とんだボーンヘッド…ミニエースにETC設置完了

 昨日なんとかミニエースにETCを取り付けた。グローブボックスの中、横の壁面にたてに取り付けられている。なんとかというのは、やっぱり一時難航したのだ。
 既に書いてある通り、ETCをつけるには常時電源とイグニッションオンで通電するハーネスが必要である。精査の結果、常時電源はシガライターに行くハーネスから分岐して取ることにした。問題はイグニッションオンの方だった。アクセサリー電源がこれになるから、ここから分岐すればいいと言うことになる。ブロアモーターを外してラジオに行くハーネスを探していると、なんと同じ色のハーネスがブロアモーターの方にくっついている。これはラッキー、このハーネスを分岐させればいい。丸ギボシを外して二極に分かれるカプラーの入っているハーネスを取り付けてグローブボックスにハーネスを回せば出来上がりである。
 さあ、電源が出てればやるっていったんだからやれよな、とばかりにミニエースを持っていき、日曜の昼頃、忙しいに決っている工場にミニエースを入れた。
 待つことしばし。作業をしていたメカニックがなんだか申し訳なさそうに筆者の元に来る。「あのう、すみません。常時電源は来てるんですが、もうひとつが来てないんです」…また、そんなばかな。僕ちゃんの作業にぬかりはないでしょうが…。そんなことを考えながら工場に行くと、メカニックの言う通りだった。アースを取ってもETCは電源が入る様子もない。「まさかね…」筆者はこっそりブロワモーターのスイッチを引っ張ると、「ああ!ETCに…、ETCに電源が入りました!」と、ディーラーのメカニツクはまるでクララが立ったときのハイジのような喜びようだった。要するに、ブロアモーターの方はスイッチをオンにしないと電気が行かないのである。筆者は、作業をするのが面倒なので「いいです、そのまま繋いでください」と言いそうにになったが、ETCを使うときはずっとブロアモーターをオンにしないといけないことになる。こんなばかなことは出来ないので、涙を飲んでその場を立ち去った。
 「1時間で戻ってくる」そういい残して行く先は、我が旧車趣味の聖地、いつも行くタイヤ屋さんだった。そこで場所を借り、もう一度ブロアモーターを外して、ラジオに通じるハーネスを探してハーネスを作り直す。予告どおり1時間で戻った筆者は再びETCを取り付けてもらった。今回は大丈夫だった。
 作動を確認するため、夜に八王子バイパスに行った。作動試験は成功。これで、ゲートを出る時に料金所の親父に「これ何ナンバー?」「4ナンバーです」「ああ、軽自動車ね?」「いえ、普通車です」という会話からも開放され、チケットを取ると車種の数字が必ず×になっていることもない。と同時に、勝手に軽自動車で精算されるという恩恵もなくなった訳だが。しかし、首都圏の高速道路のETC割引はバカにならない。筆者のうちから仮に新宿に行くとして、昼間ETCなしで走行すると片道1300円かかる。これが夜10時を過ぎると、860円になってしまう。これなら、ETC代はすぐにペイできる。
 見た目も重視の筆者としては、ETC本体をグローブボックスに、しかも縦に置いたのはなかなかいいアイデアだった。蓋を開けない限り、そこにETCがあるなどとは夢にも思わない。ミニエースにETC取り付ける際には筆者に相談してほしいものである。もっとも、ミニエースそのものがないから、相談してくる方もいないと思う。
05/30/2005

