ソフィア・ローレン

ひまわり−I GIRASOLI−

メロドラマです。
メロドラマの中のメロドラマでストーリーもよくありがちなものだと思います。
けどずっと観つづけられていゆく名作だと思います。
最初に観た時は小学生ぐらいでソフィア・ローレンのことを「プロポーションのいいおばさんだなぁ。」ぐらいにしか思わなかったのですが、年齢をへてその演技力や魅力に気づきました。
彫の深い顔立ち、大きな目と口元が表情豊かに感情を表し訴えかけてくるのです。
当時のソ連でのロケでは 西側の文化を受け入れたがらないソ連政府の難色をよそに ローレンは大人気だったそうです。

そして共演のマルチェロ・マストロヤンニもリュドミラ・サベリーエワも好演しています。
サベリーエワの清楚な美しさも見逃せませんし、ヘンリー・マンシーニの音楽もとてもステキでした。

そして最後に思ったのは「もう決して戦争して欲しくない!」という思い。
今 現在 この時にもあちこちで紛争があっています。
なぜ人は戦い続けなければいけないのでしょう。。。

出演 ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ リュドミラ・サベリーエワ
(1970年 イタリア作品)

(余談)夫に「これ、誰だと思う?」と、聞いたら「ソフィア・ローレン」とすぐ答えてくれたので載せることにしました。
ローレンはこの映画が「出産」をへて2年ぶりの復帰だったそうですが、私は3年ぶりの絵となってしまいました。
ローレンのすばらしい演技に比べると、と言うか比べようがないほどあまりにも不出来なので情けないです。

(絵と文 2005年6月)

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