3号突撃砲G後期型・冬季迷彩
(ドイツ・1944年-45年)

ワールド・タンク・ミュージアム、
シリーズ2のNo.25。

 低い車体構造に大口径砲を直付けする、ドイツ伝統の駆逐戦車のひとつ。「戦車」とは名がついていますが、現代で言う対戦車車両で「歩兵支援車両」とも呼ばれています。砲塔のない一体式の上部構造を持ち、コストが安く量産しやすいデザインは、駆逐戦車共通の利点でした。当時、このアルケット社製3号突撃砲G後期型は、量産中止となった同社の3号戦車の生産ラインをそのまま利用し、主砲防楯はザウコフ形式を採用。この後期型ではリモコン機銃や、近接防御兵器を装備していました。1942年12月から45年3月までに7720両が生産されたほか、修理のため戻ってきた3号戦車173両も3号突撃砲G型へ改装されました。

 

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