学ぶこと多し…44ヨタ用ETC設置ハーネス作る

 今日もハーネスの修理は進んでいる。アースケーブルの被覆が破れて露出している部分をハーネステープで覆う。アースケーブル以外にも被覆が露出してしまったハーネスがあるので、ものによってはばっさりきり落して同じ色のハーネスで作り直したところもある。
 そのうちのひとつ、オルタネータに入る三極の平ギポシのメスのカプラーは今回メインにしようとしているハーネスのものが壊れてしまっていたので部品取りのハーネスから外して使うことにしたのだが、この中に入っているギポシがなかなかとれない。ギポシについているベロを押えて引き抜くだけなのに、このベロが押えられないのである。マイナスの精密ドライバーでも一番小さいものでないと外せない。他にも、例えばホーンの端子につくカプラーに使用されている平ギポシは我々がカーショップで手に入るものとは違うものであることがわかった。方々探すのは面倒なので、真っ直ぐ自動車電装のお店に行って、結果頼んでしまった。100個で1140円。お取り寄せだ。
 作業をしていたらギポシがなくなってしまったのでカーショップに買いに行った。うちに帰って中を開けてみたら、こんどはこのギポシには散々悩まされたベロがなくなっている。なんでも、最近はこのギポシが主流との事で、今度はカプラーの中に使うのに入れても簡単に取れてしまうものである。世の中うまくいかないものである。このギポシを使うのも、我が44ヨタハチが路上復帰なった時にETCを取り付けられるようにするため、設置用のハーネスを作ることにしたためだ。
 古い車に限らず、ETCを取り付けるにはどうしたらいいかというと常時電源とイグニッションオンの時にオンになる電源、二つあればいいとのことである。後は平素作業をしているカーショップやディーラーのメカニックの方が作業が早いだろう。我が44ヨタに先立ち、ミニエースにETCを取り付けるべく、先週の日曜日に近くのトヨタディーラーに行ったところ、作業を拒否されてしまった。曰く、車が動かなくなったら保証できないとのことだ。…そんな、筆者にも配線図などがあればわかることが連中にわからないはずはないのだが、ディーラーのメカニツクという立場上現在の扱い車種以外の車に必ずできますと言うことは出来ないのはよくわかる。メカニックの技量がどうこういう前の問題である。その立場はわかるので、電源を出すまでの作業は筆者がやることにした。
 しかし、今日になってミニエースと44ヨタではあるものが違うことがわかった。44ヨタの場合、室内側で常時電源されているのはイグニッションスイッチのところに付くハーネス(黒地に赤い線)だけなのである。イグニッションオンの時の電源はアクセサリー用電源のハーネス、まあ、これもイグニッションスイッチに来ているハーネスなのだが、から取ることになる。つまり、フロントハーネスとイグニッションスイッチの間に別体のハーネスを作り、ここから電源を取ればいいのである。そうすれば、純正のハーネスを傷つけることなく作業が完了する。しかし、ミニエースはシガライターが実は常時電源されている。これは重宝だ。イグニッションオンの時の電源は同じくアクセサリー電源から取る予定だからラジオのハーネスから分岐させればよい。ミニエース用のハーネスは作らなくてもよくなった。44ヨタ用ハーネスを作って今日の作業を終る。なんとかカプラーからギポシを外さなくてはいけない。
05/29/2005

気持ちはわかる…44ヨタハーネス修理進展す

 新たに採用する元部品取りのフロントハーネスの被覆の状態を見るために、ハーネス全部のハーネステープを剥がして被覆の状態を見た。結果からいうと、もともとのハーネスに比べれば格段にコンディションはいい。ただ、アースケーブルは所々被覆の溶解や焼損したと思われることろがある。確かに、この状態をみれば、アースのケーブルを引きなおしたくなるのはわかる。電気に少しでも明るい人なら、そうしてしまうだろうし、現に元のハーネスはそうされてしまっていた。ただ、仕事のセンスというか、仕事の詰めは悪い。
 今後は被覆の破れている部分をハーネステープで巻いて補修しようと思う。しかし、ハーネスにビニールテープを使うのはよくない。糊が手にべたべたついてあなり気持ちはよくない。
05/28/2005

