ヤクトパンター重駆逐戦車・単色迷彩
(ドイツ・1944年-45年)

ワールド・タンク・ミュージアム、
シリーズ2のNo.22。

 第二次世界大戦当時のドイツ軍戦車で、最優秀との評価が高いパンター中戦車のシャーシを流用し、駆逐戦車としたのが同車です。洗練された形状で、エンジンはパンター中戦車と同じマイバッハHL230P30(700PS)でしたが、トランスミッションは新型に改良され、信頼性と走行性が向上しています。大戦中生産された駆逐戦車の中でも、このヤクトパンターは、その母体のパンター中戦車と同じく、最優秀の評価をうけています。結局、1944年1月から終戦までに392両が生産されました。その昔、田宮模型が同車に独自で「ロンメル戦車」というニックネームをつけ、販売していたのは有名なお話です。年輩で、かつての模型ファンの方の中では「ヤクトパンター重駆逐戦車」というよりは「ロンメル戦車」というほうがピンとくる方が多いようです。

 

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