAに1つだけあるのを発見。これで100円使用。温暖な千葉県とはいえ夜3時の外は寒く、缶コーヒーで段を取る。JAFが来るまでに三本飲んで360円。これで全て使ってしまった。

約一時間後JAFの車が到着。燃焼式ヒーターで暖められた熱気を逃がすために、ヨタハチの助手席をたまたま10ミリくらい開けていたのでそこから道具を入れてロックを下ろす。作業時間5分で終了。JAFのお兄さんが開口一発「この車どうやって開けるんですか?」と言ったときには2時間コースを覚悟したが、そこはそれトラブル慣れした筆者にかかればこんなものである。尚、11月中に起きた出来事だったので、11月のトピックスに掲載と相成りました。
12/04/2007

やはり体が覚えていた ヨタハチのリハビリ間もなく終了

ミニエースの車検に伴って借りていたヨタハチだが、ミニエースが帰ってくることになり泣く泣く返すことになる。自分の44ヨタハチの改修が終わって乗る人がどうにかなっていては洒落にならないので暫く借りて乗っていた訳だが、結果からいうと杞憂だったようだ。

筆者はどの車、誰の車に乗っても乗っている間にだんだん背中が丸くなる癖がある。うちのカローラやミニエースに乗っている時には時折気をつけて背筋を伸ばして乗るようにしている。一体この癖はどこから?と思っていたら、ヨタハチに乗ってその疑問は氷解した。ヨタハチに乗っているときはその姿勢が一番楽に乗れるのだ。つまり体がヨタハチに乗ることを覚えていたのだ。癖が出るということは、ヨタハチに乗っているところが基本。キーボードでいうとそれがホームポジションということだ。

一方でヨタハチに乗っていることを忘れている瞬間もあった。発進する時にヨタハチのステアリングコラムの左側、あるはずのないコラムシフトのシフトレバーを探したり、停車しているときにライトを消そうと思って、右側のダッシュパネルにありもしないライトスイッチを探したりしている。これ全てミニエースに乗っている時のアクション。外車に乗って曲がるたびにワイパーを動かす人よりは恥ずかしくないが、我ながら何をやってるんだと思う。
11/27/2007

フィーリングに違いは?ヨタハチのリハビリ進む

筆者の近所に川崎街道という道がある。日野から始まって川崎まで続く道で、目下片側二車線に拡幅中である。聖跡桜ヶ丘から南武線南多摩駅に至る道はちょっとした峠道になっている。考えてみたら、筆者の44ヨタハチの改修計画が始動する前は片側一車線の道で、前に遅い車がいようものならドライブ気分が台無しだった。しかし今は二車線になっていて、邪魔な車がいれば追い越していけばいいだけで非常に走りやすい通りとなっている。借りているヨタハチで出るついでにこの通りを走ってきた。

エンジンを開けてみたからいうのであるが、乗っているときは気がつかなかっただけで、コンロッドがクランクピンと軽くぶつかっているフィーリングがやはりあったようだ。バルブリフターの音以外にもう1つ気になる音があったとわかる。借りているヨタハチはピックアップも良くするする回っていく。4500回転を超えても回転が鈍ることはない。筆者の44ヨタハチのエンジンはこのあたりから回る感じがいいかげんになっていた。フライホイールを軽量化しているのかと思えばさにあらず。これだけピックアップがよければフライホイールを削るよりいいかもしれない。今回、筆者のエンジンはオーバーサイズのピストンを入れる予定なので、エンジン本体のトルクアップとフライホイール軽量化に伴うトルクダウンでトントンになるようにできたらいいと思う。昭和40年式なのに筆者のヨタハチとフィーリングがあまり変わらないのはミッションがフルシンクロ、エンジンもミニエースのフルフローエンジンベースで作られているからだろうか。

一方で筆者の車にない挙動も感じる。前期、特に40年の車に乗ると感じるが、リアのボディが緩い感じがする。タイヤがやや扁平なのとアルミホイールという仕様であるため。コーナーでの限界は高いが足回りの部品にかかる負担は気になる。筆者の44ヨタハチよりもアイポイントが低いのはいいが、路面の凹凸に影響されやすい。ときおりどこに持っていかれるのかわからない時があるのはちょっと困る。こういうとき筆者のヨタハチでは早い時期からタイヤが鳴り出すが挙動がピーキーではないのでコントロールの幅は広い。タイヤが経年変化でやや固くなっているので、低速で曲がっていると外側のタイヤがグリップを失って外に出ていく感じがするのは以前の筆者のヨタハチと一緒だ。アイドラーアームからバキバキと音がしないだけ気分はいい。

約一時間のドライブを終えて感じるのは、ヨタハチはそれに乗ることが目的となる車であること。残念ながら、ミニエースにはそういった気持ちにさせるものは何もない。
11/21/2007

やっぱりヨタハチは楽しいね!目下ヨタハチのリハビリ中

我が44ヨタハチの改修も少しずつであるが進んでいる。しかし、乗る人間がその感覚を忘れてしまっては元も子もない。ここ数日、他のオーナーからの借り物であるがヨタハチに乗る機会に恵まれた。いってみれはリハビリというところか。

結果からいうと、リハビリは必要でなかった。ミニエースからヨタハチに乗り換えると、なんとまあ乗りやすい車か!ミニエースは低い速度域でもスポーツを強いられるが、ヨタハチの限界はかなり高い。

考えてみればミニエースとヨタハチでは駆動系のコンポーネントが似てはいるが、車の特性としては全く正反対である。ミニエースは重心が高いところにある上に重量は重く、一方でエンジンのパワーは低い。ヨタハチは重心が低くところにある上に重量は軽く、一方でエンジンにパワーがある。重量がある上にパワーが無いのではまるでいいところがない。その違いは、高速道路を走っていると顕著に出る。

実はミニエースでトラックやバスの後を走るのは決死の思いだ。ミニエースはこれら大型車の後方乱流に非常に弱い。ボディは左右に揺さぶられ、リアアクスルからトラクションが一瞬なくなる瞬間がある。これは非常に怖い。ヨタハチはボディが軽いのにも関わらずそんなことは少しもない。伊達に空気抵抗の少ないボディ形状を持っていないのである。ミニエースではロールしまくるコーナーもヨタハチはアクセルを開けて行けばロールもしないで走りぬけていく。ドライビング時の姿勢もヨタハチの方がずっとナチュラルだ。
11/17/2007

ようやく手に入れました。今月の一枚解説

今月のビンテージパーツはエアクリーナーエレメントである。ただし、これの肝は箱。通称オレンジ箱のものをようやく手に入れた。

筆者の持つエアクリーナーエレメントの箱は現在3種類あるがこれが一番古い。こんなのがガレージにさりげなく置いてあったらカッコイイと思う。自分の口から言わなければ、筆者のガレージに来てこの箱を見た人は、所有歴を勝手に20年以上のベテランだと思ってくれるアイテムである。

また使わない部品が増えてしまった。
11/07/2007