エアーポンプ
(←は空気の吹き出し口が一つのシングルタイプ)
熱帯魚を飼うためには様々な機材が必要ですが、これはその中の一つの「エアーポンプ」。
レイアウト水槽と呼ばれる水草をメインにした水槽では使用を好まれませんが、大型魚の場合は酸素補給のために使われることが多いらしいです。 我が家では"ろ過装置"として使ってます。 底面フィルターを用いた方法で、エアーの力で下の方の水を上に循環させてろ過する"底面ろ過"と呼ばれる方法です。 私には向いてると思う方法なのですが、ホームセンターの熱帯魚コーナーくらいの小さな売り場だと見かけなくなったのであまり人気が無いのかな?
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(←は上のシングルタイプのエアーポンプの内側。黄色い矢印の部分が上下します。)
ところでこのエアーポンプ、売ってあるケースを見てみると"静かさ"を強調する文字がたくさん! なぜそんなに静かさを宣伝してあるかと言うと、熱帯魚の機材の中では一番音がうるさいから。 もしかしたら他にもうるさい機材はあるのかもしれませんが少なくとも私の水槽周辺用具の中では一番うるさいです。
うるささの原因の一つは泡のはじける音。 泡がブクブクいう音はけっこううるさいのです。
泡が大きければ大きいほど音も大きいし はじけた時 水も飛び散るので、ちっちゃい泡にするために"プラストーン"のような泡を小さくしてくれる道具を使います。
金魚の水槽などでもよく見かけると思います。
これで泡のはじける音もずいぶん軽減されるのですが、何年も経つと水垢が詰まって泡が出なくなるのでプラストーンを買い替えなければいけなくなるのが辛いところです。
再生させる良い方法があればいいのですけど…。
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(←は空気の吹き出し口が二つのダブルタイプ)
そしてもう一つの原因は"モーターそのものの音"と古くなって劣化すると出る音。
エアーポンプの仕組みは、モーターで磁石を回転させSとNの吸いつく力と反発する力を利用してゴム弁を上下させ空気を送っているようです。 この磁石の付近が古くなると不都合が生じ、上のシングルタイプ(上の内側の部分の写真参照)のものだと黄色い矢印で指した部分が磁石に必要以上にひっぱられ擦れてかなり耳障りな音が出るようになっていました。
ダブルタイプのものだと(下の内側の写真参照)黄色い矢印で示した磁石で上下させる部分がお互いにぶつかり合い 大きな音になってしまってました。
ぶつかっても音が出ないようにクッションがしてあったのですが それが劣化してしまったようです。
自分でクッションをつけ直しましたが、あまりぶ厚くすると上下の幅が少なくなり空気が出なくなったり、薄すぎると静かにならなかったり、あるいはすぐにダメになったりでなかなか難しいものでした。
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(←はダブルタイプの内側。黄色い矢印の部分が上下します。)
騒音について自分の経験だとこの位なのですが、他にエアーポンプが劣化して困るところはゴム弁です。
上下させてるところが割れて空気が漏れだします。 ゴムなので仕方が無いのでしょうし、ネットで調べたらゴム弁のみの通信販売もあるようなので利用すると良いかもしれません。 あらかじめゴムが交換できるエアーポンプを買うのも一つの手段かも? ただ、最近はゴムの耐久性も良くなったようで以前ほどは劣化しなくなったような気がします。 が、それでも我が家においてはモーターの耐久性のほうが勝ってます。
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(←はダブルタイプの裏側。)
エアーポンプをひっくり返してみると 下の方は全てゴムでできています。
少しでも騒音を減らそうという企業の努力でしょうか? 以前の物と比べると騒音はずいぶん減ったような気がします。 我が家にあるのは少し前の機種なので、最新の機種はもっと静かなのかもしれませんね。
(2010/7/12)
※上記はあくまでも個人の感想であり、これによってトラブルが発生しても管理人は責任をもてません。
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