いきなり部品取りに格下げ?44ヨタハチのフロントハーネス修理開始

 異変の序章はアンメータのハーネスだった。プラスの端子につくハーネスは白いハーネスに水色の線なのだが、アンメータについていたハーネスを二本とも見ても、この水色の線はない。外したハーネスはご多分にもれずハーネステープははがれかけている。これを剥がしながら被覆の状態を見よう、と思ったらついにその馬脚を現した。ハーネステープを剥がしたところに所々ハーネステープでまいてあるところがある。そのテープを剥がしてみると、ハーネスをハンダつけしてある。いや、まだハンダでつけてあればいい、所によっては2本のハーネスをネジって寄り合わせただけでそこをハーネステープで隠蔽(この言葉が異様にふさわしい)してあった。これでよく今まできちんと機能していたものだ。所々焼け焦げた後があるところから、いつかは知らないがハーネスを部分的に焼損したようである。結果、エンジンルーム内のハーネスで左側を這う分はその殆んどが新たに作り直している。右側のハーネスはまだ完全には見ていないが、半分は作り直している。まだまだアラは出てくるようだが、あまりよくない事は充分にわかった。事ここに至っては部品取りにしようと思っていた44用のフロントハーネスをベースにした方がいいかもしれない。
05/22/2005

見るんじゃなかった…44ヨタフロントハーネス外す

 さあ、我が44ヨタ改修作業の前半の山とも言うべき、フロントハーネス修理に先立ち、本日いよいよフロントワイヤーハーネスを取り外すこととした。
 まずはそのハーネスがついている、メーターや灯火類へのハーネスを取り外す。メーターは裏に通っている金具を止めている蝶ネジを回して外し、その上でカプラーやギポシを外しメーター本体を外す。ダッシュボード左から回転計、油温油圧計、と来たまでは良かったが、スピードメーターでてこずった。スピードメーターケーブルが案の定固くて回らない。しかし、これにかかわり続ける時間はないので、照明用のハーネスを外して次に行く。電流計と燃料計にもすこしてこずる。電流計の端子に繋がるハーネス、どちらがプラスでどちらがマイナスか、一瞬わからなくなる。しかし、なにより面倒だったのはヒューズボックスだ。似たような端子が上から下へ、左右あわせて15本くらいあるから始末におえない。もちろん、他のカプラー類もどこに行くのかわからなくなると困る(44ヨタハチの配線図はオフィシャルなものはない)ので、いちいち荷札をつけるのに時間がかかった。助手になってくれた人に感謝しないといけない。
 さて、室内側を外しきったはいいが、正直見ない方がよかった。チャージランプと右のターンシグナルのインジケーターのレンズが入る筒が、壊れていたのである。これは電球を止めるときに必要な部品で、しかし、外そうとすると壊れてしまう部品でも有名だ。筆者が手に入れる前に誰かが壊したのであろう。二つを壊したのは同じ人間の可能性が大きい。二つとも同じようにビニールテープが巻かれて止まっていたからだ。これで手持ちのターンシグナルインジケータから供出決定である。ターンシグナルインジケータに至っては、事切れるかの如くハーネスが切れてしまったので、アッセンでの交換決定である。
 スイッチ類でも事は穏やかでなかった。どこかで話をしたかもしれないが、筆者の44ヨタは2速のワイパーでなければならないところ、1速のワイパーモーターに変っていたのである。ハーネスを修理する動機はひとえにこれの是正のためだけと言っても過言でない。いざ外してみると、いらぬカプラーはついているは、ハーネスは這わせてあるはで大賑わいだった。そこで増設されてしまったカプラー類を全て取り去ってしまった。実に気分がいい。積年の恨みを晴らした如しである。
 エンジンルーム側のハーネスにも行き先をつけて、フロントハーネスを外す作業を開始。これをやるにあたって、ハーネスの外し方をレクチャーしてもらったが、外すときはエンジンルームのハーネスを室内側に送る。つける時はこの逆だ。逆にやると、カプラーの類が穴を通らないことに気が付く。
 苦節十年、直したい直したいと思っていたフロントハーネスが白日の下に晒された。一番の懸案だと思っていたワイパーのハーネスは、増設されたハーネスを外した今、意外とオリジナルのまま残っていた。「これは簡単だ」その時はそう思ったのだが、実はそうは行かなかったのである。。
05/22/2005

