15.良くある症状に対処する

燃焼式ヒーターを使っていてよく起こる症状からその対処の仕方です。
Q1.使っているとパイロットランプが薄く点いたり明るく点いたりします。
A.クーリングダクトは閉まっていますか?燃焼式ヒーターを使用するときはクーリングダクトを閉じてください。冷たい空気が入りますと燃焼炉が冷やされて失火します。もう一度点火しようとするためにパイロットランプが薄く点くようになります。 
Q2.パイロットランプが薄暗くついたままです。
A.ガソリンがグロープラグに送られていません。一番最初にノズルが詰まっていることを疑ってください。他にも燃料の通路にマグネットバルブの固着やフューエルレギュレーターのニードルバルブの固着などが考えられます。燃料系の点検をしましょう。
Q3.ヒーターを使うとやたらと燃費が悪くなります。多分リッター500メートルくらい。
A.オーバーフローパイプからガソリンがこぼれていませんか?フューエルレギュレーターのニードルバルブが正常に動いていません。ニードルバルブの固着かフロートのパンクが考えられます。
Q4.ヒューズが切れます。
A.バイメタルスイッチのポイントギャップの調整をしてください。
Q5.パイロットランプが明るく点いているのに温風が送られてきません。
A.マイクロスイッチの不良が考えられます。そのままですとガソリンは供給され続けるのに火は点かないという最悪の状態となります。次に点火するときに爆発的に火が点き、黒々とした煙を伴い運転されます。危険な状態ですので使用を中止しましょう。
Q6.スイッチを入れたのに動きません。
A.ヒューズが切れています。その前に使った時に普通に使えていても次に使おうとしたときに切れていることが良く有りますので一度確認してみてください。