この夏はこれで!オイル交換その後

ミニエースのオイルを交換した後、長い距離を初めて走った。柔らかいオイルよりも密閉性が上がっているのか、少し圧縮が高くなった感じに似ているパンチが出た一方で、やはり低回転時に少しやや重たい感じがある。アクセルを踏み込むアクションには少し弱いが、同じアクセル開度を保って走るのにはパワー感が出ていい。暑くなるから固いのを入れたのだが、停車しているときに立ち込める熱気を感じると、いつもよりオイルの悪くなるのが早くなるかもと思う。固い方の在庫は一缶。在庫を一掃することは余裕で出来そうだがまた新たな在庫を抱えこむことになるかもしれない。
06/13/2007

流用の元は?44のサイドマーカーについて考える

当ホームページにまだ掲示板なるものがあったときの話である。とある方から44のサイドマーカーはコロナの流用だという情報が寄せられた。流用と言うのだから元がコロナに使われているということになる。ということは、同時期に販売されていたRT40、50系コロナとなる。

しかしである。詳細に調べてみたが44のサイドマーカーと同じものを使っているモデルは存在しなかった。筆者のコロナに乗っている友人に聞いても44と同じサイドマーカーを付けた車はないという結論になった。40コロナを例にとってみると、前年式を通じて4種類のサイドマーカーがある。このどれも同じものはない。仮に同じものを使っているならば、もう少し入手しやすいはずである。

言葉は言い放つのは簡単だが、この手の情報はきちんといついつのどの型式の車に使われていて、部品番号はこうなっています、ぐらいのことを言ってくれないといけない。おかげでまた少しものしりになったからいいが、議論をふっかけるならそれ相応の勉強をしてからにしていただきたいと思う。事と次第ではその方の人となりまで疑うことになりかねない。
06/09/2007

市場は狭い!44ヨタハチグッズ企画中

後でコケた時にリカバーできないと思うのであまり大きい風呂敷を広げるわけにはいかないが、44年式オーナーなら泣いて喜ぶこと請け合いの44ヨタハチグッズを現在企画中である。

この企画の動機はひとえに「オレが欲しいから」に他ならない。その一方で筆者が損しなければ他の44ヨタハチオーナーのお役に立てればいいなぁとも思う。しかしこれ、他の年式の人には全く、本当になんの役にも立たないものなので、その市場の狭さを考えるとビジネスとしては絶対に踏み込んではならないことはわかっている。だって多く見積もってもそれを必要とする人が300人程度しかいない勘定になるのだから。また単価が高いものでプレミアム感ありあり、それこそシリアルナンバーなんかいれたりなんかして、のものであれば儲けも出るがそうはいかない代物だ。しかし、筆者は欲しい。できれば新品で。

興味のある方は直接メール下さい。重ねて申し上げますが、他の年式の方には全く必要の無いものですので、44年式以外のオーナーからのお問い合わせにはお答えできませんのであしからず。いや、聞いたら「絶対いらねぇ」というものに間違いないので、答えるのにはばかられるだけの話です。
06/09/2007

試験的に使うことに…ミニエースのエンジンオイルを交換

ミニエースのエンジンオイル交換をした。走行1000キロでオイルを換えてしまう筆者にとって、それ自体はとりたてて変わったことではないが、この夏は固いオイルを使うことにした。

筆者がいつも使うBPのビオラスーパーVは同じ銘柄で固さが2種類ある。10W−40と20W−50。秋から翌春まではやわらかい方を、夏だけは固いものをヨタハチには使っていた。ミニエースは通年で柔らかい方を使用している。しかし、現在ヨタハチは長期休眠中なので、この固い方のオイルは使わないでいた。固いオイルをミニエースに使おうと思ったのも、在庫の一掃がまず持っての目的である。ヨタハチに固いオイルを使わなくなって以来、パッケージも中身も新しくなってしまった。

ミニエースに固いオイルを入れなかったのには理由がある。一度入れて走ってみたが、固い分アクセルに対するレスポンスが鈍かったからである。ローギアードであるがゆえに現代の交通事情の下ではスタートダッシュ命のミニエースにとっては結構致命的である。

