變臉(へんめん)−この櫂に手をそえて−

私がこの映画を観たいと言った時 同居人はあまり気が進まなそうでした。
「おじいさんと子供の話」であることや、文部省(当時)推薦だったことで かなり堅い映画というイメージがあったのだと思います。
それで 同居人の好きな映画を観て、そしてまたこの映画を観ようということにして観た映画です。

でも 観おわった時、堅いというイメージとは全く違ったものになっていました。
私自身も 今までアメリカやヨーロッパの映画ばかりを重視していて アジアの映画を振り向くことはありませんでしたが、この映画は そんな偏見を取り去ってくれました。

映画の世界は広いと 改めて感じたのです。

チョー・レンイン

(余談)主人公の女の子が とても良い演技をしてました。
でも、なかなか彼女の表情を絵で表現することは難しい・・・・。
描き直そうかと思ったりするのですが、そんな時 思い出すのが美術の先生が言った、
「一番厄介なのが本人の贋作」という言葉。
「同じ絵を 同じ情熱を持って描くのは大変難しく、最初の絵のような情熱が次の作品にももてるとは限らない。」だそうで・・・。
技術が高い絵のみが人を感動させるものではないと自分に言い聞かせ、拙い絵を披露してますです。。。。ハイ。。。(T_T)

(絵と文 2002年5月)

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