M4A1/76シャーマン・2色迷彩
(アメリカ・1944年-45年)

ワールド・タンク・ミュージアム、
シリーズ1のNo.6。

 第二次世界大戦初期、アメリカ軍が急ピッチで開発・製造をした新戦車。1941年9月に完成した試作車「T-6」が原型で、翌月の10月に「M4中戦車」として正式採用され、月産2,000両を目標に大量生産されました。契約をしたメーカーは計11社に及び、その結果、製造会社ごとに、車体やエンジンに微妙な差が生じてしまいました。そのため形式が「M4〜M4A6」まで存在したのは有名です。中でも「イージー・エイツ」と呼ばれた「M4A3E8」は中戦車としては、非常にバランスの良いもので、同戦車の代名詞となっています。ちなみに「ジャンボ」の愛称で呼ばれたのは「M4A3E2」。1945年5月までの総生産数は49,234両で、戦後も各国に供与され、多数の派生型が登場し存在しました。

 

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