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実は筆者のヒーターのフューエルラインにはフューエルフィルターが入っていません。これでも、パイプやノズルがゴミで詰まったということは3年以上使っていても全くなかったので、フィルターはなくても大丈夫のようです。そもそも消耗品の最たるもののフィルターなどというものが補給されていない現在ではない方がいいでしょう。
作業中、残留したガソリンが零れることがありますが、すぐに火をつけるなど、極端なことをしない限り、引火するということはありません。作業を終えて再びエンジンをかける前に、十分天日でガソリンを蒸発させて、確認をしてから始動しましょう。
これで、ヒーターがヒーターとして機能させることなく送風機として使用できます。ただしこの送風機、涼しい風を送ってくるものではなく、エンジンルーム内の暖気を室内に取り込んでしまうもので、あえて言えば、夏季におけるエンジンオーバーヒート防止のための「エマージェンシーホットエアアウトレツト」と思ってください。ただし、これを使うことは重要です。なぜなら電気部品は使わないと駄目になってしまうので、少しの時間でいいですから使用しましょう。使えばブロアモーターなどが故障する事はありません。
以上のような処置で、ヒーターの寿命は飛躍的に延びます。シーズンインにはこの逆をやっていただければいいのです。