めまい−VERTIGO−
前回の"裏窓"に引き続きこちらもヒッチコック監督の作品。
高所恐怖症ゆえに事件に巻き込まれてしまう男の人の話です。
私も高所恐怖症なのでこの男の人の怖さがよくわかります。
ほんとにもう 高い所だと足はすくむは 心臓はバクバクするは、で大変!!
ヒッチコックの映画はこの「主人公が巻き込まれ、追いつめられながら自分でなんとか事件を解決してゆく」のが基本形で、前回の"裏窓"のように自分から事件に首を突っ込んでゆくことはわりと少なめな感じ。
主人公が追いつめられてゆくところに「ハラハラ、ドキドキ」を感じるのかもしれませんね。
ところで ヒッチコックはブロンドびいきだったそうですが、この映画を見るとイヤと言うほど納得。
なぜそう思うのかは観てのお楽しみなのですが、ヒロインのキム・ノヴァクとヒッチコックはあまり気が合わなかったそうで これ以降一緒の仕事はなかったらしいです。
でも私はこの鋭い猫のような感じの女優さんがわりと気に入っています。
他にこれと言って名作を思いつかないのが残念で もっと他にも作品を観てみたいです。
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジェームズスチュワート キム・ノヴァク
(1958年 アメリカ)
(余談)描いていたら娘が「怖い〜」と言っておりました。
確かに鋭い目した方ですよね。
写真によってはいろっぽ〜い雰囲気もあるのですが、私も一応女ですのでそちらの方には反応せず鋭い目をしたキム・ノヴァクの方を描いてしまいました。
(絵と文 2010年8月)
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