4号戦車J型中戦車・冬季迷彩
(ドイツ・1944年-45年)

ワールド・タンク・ミュージアム、
シリーズ1のNo.12。

 クルップ・グルゾン4号戦車の最終生産型(J型)。当初は火力支援戦車として開発されたものの、大戦後期には主力戦車として、終戦まで生産が続けられました。足周りは板バネ式スプリングつき複列小型転輪4個4組で、耐久性はよく、不整地走行に威力を発揮しました。(下の写真ではわかりませんが)また、4号戦車シリーズ中、F2型は完成度が高かったようで、「T34カウンター」や「Mk4スペシャル」としての異名をもち、東部戦線や北アフリカ戦線で活躍し、連合軍から恐れられたそうです。余談ですが、大戦後の1964年には、シリア軍の4号戦車がイスラエル軍のセンチュリオン戦車と交戦した記録があるそうです。

 

戻る