しかし、それは走り始めてからすぐの話。それから距離を重ねている現在では考えたくないがシリンダーの消耗も進んでいるのかもしれないし、いやそうではないのかもしれない。その程度を測るためにも一度エンジンオイルを代えることとした。
06/05/2007

謎は深い…。ダミープラグ補足

この前の記述で、ヨタハチに載せるかパブリカコンバーチブルに載せるかは別として、45馬力仕様のエンジンを作って後でそれように対処したと書いた。しかし、そこまで書いておいて、パブリカコンバーチブルに載せるエンジンにはヨタハチに載るものと明らかに違うところがあることを思い出した。ベンチレーションチューブがそれである。
ヨタハチに載っている2Uとパブリカコンバーチブルに載っているエンジンでは同じかまぼこ型のベンチレーションパイプでもその長さが違う。パブリカに載っているものの方が実は短いのである。これはインテークマニホールドやキャプレターの取り回しがエンジルルームのスペースの関係でヨタハチのそれとは違うので、それらの装置を逃げられるように短くなっている。

いうまでもなく、ベンチレーションチューブを取り付けるのはダミープラグをつけるのよりも手間がかかる。エンジン組み立てラインのどの時点でつけているかによってはもしかしたら全く別に、パブリカコンバーチブル用とはっきり意識して作っている可能性も大きい。だとすれば、端からユニオンボルトの穴が空いていないクランクケースを使えばいいと思うのだが、変なところで融通が利かないのはトヨタの社風なのだろうか。

ヨタハチに載っている本物の2Uエンジンを見てもこのベンチレーションチューブの長さをみればそれがもとはパブリカコンバーチブルかスーパーに載っていたものかの判断が容易に付く。生産当時からのエンジンがそのまま載っていると豪語するオーナーの車にコンバーチブルやスーパーのエンジンが載っている例はざらにある。エンジンナンバーは年式とあっている感じだが、見るところをみればわかってしまう。このプラグ、実はまだ補給しているようである。欲しい方は調べて発注するといい。
06/02/2007

ビンテージパーツその5 ダミープラグ

多くのヨタハチオーナーには全くと言っていいほどなじみの無いパーツであるに違いない。今月のビンテージパーツはダミープラグである。このプラグ、平成に入ってからでも手に入ったものなので厳密に言うと筆者の言うビンテージパーツの定義からは外れているものとなる。ただ、こういうパーツがあるのがなかなか面白いと思って載せることにした。

ヨタハチと同じ45馬力の2Uエンジンを載せている車というと、何を思い浮かべるだろうか?ミニエースの次にヨタハチオーナーに部品取りされているパブリカスーパー、そしてパブリカコンバーチブルがある。このダミープラグ、実はそのパブリカコンバーチブルでも昭和41年に作られた車両にしか使われていないパーツである。

昭和41年3月から同年11月に生産されたパブリカコンバーチブルに搭載されたエンジンは45馬力の2Uエンジンでありながらメーター側には油温計が装備されていない。セダンのパブリカと同じ形式の扇型のメーターを装備している。ところが、エンジンの方は45馬力の2Uエンジンということで、わざわざ2U用のクランクケースを使用しているのである。そのまま使うと、油温計のゲージがはいるユニオンボルトは全く用を成さない。このユニオンボルトが入る穴を埋めるのがこのダミープラグである。

もしかすると45馬力仕様の2U型エンジンはパブリカに搭載される2U-Bとなるエンジンとは別のラインで組み立てられたか、或いは一時まとめて45仕様の2Uエンジンを作っていたのかもしれない。結局使わない穴なんだからいやというほど出てくる穴の空いていないクランクケースを使えばよさそうなものだが、その45馬力仕様のエンジンが果たしてヨタハチに載るものなのかパブリカコンバーチブルに載るものなのかは生産時には確定していなかったのではないかなと思う。だから、ヨタハチかコンバーチブルに載るのかは別として、何しろ45馬力仕様のエンジンを作り、それを載せるときに車に合うように仕様を変えて対処したのではないかと思う。とは言え仕様の変更は最小限にしたかったのでこのような部品が必要になったと推理できる。

筆者のエンジンはエンジン単体での輸送時に、ゲージが傷つかないようにするためこの部品を用意している。
06/02/2007