あえなく撃沈!フェンダーミラー交換ならず

 以前、ネットオークションで比較的安価にて手に入れた中古のカローラSL用ミラーを取り付けようと、勇んで今あるミラーを取り外した。そして手に入れたミラーをつけようとした瞬間、つかないことがはっきりした。ボルト穴とガイド穴の位置が逆であったのだ。個人的には好きなのだが、今ついている砲弾型のミラーとはボルトとガイドの位置が反対であった。
 そもそも、44年式のフェンダーミラーはどれがオリジナルかという議論になるが、突きつめて考えていくと「オリジナルとは何をもってオリジナルとするか」という、定義を決めるところから始めなければならないことに気が付いた。
 二つの立場が考えられる。一つは「オリジナルとは、客観的で正式に発行された写真を含む文献の示すもの或いは部品番号を持つパーツを有していること」という立場。もう一つは「オリジナルとは、その車が生産時の姿になっていること」という立場である。この二つの立場を理解するのにいい例がツゥイギーにプレゼントされた前期でゴールドのトヨタ2000GTである。前者の立場で言うと、これはオリジナルでないことになる。即ちパーツリストの内外装の配色には載っていないからだ。しかし、後者の立場に立つとこれはこれがオリジナルであることに疑いはない。
 時間が経過していることもこの議論を惑わせる要因になっている。後者の立場でいえば、極端な話、新車時のガソリンが入っていなければ駄目、とかバッテリーは緑色のものがついていないとオリジナルとは認めないということになる。前者の立場で言えば、こんなことを言うこと自体がナンセンスである。
 こと、44ヨタハチのフェンダーミラーについて言えば、昭和40年から昭和44年までに使われていたトヨタ純正のミラーで、取り付けたときの状態が品がよく、全体がセンス良く纏っていることをもってオリジナルとしていいと思っている。肝心なのはセンスがいいこと。正直な話、どんなミラーをつけようと勝手である。ただし、オーナーの粋さ加減を感じさせないものは嫌悪してしまう。同じ時期だからといって、クラウンのミラーはないし、2000GTのミラーを付けてみても「2000GT、欲しかったけど買えなかったんだ…」と思わせる。オーナーの思慮の底の浅さがわかってしまうという意味でセンスは感じられないだろう。
 オリジナルの議論も、二つの立場をバランス良く取り入れること、そしてオーナーの思慮の深さに裏打ちされていることが大切であると思う。
05/17/2005

やっぱり外すか?ワイヤーハーネス修理開始

 いよいよフロントワイヤーハーネスの修理にかかった。今回手をつけたのはシールドビームのハーネスで切られてしまっていた部分の補修である。修理に先立ち、前回修理した部分の導通を見る。結果は大丈夫。これでライトが点かないということが起これば、今回修理した部分からということになる。しかし、腰をかがめて作業をしていると、ここで余分なギポシの類を付けるよりも、部屋でじっくり作業をして半田でつけた方が綺麗に決るのじゃないかなと。その気持ちを強くしたのが、ウォッシャータンクのハーネスを触ってみた時からだ。なんと、それだけ増設してくれていたのである。これは大変だ…。今すぐにでもメーターを外してフロントハーネス全部外したい衝動に駆られる。しかし、後の作業を考えるとぐっと抑えて次の機会に送ることにした。段取りが最悪だと治るものも治らなくなる。
 ワイヤーハーネスのことを忘れるために、ワイパーリンクからワイパーモーターを外す作業をした。今回の改修で、現在付いているワイパーモーターとリンクを外し、ワイパーモーターは晴れてツースピードのモーターに、ワイパーリンクは新品を投入することにしている。しかし、ワイパーリンクのブッシュというのは30年もたつと、節度感が全くなくなっている。まるでボールジョイントなんじゃないかというくらいだ。リンクからワイパーモーターを外し、新品のワイパーリンクに仮組みする。…なんてがっちり嵌るのでしょう。これだったらいちいち停止位置が変るなんて事はありえない、そんなクオリティである。
05/16/2005

