深まる謎…ミニエースのアルミバンは?

最近改めてミニエースのパーツリストとカタログを見る機会が有りその時にふと思った。カタログにはミニエースにアルミバンという車種があるのにパーツリストにはアルミバンは無いのである。

ミニエースアルミバンは低床一方開きのシャーシに荷台の代わりに箱型のアルミ製のコンテナのような荷台が載っている車である。型式名はUP100V-C。手元にあるカタログをみると昭和45年のカタログには既にラインナップされているし、今は持っていないが昭和44年にバン・コーチが追加になった時のカタログにも存在する。筆者も実車を昔見たことがある。解体屋にあったのも見た。ところがパーツリストには一切無い。まるで、ウルトラセブンの第12話のような扱いを受けているのはなぜだろう。このミニエースアルミバンだけ原子炉を動力にしていたわけではあるまいし。

ひとつ考えられるのが特装車としての扱い。キャビンだけが載ったシャーシにアルミ荷台を載せる訳だが、この荷台を作るところがミニエースを作ったところ、豊田自動織機長草工場ではなかったのではないだろうか。トヨタで荷台というと、トヨタ車体が考えられるところだ。しかし、だとしてもパーツリストに存在しないことになっている理由としては弱い。

パブリカ系商用車で似たような車だとパブリカパネルバンが思いつく。このパブリカパネルバン、トラックの荷台にパネルバンの車体を載せている。だだしこの車を作っていたのは荒川車体(現 アラコ)である。しかし、パプリカバネルバンはちゃんとパーツリストに載っている。
12/30/2006

ステアリング系は完了!アイドラーアームを交換

先日のステアリングギアボックス系の取り付けに続いて、本日アイドラーアームを交換した。これでステアリング系のリフレッシュは完了である。

外したアイドラーアームを見ると、なるほどこれでは音が出るはずだ。ブッシュがパッキリ割れている。ゴムもこれがゴムかというくらい固くて全くと言っていいほど用を成していない。こちらの交換はすぐに終了。今回もトルクレンチを借りたのだが、改めて筆者の工具のなさを痛感する。さて、次はリアアクスルだ。
12/24/2006

使い心地最高!スイッチナットロックレンチ

暫く回してないとこれだ。ミニエースのターンシグナルインジケーターランブが片方点かなくなった。最初は電球が切れたのだろうくらいにしか思っていなかったがどうやらそうではないらしい。幸い車体外側の灯火は点灯するので、結果から言えば元にもどしたのであるが、その作業中は下手作業のオンパレード。メーターを外そうとしたらメーター表面のガラスが外れるは、スピードメーターケーブルをつけようと思えばスピードメーターケーブルを止めるプラグがケーブルを伝って足元のほうに落ち、ケーブルを引きなおすことになるは。一番難儀したのがスピードメーターケーブルの取り付け。もとより狭いところの上に手が大きいものだから、取り付けるまでに一時間も作業した。手には切り傷を作るし散々だった。

そんな中、いいこともひとつあった。先日入手したスイッチナットロックレンチを使って作業したのだが、いやぁ使い心地が最高だった。さすがはSST、それ用に作っているだけのことはある。

このスイッチロックナットレンチ、聞きなれない方の方が多いと思う。ヨタハチ、パブリカのライトなどのスイッチのノブを外すと下にボディにスイッチを留めるナットがあわられる。このナットを回す工具がこれである。ナットに開いている穴にレンチの先にある突起を差し込んで回す。いままでラジオペンチを少し開いて先を差し込んで回していたが、これではナットを傷つけたりすることもあったので、なんとかしたいと思っていた。そんなときに現在でもこれが出ると教えてもらい、無事入手したわけである。

スピードメーターケーブルのナットを回すのにミニエースのワイパースイッチがどうしても邪魔で、これを外すために初めて使った訳だが、ラジオペンチを使うよりも不必要に力を使うことが無い。結果ナットを傷つけずに作業ができる。
12/24/2006

今度は息切れしないように。来年の「今月の一枚」について

今年の表紙の画像は、正直撮りに行くのがしんどかった。ロケ地めぐりの趣味はやめないが、そこに車を持っていってしかも写真を撮るという事にはかなりの困難を伴うということを改めて感じた。

時間の経過は残酷なもので、昔は車が入っても大丈夫なのだけれども今は駄目というところがことの他多かった。また風景が面影も無く変わっているところもあり、映像で表現するのが実に難しかった。そのため候補にはたくさん挙がっていながら、実現できたのはその十分の一くらいである。

さて来年の「今月の一枚」のテーマを何にしようか今考えている。現在有力なテーマは「ビンテージパーツ」である。

筆者のヨタハチ暦も来年で12年を迎える。筆者が車を買った当時でも今から車を維持するにはパーツを探すのが大変だからやめろと言われていた。だが、12年たってみると更に厳しい状況となっている。そう、今考えるとパーツの入手は今よりも全然楽だったのだ。当時でも補給されていなかったパーツでも、筆者のパーツの神様に寝る前にちょっとお願いすれば入手できた。今はあたりまえに補給されていないパーツも筆者が始めた頃には手に入ったものがある。これら希少なパーツの類をエピソード付で紹介しようと思っている。パーツ選定に当たってはそこはそれ、筆者流で。持っていることがイヤミにならず、かといって入手できるかといえばできない、或いは普通はこんなものに気がつかないというパーツを紹介していこうと思っている。
12/20/2006

一体何に使ってる?ホースクリップを入手

出ない出ないといいながら、意外なものが出るのがヨタハチの部品である。出るとの情報の元、久しぶりに部品を頼んでみたら今でも出るのでちょっとびっくりした。燃料のホースを止めるクリップがまだ補給されている。

このクリップ、一見すると針金をくるくるっと曲げただけのようであるが、そのサイズは意外に良くできている。このクリップを現在普通に流通している内径6ミリの燃料ホースに使うとややタイトな感じがする。というのも、現在のものは補強の芯線が入っている分、昔のホースよりも外形がやや大きくなっている。加えて、弾力性も現在のものの方がやや固い。このクリップは昔のオレンジ色したフューエルホースにぴったりのサイズなのである。

燃料ホースにオレンジ色したものを使っている車を見たことはあるが、残念ながらこのクリップを全部必要なところに使った車というのは見たことが無い。ホースを手に入れられる日のために、なくならないうちにクリップを必要なだけ入手しておいた。これで部品取から外したクリップをわざわざ取っておかなくてもいいことになる。ただ、実際に使うときには古いものから使うことにはなると思う。

しかし、今でも入手できるということはこれを使っている車があるということである。一体に何に使っているのか?
12/17/2006