パーシャルフロー危うし!ガスケットの精度落ちる

 パーシャルフローのエンジンに使うアルミのガスケットが補給困難部品になっていることは既報した通りであるが、それを精査したところ、大変なことがわかった。ガスケットの出来があまりよろしくない。外径がコンマ1ミリ大きく内径がコンマ1ミリ小さく、厚さがコンマ1ミリほど薄くなっている。寸法上は多分たいしたことのない数字であるが、以前出ていたものとは寸法が変っているという事実が大きい。これでよしとして出荷されていることが非常によろしくない。まだガスケットだからいいが、精度が必要な部品にこの傾向が及んだらどうだろう。少し寒気のする話である。
06/25/2004

今度こそ始動!44ヨタリフレッシュプロジェクト開始

 修理工場に預けて1年以上、漸く動き出すことにした。とりあえず、今回のリフレッシュプログラムで工場の親父の手を煩わせないところで燃料タンクの錆取からはじめる事となった。タンク自体の錆は酷くないのであるが、こういう機会でもないとなかなかやらないだろう。季節は夏に向けまっしぐら、ミニエースの燃料タンクを処理した冬に比べれば作業がしやすいことこの上ない。ましてやミニエースで経験を積んだ後だからいい仕事をするに違いない。今度の修理開始は本当である。来週の土曜日に我が44ヨタから燃料タンクを外すことになっている。作業をするのは筆者である。
06/21/2004

さあ、部品共販へ急げ!緊急部品情報

 久し振りに部品を取ってみたら、いや、いよいよ補給打ち切りの波はここまで及んでいるのかと目を覆わんばかりの状況に来ていることがわかった。
 簡単におさらいしておくと、トヨタの部品が補給打ち切りになるまでというのは、部品の単価が高くなるか生産困難部品という状態になった後、補給打ち切りとなるのがパターンである。この生産困難部品になると例えば4つ必要だとして、その4つがそれぞれ別々の袋に入ってくる。まとめて頼めなくなり、こうなると共販に勤める女の子から嫌われる。なぜなら一つずつ発注しないといけなくなり手間をかけてしまうからである。この度わかったところでは2U用のバルブコッター(90913−03009)とパーシャルフローエンジン用のオイルラインに使うアルミのガスケット(90430−10069)が生産困難部品になっているのである。
 特にガスケットはいけない。ユニオンボルトをつける時に絶対必要なガスケットである。これが単品で出なくなりつつあるのだ。パーシャルフロー用のガスケットだからといってフルフローエンジンの人は甘く見てはいけない。フルフローエンジンのリターンパイプにはなんとこれが使われているのである。オーバーホールなどしてリターンパイプを外したはいいけれども、いざ組んでみたらガスケットがなくてエンジンが組めないなんて事態もありうるのである。もっとも、オイルフィルターエレメントキットを頼めば必ずついてくるものであるからいざというときは心配はないであろうが、単品で頼めないという事実は衝撃的である。
06/17/2004