純正に勝るものなし…。ミニエースのミラー交換

 静岡のイベントの時は急場を凌げたが、首が振らないために覗き込まないといけないミラーはやはりよくない。かといって、このミラーはミニエースのウイークポイントの一つ。そうそうコンディションのいいものがある訳はない。手をこまねいているよりは手を尽くしてみようと思い、ミニエースを部品取りで持っている方にミラーを余分に持っていないかたずねてみた。その内の一人の方が、分けてもいいとの連絡をいただき、早速送っていただいた。お代は送料だけである。ありがたい話だ。
 着いたミラーをパッケージから出してみる。外側には少し錆があるが、ジョイント部分の錆は皆無。肝心のミラー面は綺麗そのものだった。早速今までのミラーを外し、取り付ける。…やっぱり視界が綺麗なのはいいことである。
 純正に勝るものなし。詠み人知らずの旧車格言であるがこれを実感した瞬間だった。純正ミラーは外側が錆びていてもミラーは大丈夫なのに、社外品はその逆である。やっぱり量産時のメーカークオリティは侮れないのである。
05/14/2005

誤算…。第2回総合的軽量化計画途中経過報告

 順調に行っているはずの第2回総合的軽量化計画だつたのだが、ここに来て誤算が生じた。本日、体重を計ったところ、以前よりも1キロ増えているのである。おかしい…。自分としてはかなり体が変ってきているのがわかるのだが、数字には反映されていない。その後、体脂肪量を測ると、20%、なんと半月まえより2パーセントほど減っているのである。つまり、脂肪の量は減っているのに体重は増えているということは、その分筋肉が増えたことを意味する。筋肉は実は同じ体積で測ると筋肉の方が重たいのである。だから、自分では痩せたつもりだが、体重自体は増えているのである。
05/13/2005

データはあくまでもデータ。ミニエースの正しい燃費わかる

 今日、ミニエースに新しくガソリンを入れた。カタログデータ上はタンク容量32リットルということになっているが、いざ満タンにしてみたら、25.4リットルしか入らなかった。JAFに来てもらった時に5リットル入れているから、単純に考えても30.5リットルほどしか入っていないことになる。ガソリンスタンドに至るのでのことを考えると、実質30リットルとして燃費を改めて計算してみると、1リットルあたり12.66キロという値がでた。前回計算したところからは少し戻した訳だが、やはりパブリカ系車両としては燃費は悪い。
05/12/2005

遂に力尽きる…。ミニエース、ガス欠でストップ

 先週、イベント参加のために静岡往復したのだが、実は隠れたミッションがあったのである。燃費の条件がいい高速道路走行が主になるので、この際ミニエースの燃料タンクを満タンで一体どのくらい走れるのか試してみようと思い立ち、実行に移していた。
 ミニエースの基本的なデータであるが、燃料タンクの容量は32リットル。エンジンは26バン、トラックと同じ2U−B。エンジンはフルフローのエンジンである。筆者のミニエースのデフはパブリカのそれよりもローギアードな4.111のデフである。
 静岡に立つ前に燃料タンクを満タンにする。給油時の走行距離は49181キロ。そして今日ガソリンを入れに行こうと思って走り始めたところ、家から2キロと離れていないところで止まってしまった。原因はもちろんガス欠。最初はアクセルを控えめに開いておけば走ったのに、最後はそれすらもなくなってしまった。止まった時の走行距離は49561キロ。実に380キロ走ったところで力尽きた。その力尽きたのがガソリンを入れに行こうと思っていた時というのが素晴らしい。
 さて、いわばどこで止まるのかわからない状態で走った、まさに命がけの燃費計算となった訳だがかえって計算がしやすくなったと考えれば腹も立たない。総走行距離を燃料の量で割ると11.875という数字になった。リッター11.875キロ。パブリカ系車両の中では比較的燃費が悪いことになる。これにはやはりデフがローギアードであることが大きいと思う。筆者の最終型のミニエースはエンジンの回転が上がりきるのが早い。荷物が載っている時に主にクラッチにかける負担を軽くするために取られた処置である。まさか高速道路を100キロオーバーのスピードで走るようなばか者のためには作られていないのである。なんて言ったって「街のミスタースマート」なのだから。
 ガス欠後はJAFを呼んでガソリンを持ってきてもらった。今年初めてJAFにお世話になる。
05/10/2005

