われらが空冷2気筒エンジンのサイドストーリー、それが小型バスのクーラーを駆動するためのパワーソースとなったエンジンの歴史です。
従来、クーラー駆動用サブエンジンに使用されたことがわれらが空冷2気筒エンジンの余生の如く語られてきました。しかし、クーラー駆動用として使われた期間はパブリカに使われたそれよりも実は長いのです。
昭和40年6月にRK170Bライトバスのクーラー駆動用エンジンとして使われ始めて、RU19コースターの生産終了となる昭和52年6月まで、実に12年間もの間地道に使われ続けたわれらが空冷2気筒、その歴史を紐解いてみましょう。