主演のナスターシャ･キンスキーが好きで 映画館で１人で観た作品です。
その頃、私はまだ高校生でこの映画のよさがわかりませんでした。
主人公テスの考え方がどうしても理解できず、ただ、イギリスの風景がキレイで ナスターシャが素晴らしく美しかった・・・。それだけの印象でした。
そしてなにより、１７１分という上映時間が長くて、１人で見るには
かなり疲れたというのが記憶として残りました。
でも それから年を重ねていくにつれ テスの気持が理解できるようになりました。
何故テスは あんなにも哀しい生き方を選んでしまったのか？
高校生の時、私にはわからなかったのに、私より一才上のナスターシャがそれを演じきっていたのには 今更ながら驚きを隠せません。
上映時間が長く 話のスピードも遅いので万人向きの映画ではないかもしれませんが、私にとって忘れることができない 是非もう一度観てみたい映画です。
出演 ナスターシャ・キンスキー ピーター・ファース
(余談）ナスターシャの口元にあるのは苺です。
でも、よく出回っている「とよのか」みたいな苺ではなく ワイルドストロベリーのような感じです。
私も ワイルドストロベリーを育てたことがあるのですが、夏の暑さに耐えられず 一年で終わってしまいました。
(絵と文
2002年5月)