もったいないの精神生きる。ワイヤーハーネス切り出す

 筆者は今年の7月で44ヨタ所有10年になる。いや、実際に買ったのは今頃だから、所有で言えば10年を迎えたことになる。その間、いろいろなことがあったが、筆者を含め部品取りのパブリカ、ミニエース、スポーツ800などから部品を取ったことのある人は多いと思う。部品取りといいつつ、例えばミニエースを部品取りにすると意外や取る部品よりも捨てるものの方が多かったりする。捨てるのにはお金がかかるので、部品取りで買ったミニエースを路上に復帰させるでもなくかといって捨てる訳でもなく、なんとなく置いているという人も珍しくない。
 実は筆者は部品取りをするときにどんなコンディションの車でも必ず取るものがある。ワイヤーハーネスである。やはりハーネスを修理する際、同じ色のハーネスで修理したいという気持ちがあった。複雑な修理になった場合、出来合いのもので直すと作業効率が悪くなる恐れがある。一方でこれほど新品で入手しずらいものもない。いろいろな色のハーネスを売っているというところを幾つも教えてもらっていたが、どれもやはり巻で買わなければいけない。最初からハーネスを作るならいざ知らず、たかだか数センチの修理をするのにそんなことはできない。
 そこで考えたのが部品取りからハーネスは必ず頂いて、そのハーネスをばらして使うという手だ。これならコンディションのいい部分を少量使うことが可能になる。なにしろ純正品だから被覆の厚さや線径まで一緒のものがあるというのはいい。
 筆者の部屋の押入れにあるダンボール箱から以前解体を手伝ってお駄賃に貰ったパブリカのワイヤーハーネスを取り出し、ニッパーやカッターを使いながらワイヤーを剥いでいく。剥いだワイヤーは色ごとに分けて丸めて整理した。ギポシなど必要でない部分を切り落し、色ごとにまとめていくと、あれだけかさばったハーネスが小さく纏ってしまった。色によっては数十センチしかないものもある。なんだか、火葬場で焼いたあと出てきたおじいさんの骨がいやに小さくて、骨壷に入れたら小さく纏ってしまった記憶がよみがえった。
 しかし、その死者の屍を使って44ヨタは復活する。取りあえず必要なのは赤に黄色の線の入ったハーネスだ。これは沢山あったのできっとライト周りは綺麗に治るだろう。 
05/09/2005

