シュトルヒ・砂漠迷彩
(ドイツ・1937年-45年)

ワールド・タンク・ミュージアム、
シリーズ3のNo.44。

 シュトルヒは1935年にフィゼラー社が世に送り出した傑作観測機で、特にそのSTOL性能(短距離離着陸性能)は、テニスコート1面あれば運用が可能と言われているほど優れていました。また最高速度は175km/h、巡航速度は130km/hで、失速速度に至っては51km/hと航空機としては超低速と言っていい部類の航空機でした。ちなみに乗り心地のよさと素直な操縦性と相まって大戦中、ドイツ軍はもとより連合軍も捕獲機を利用。さらに戦後もフランスで生産が続けられ、イギリス軍では小改造を加えて「グリケット」の名をつけて運用されました。

 

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