新たな永年の懸案解消に着手。フロントワイヤーハーネス修理開始

 筆者の44ヨタ、実はライト周りのハーネスが別に作られていた。右のインナーフェンダーにはリレーが付き、バッテリーにはアースケーブルが別についている。そのお陰でなんだかエンジンルーム内が雑然と見えていたのだ。今日はその余分なハーネスを撤去するとともにハーネスのつながり方を元の通りにすることとした。
 増設されたハーネスをたどってみると、まず左のヘッドライトに行き着く。左のヘッドライトカバーを外し、シールドビームを取り出す。シールドビームに繋がるハーネスを見ると、ロア側のハーネスを切って増設されたハーネスに繋がれている。同じ色のハーネスと繋ぎなおして導通を確認し、シールドビームを納めた。
 次は右のヘッドライト。こちらもロア側のハーネスに増設のハーネスが繋がっているのは同じだが、アースケーブルも増設されていて、そのケーブルは右のインナーフェンダーにあるリレーに行っている。増設されていたケーブルを撤去し、もとある通りに繋ぎなおした。右のライトのロア側のハーネスが途中で切られているのを発見。これを繋ぎなおしたいところだが、今日のところは手持ちのハーネスでは直せないことが判明。日も落ちかけていたのでここで作業を終了した。
 実は、リアのハーネスも似たような加工をされていて、ためしに元に戻したらなんのことはないきちんと作動したことがあった。このハーネスを増設した意味が今のところ不明だ。ハーネスが燃えて切れてしまったなどというシリアスなトラブルがあったから別系統のハーネスを作ったのか、或いはリアのハーネス同様、もとに戻しても何事もなく使用できるのか。
05/06/2005

夢の二桁台に突入!第2回総合的軽量化計画途中経過報告

 時々お知らせしていないと意図的にフェードアウトさせてしまうようなのでこれからも書いていく心算だが、今回の総合的軽量化計画も順調に進展している。開始から二ヶ月半が経過して5.5キロ減、ついに夢の二桁台、98.5キロに突入した。実は数字上の変化よりも体感上の変化はかなりのものである。車に乗り込むのが楽になった。今まで狭かったミニエースの運転席が広く感じるようになった。腰をかがめてやる作業が前よりもきつくなくなった、などである。筋肉がついて尚且つ体重が減っているので、仮に脂肪だけみるとかなり落ちていることになる。
05/06/2005

アンダーガード塗装!44ヨタ改修着々と進む

 考えてみたら前から気にはなっていた。エンジン下のアンダーガードを止めているボルトはなんだかいいかげんなものがついているし、アンダーガード自身もエンジンオイルとオイルうんこまみれでいつか綺麗にしようと思っていた。今回、エンジンを下ろすついでに外してあったので、思い立ったように再塗装することにした。
 先ずはアンダーガード自体についている油うんこを綺麗に落す。洗剤を全体に吹き付けて、最後は借りた高圧洗浄機で綺麗さっぱり洗い流した。乾かしたあと、いつもの如くバイク屋さんでサンドブラストしてもらう。預けて数時間後、錆はおろか30年分ばっちりたまったアンダーコートも綺麗さっぱりなくなった。
 そして、今日塗装を開始。これでまだ44ヨタ復活に一歩近づいた。
05/03/2005

メーター読み100キロを突破!ミーティング参加

 静岡で行われたミーティングにミニエースで参加した。ミーティング参加というよりも、行き帰りのことの方が面白い。今回のミーティング参加時の目標はズバリ、メーター読みで時速100キロオーバーこれである。ところで、ミニエースにはスピードメーターが120キロまで目盛りがある。100キロからは黄色になっていて、取り扱い説明書によると100キロを越すと警告音が鳴るとなっている。となれば、一度は聞いてみたい。しかし、筆者の年式のミニエースはパブリカのそれよりもローギアードなデフが入っている。ということは、同じ100キロ出すのでもパブリカよりもより多くエンジンを回さないと同じスピードがでないことになる。東名高速は大雑把に言うと東京から御殿場までは上っており、そこから先は下る。スピードを出すなら御殿場から先ということになるが、御殿場から先も上ったかと思ったら下ったりと細かな地形の変化がある。そこで、沼津から先、地形が安定したところでトライした。地形も手伝って意外なほどあっさりと時速100キロは突破した。しかし肝心の警告音は聞くことなく、警告音のブザーが壊れていることだけがわかった。意気込みの割には結果はショボかった。
05/03/2005